【公開日:2019年11月6日】
【更新日:2020年2月8日】
こんにちは!ピー子センパイです。

アミノプロテクトケアは犬の食物アレルギー用の療法食ですが、一般的な通販では購入することができなくなりました。
ですが、忙しい方やポイントを貯めたい方にとって
「ネット通販で購入できる」
のはとても重要ですよね!
この問題を解決すべく、
ネット通販で買える、アミノプロテクトの代替品
を、ペット栄養管理士の筆者が紹介させていただきます。
この記事でわかること
アミノプロテクトケアは一般的なネット通販では買えない
アミノプロテクトケアは日本農産工業(株)から発売されている、食物アレルギー用療法食です。
現在は、療法食の中でも
- 通販で買えるメーカーのもの
- 買えないメーカーのもの
があります。
その中で、アミノプロテクトケアなどの「Dr's Careシリーズ」は、2019年からAmazonや楽天市場では買えないよう、規制が強化されました。
よってネット検索しても、販売終了の案内が続出しています。
ポイント
Dr's Careシリーズには食物アレルギー用のアミノプロテクトケア以外に、尿石や消化器、腎臓病、心臓病、ダイエットの療法食があります。
ただ規制と同時に、「どうぶつ病院 宅配便」というDr's Care専用の公式サイトが作られました。
こちらを使えばネット注文で購入が可能です。
※ただし公式サイトでは「動物病院コード」が必要になります。
なので2019年11月現在、アミノプロテクトケアは
「Amazonや楽天市場では買えないけど、公式サイトなら買える」
という状況になっています。
Amazonポイントや楽天ポイントなどを無視できるようであれば、上記サイトを使うといいでしょう。
反対に「やっぱりAmazonや楽天市場でアレルギー用の療法食を探したい」という方は、記事を読み進めてみてください。
アミノプロテクトケアの代替品
アミノプロテクトケアの代替品になるフードは7つあります。
その5つの具体的な紹介の前に、理解しておきたいポイントがあります。
それは「フードで食物アレルギーの対策をする」には2種類の方法がある、ということです。
①加水分解タンパクフード
- アレルギーの原因はタンパク質。
- タンパク質を分解して、アレルギー反応が起こりづらくすることを加水分解という。
- アレルゲンを特定できていない時、いろんな食材にアレルギーを起こす時に使える。
②新規タンパクフード
- アレルギーをおこしづらいタンパク質(鹿肉、アヒル、七面鳥など)を使ったフード。
- アレルゲンを特定できている場合に使うといい。
- 加水分解フードよりコストが安くなることが多い。
アミノプロテクトケアは「①加水分解タンパクフード」の療法食です。
ということでまず、加水分解タンパクフードを3つ紹介します。
アミノペプチドフォーミュラ
アミノペプチドフォーミュラは、ロイヤルカナンの食物アレルギー療法食です。
1kg・3㎏
アレルゲンになるタンパク質がすべて細かく分解されています。
しかも分解レベルも療法食の中で一番細かく、療法食の中で食物アレルギーを起こす確率が一番低いと考えられています。
ただしその分、食物アレルギー療法食の中で、価格は最も高いです。
アミノペプチドフォーミュラの原材料は以下の通りです。
コーンスターチ、加水分解フェザーミール(アミノ酸およびオリゴペプチド)、ココナッツオイル、大豆油、植物性繊維、チコリー、フラクトオリゴ糖、魚油、動物性油脂、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、タウリン、L-トリプトファン、DL-メチオニン、ヒスチジン)、ゼオライト、ミネラル類(K、Ca、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、葉酸、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

アレルギー反応を起こすのはタンパク質です。
「コーンスターチ」はとうもろこしの中からタンパク質を除去したものなので、コーンアレルギーでも問題ありません。
アミノペプチドフォーミュラの粒の形は円型で、少し大きめです。
なので
アレルゲンは特定できていない。そんなに小粒でなくてもOK
という方におすすめです。
z/dウルトラ
1㎏・3㎏・7.5㎏
z/dウルトラはヒルズ食物アレルギー用療法食です。
z/dウルトラも、フードのアレルゲン(タンパク質)がすべて分解されています。
よって食物アレルギーを引き起こす可能性は、かなり低いです。
ただ分解レベルがアミノペプチドより少し大きいです。
それもあってか、価格はアミノペプチドフォーミュラより3割程度安いです。
z/dウルトラに使われている原材料は以下の通りです。
コーンスターチ、加水分解チキン、植物性油脂、セルロース、動物性油脂、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、マグネシウム、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
粒はこの記事で紹介する中で一番小粒で、丸形です。
ということで、z/dウルトラは
小型犬で、アレルゲンが特定できていない
という時におススメです。
低分子プロテイン
1㎏・3㎏・8㎏
低分子プロテインは、ロイヤルカナンの療法食です。
低分子プロテインも加水分解タンパクのフードです。
ただ、1つだけアレルゲンになりうる原材料が入っています。
それはお米です。
なので「お米アレルギー」がある犬には使うことができません。
米、加水分解大豆タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、加水分解レバー(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、フラクトオリゴ糖、魚油、ルリチシャオイル、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(タウリン、L-チロシン)、ミネラル類(Ca、K、P、Cl、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B2、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
こういった条件が付いてしまう分、アミノペプチドフォーミュラやz/dウルトラより価格が安いです。
粒は、少し大きめの丸形です。
ということで、低分子プロテインは
米にはアレルギーはなく、なるべく価格を抑えたい
という時におススメです。
またカロリーを10%カットした,
低分子プロテインライト」もあります。
ここまでの3つが、ネット通販で買える加水分解タンパクフードです。
次に、新規タンパクフードのフードを4つ紹介します。
アレルゲンが分かっていれば、検討するべきです。
HAPPY DOG モンタナ
1㎏・4㎏・10㎏
モンタナはHAPPY DOGシリーズのフードです。
療法食ではなく、総合栄養食のため気軽に試せます。
モンタナは「馬肉」と「ポテト」のアレルギーがなければ、使えます。
ポテト*、ホースプロテイン(17.5%)*、ポテトプロテイン*、ひまわり油、ビートファイバー*、加水分解レバー、菜種油、アップルポマス*(1.3%)、塩化ナトリウム、イースト抽出物*、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、その他栄養素(DLメチオニン、タウリン)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)(*乾燥)
馬肉を使っていることから、低脂肪となっています。
それに比例してカロリーも低く、記事内のフードでいちばん低カロリー(326kcal/100g)です。
とはいえ、抗炎症作用のあるオメガ脂肪酸は豊富です。
またサイズが
- 1㎏
- 4㎏
- 10kg
と幅広く、小型犬から大型犬まで対応できます。
粒は、平たい丸い形をしています。
モンタナは
気軽に新規タンパクフードを試してみたい
という時などにおススメです。
ちなみにモンタナは、Amazonなどでは安くなっていません。
おそらくメーカーが規制をかけているからです。
一方、公式サイトだとポイント還元を行っています。
特に定期購入だと、常に10%分おトクに購入できます。(カード決済なら15%)
定期購入のスパンは以下の通りです。
「少しでもお得に」と思う方は、公式サイトを見てみるのもおすすめです。
公式サイトがどんな感じか知りたい方は、こちらでも掲載しています。
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HAPPY DOG アフリカ
1㎏・4㎏・12.5㎏
アフリカもHAPPY DOGシリーズの総合栄養食です。
「ダチョウ」とポテトのアレルギーがなければ使えます。
ポテトフレーク*(48%)、ダチョウプロテイン(18%)、ポテトプロテイン*、ひまわり油、ビートファイバー*、加水分解レバー、アップルファイバー*(0.8%)、菜種油、海塩、イースト抽出物*、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)その他栄養素(DLメチオニン、タウリン)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)(*乾燥)
ダチョウにアレルギーをもつ犬はかなり少ないと考えられます。
モンタナより脂肪酸の量が少ないですが、希少価値は高いと言えます。
サイズも
- 1㎏
- 4㎏
- 12.5㎏
があります。
12.5㎏があるので、大型犬には最適です。
粒は平たい丸い形です。
アフリカは
大型犬で新規タンパクフードを試したい
という時におススメです。
d/dサーモン&ポテト
3㎏・7.5㎏
d/dサーモン&ポテトは、ヒルズから発売されている食物アレルギー療法食(新奇タンパクフード)です。
製品名の通り、「サーモン」と「ポテト」のアレルギーでなければ使うことが可能です。
原材料を見てみます。
ポテト、ポテトスターチ、サーモン、ポテト蛋白、動物性油脂、植物性油脂、ポークエキス(加水分解)、魚油、フィッシュ、セルロース、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
サーモンやポテトのアレルギーは日本では少ないと考えられています。
なので実際に使える犬はかなり多いと考えられます。
またサーモンには「オメガ―3脂肪酸」が豊富です。
かゆみの軽減が期待できます。
粒のサイズは少し大きめな丸形です。
魚の油が多いためか、少しベタベタする感じがあります。
魚系のフードで、強いかゆみを抑えてあげたい
という時におススメです。
ちなみに同シリーズで、d/dダック&ポテトもあります。
「ダック(アヒル)」と「ポテト」のアレルギーがなければ使うことができます。
セレクトプロテイン ダック&タピオカ
1㎏・3㎏・8㎏
セレクトプロテイン ダック&タピオカは、ロイヤルカナンの療法食です。
「ダック(アヒル)」と「タピオカ」のアレルギーがなければ、使用することができます。
タピオカにアレルギーを持つ犬は、ほとんどいないと考えられます。
なので実際は、ダック(七面鳥)だけを気にすればいいでしょう。
念のため、原材料を確認してみます。
タピオカ、ダック、加水分解家禽*タンパク、食物繊維、動物性油脂、ビートパルプ、魚油、大豆油、サイリウム、フラクトオリゴ糖、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-チロシン、DL-メチオニン、タウリン、L-リジン)、ミネラル類(K、P、Cl、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B2、葉酸、A、ビオチン、B12、D4)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

タピオカはキャッサバ(芋のようなもの)のデンプンのことを言います。

セレクトプロテインダック&タピオカの粒はやや四角い形で、小粒ではありません。
セレクトプロテインは消化器疾患に使うこともあります。
よって
低アレルゲンで、おなかもケアしたい
時に使うといいでしょう。
アミノプロテクトケアの代替品は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!