販売終了になるって噂も聞いたんだけど・・・
ブルーバッファローは日本でそこまでメジャーではありませんが、
海外ではメジャーなブランドです。
ただ2019年から撤退騒動があり、「だいじょぶなのかな?」と不安になる方も多いはず。
ということで、ペット栄養管理士の筆者がブルーバッファローの療法食について解説していきます。
記事のまとめ
- ブルーバッファローの療法食は販売終了には
ならない→ なる! - ブルーバッファローには6種類の療法食がある
- ブルーバッファローの療法食の特徴は「抗酸化」「グレインフリー」「自然派」
この記事でわかること
ブルーバッファローの療法食は日本から撤退する?
2019年の半ばごろから
「ブルーバッファローの療法食が終売になる」
「ブルーバッファローが日本を撤退する」
という情報が流れ始めました。
この噂に対する正確な情報は、以下です。
ブルーバッファローの療法食は日本で販売継続される- ブルーバッファローの一般食は日本から撤退
ブルーバッファローの療法食の販売元は「日本全薬工業株式会社」です。
日本全薬工業株式会社のHPにはブルーの療法食の取り扱いをしている旨が掲載されています。
なので、ブルーバッファローの療法食は撤退しないというのが事実です。(2019年11月現在)
現在ブルーの療法食を使用している方は安心してください。
メモ
ですが、くり返しになりますが「ブルーの一般食」は撤退しています。
販売量はふつう「一般食>療法食」であることが多いので、療法食もいずれ撤退する可能性はあると考えられます。
↓↓
2020年3月に、ブルーバッファローの療法食も日本から撤退する、ということが決定しました。
HPは上記の写真のままですが、内々にメーカーから病院に情報が流れています。
やはり予想通りの結果になってしまいました。
現在流通している在庫限りで、ブルーバッファローの療法食を使うことはできなくなります。
ブルーバッファローの療法食を使用している方は、早めに別の療法食に切り替えましょう。
このあとの項目で、製品ごとに代替品を紹介しています。
ぜひ読み進めてみてください。
ブルーバッファローの療法食の種類
ブルーバッファローの療法食は、犬猫それぞれ3種類ずつ販売されています。
ロイヤルカナンやヒルズと比べると種類は多くありませんが、
「自然派」「グレインフリー」など、療法食では独自のコンセプトを展開しているの貴重なフードといえます。(後述)
★ブルーバッファローの療法食★
- HF(食物アレルギー用)
- GI(消化器疾患用)
- WU(尿路疾患用)
※3種類それぞれで、犬用と猫用が販売されています。
※ブルーバッファローの療法食は販売規制がかかっており、ネット通販では購入できません。動物病院でのみ購入できます。
それぞれのフードがどのようなものか解説します。
HF
HFはタンパク源に「加水分解サーモン」を使用しています。
サーモンというだけでもアレルギーを引き起こしにくいですが、さらに加水分解をすることで食物アレルギーに配慮しています。
粒は平たい丸形をしています。
「超」がつくほどではありませんが、小粒です。
「犬の77%、猫の70%が好んで食べた」とメーカーから発表されています。
現代の獣医学では、加水分解タンパク質を使ったフードは「食物アレルギーに対して使われることが多い」です。
ただ2019年現在でも、加水分解フードはHF以外を含めて4,5種類ほどしか販売されていません。
HFの代用品を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
-
犬用HFの代替に最適!【グレインフリー&低アレルゲンフード10選】
【猫HFの代替】グレインフリーで低アレルゲンのキャットフード8選
またグレインフリーにこだわりのない方は、こちらも参考になるかと思います。
★あわせて読みたい★
GI
GIは、消化のよい原材料を使った消化器ケア用の療法食です。
またプレバイオティック繊維を含み、健康的な腸内環境にも配慮しています。
ポイント
犬用GIはすべての年齢の犬に与えることができます。
粒は平たい丸形をしています。
小型犬にとっては、少し大きく感じる子もいるかもしれません。
「猫の66%が好んで食べた」という結果がメーカーから公表されていますが、犬の結果は公表されていません。
WU
WUは尿路ケアの療法食です。
低脂肪・低カロリーにもなっているため、「体重のケア」もあわせて行うことができます。
WUは目標尿pHを6.0~6.4に設定し、マグネシウムやカルシウムを制限しています。
粒は平たい丸形をしています。
WUの代用品を知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
またグレインフリーに特にこだわらない方は、こちらも参考になると思います。
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ブルーバッファローの療法食の特徴
ブルーバッファローの療法食の大きな特徴は
- グレインフリー
- 自然派
というところです。
グレインフリー
上で紹介した6種類の療法食のうち、
犬GI以外はすべてグレインフリーになっています。
グレインフリーとは穀物を使用していないとフードのことです。
すべてのペットにグレインフリーを与える必要はないですが、穀物アレルギーをもつケースなどでは重宝されます。
「グレインフリーの療法食」を作っているのはブルーバッファローだけです。
自然派
またブルーバッファローの療法食には自然派の酸化防止剤のみが使用されています。
「合成の酸化防止剤」は使われていません。
ポイント
合成の酸化防止剤で有名なのは「BHA」「BHT」「エトキシキン」です。
これらは、規定量を超えると発がん性が指摘されています。
ヒルズやドクターズダイエット、スペシフィックなどの療法食も自然派の酸化防止剤を使っていますが、ブルーバッファローの療法食も自然派です。
ちなみに、大手の療法食メーカーで「合成の酸化防止剤」を使っているのはロイヤルカナンだけです。
気になる方は以下の記事も読んでみてください。
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ブルーバッファローの療法食についての解説は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!