アミノプロテクトケアがAmazonとか楽天市場で買えなくなってるんだけど、代わりになるフードってないかしら?
アミノプロテクトケアは犬の食物アレルギー用の療法食ですが、一般的な通販では購入しにくくなりました。
ですが、忙しい方やポイントを貯めたい方にとって「ネット通販で購入できる」のはとても重要ですよね!
この問題を解決すべく、ネット通販で買える、アミノプロテクトの代替品を、ペット栄養管理士の筆者が紹介させていただきます。
アミノプロテクトケアは一般的なネット通販では買えない
アミノプロテクトケアはペットライン(株)から発売されている、食物アレルギー用療法食です。
現在は、療法食の中でも以下の2種類があります。
- 通販で買えるメーカーのもの
- 買えないメーカーのもの
その中で、アミノプロテクトケアなどの「Dr's Careシリーズ」は、2019年からAmazonや楽天市場では買いにくくなりました。
ネット検索しても、販売終了の案内が散見されます。
正確には、「まったく出品されていないわけではないが、価格が高いことが多い」という状況です。
ただ同時に、「どうぶつ病院 宅配便」というDr's Care専用の公式サイトが作られました。
こちらを使えばネット注文で購入が可能です。
※ただし公式サイトでは「動物病院コード」が必要になります。
Amazonポイントや楽天ポイントなどを無視できるようであれば、上記サイトを使うといいでしょう。
反対に「やっぱりAmazonや楽天市場でアレルギー用の療法食を探したい」という方は、記事を読み進めてみてください。
\ アミノプロテクトケア /
アミノプロテクトケアについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
-
アミノプロテクトケアは2種類!子犬も使える?違いや口コミまとめ
続きを見る
アミノプロテクトケアの代替品
アミノプロテクトケアと同様のコンセプトの療法食は、4つあります。
その5つの具体的な紹介の前に、理解しておきたいポイントがあります。
それは「食物アレルギーケアのフード」には2種類ある、ということです。
①加水分解タンパクフード
- アレルゲンとなるのは、食品中の「一定サイズ以上のタンパク質」。
- タンパク質を分解することで、食物アレルギーに配慮する。
②新規タンパクフード
- アレルギーをおこしづらいと考えられる、珍しいタンパク質を使ったフード。
- タンパク質を分解はしていない。
アミノプロテクトケアは「①加水分解タンパクフード」の療法食です。
ただ1つだけ、「ポテト」が分解されていない状態でつかわれているため、ポテトアレルギーの際にはおススメできないフードです。
コーンスターチ、ポテトプロテイン、植物性油脂、セルロース、フラクトオリゴ糖、ポテトエキス、ビタミン類(A、D3、 E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、マグネシウム、鉄アミノ酸複合体、鉄、コバルト、銅アミノ酸複合体、銅、マンガンアミノ酸複合体、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン、フェニルアラニン、リジン、ヒスチジン、トリプトファン、イソロイシン、ロイシン、バリン、スレオニン、アラニン、グリシン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
ということで、加水分解タンパクを使った療法食を3つ紹介してきます。
アミノペプチドフォーミュラ
アミノペプチドフォーミュラは、ロイヤルカナンの食物アレルギー療法食です。
1kg・3㎏
フード中のタンパク源がすべて加水分解されていると考えられます。
公式サイトでは以下のように書かれています。
食物アレルギーによる皮膚症状および消化器症状を呈する犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。
この食事の窒素源はアミノ酸およびオリゴペプチドで構成されており、炭水化物源としてコーンスターチを使用しています。
ただしその分、食物アレルギー療法食の中で、価格は最も高いです。
アミノペプチドフォーミュラの原材料は以下の通りです。
コーンスターチ、加水分解フェザーミール(アミノ酸およびオリゴペプチド)、コプラ油、大豆油、動物性油脂、植物性繊維、チコリー、フラクトオリゴ糖、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA+DHA〕源)、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、タウリン、DL-メチオニン、L-トリプトファン、L-ヒスチジン)、ゼオライト、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ミネラル類(K、Cl、Ca、P、Zn、Mg、Mn、Fe、Cu、Se)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、ビオチン、B12、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、A、葉酸、D3、K3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
アレルギー反応を起こすのは、タンパク質です。
「コーンスターチ」はとうもろこしデンプン(炭水化物)なので、コーンにも十分配慮されているといえます。
アミノペプチドフォーミュラの粒の形は円型で、少し大きめです。
\ アミノペプチドフォーミュラをさがしてみる/
z/d
1㎏・3㎏・7.5㎏
z/dは、ヒルズの食物アレルギーケア療法食です。
アミノペプチドと同様、タンパク源はすべて加水分解されていると考えられます。
公式サイトでは以下のように書かれています。
食物有害反応に配慮して加水分解チキンを使用した療法食です。
z/dで使われている原材料は以下の通りです。
コーンスターチ、加水分解チキン、ピーカンナッツ殻パウダー、セルロース、ココナッツ油、亜麻仁、ビートパルプ、大豆油、柑橘類、魚油、クランベリー、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、マグネシウム、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
価格はアミノペプチドフォーミュラより3割程度安いことが多いです。
かつ粒は小粒で、丸い形をしています。
\ z/dをさがしてみる/
低分子プロテイン
1㎏・3㎏・8㎏
低分子プロテインは、ロイヤルカナンの療法食です。
低分子プロテインも加水分解タンパクのフードです。
公式サイトでは、以下のように書かれています。
食物アレルギーによる皮膚症状および消化器症状を呈する犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。
この食事は、食物アレルギーの原因となりにくい加水分解したタンパク源を使用しています。
ただ1つだけ、加水分解されていないタンパク源が入っています。それはお米です。
なので「お米アレルギー」がある犬には使うことができません。
米、加水分解大豆タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、加水分解レバー(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、フラクトオリゴ糖、魚油、ルリチシャオイル、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(タウリン、L-チロシン)、ミネラル類(Ca、K、P、Cl、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、イノシトール、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B2、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
こういった条件が付いてしまう分、アミノペプチドフォーミュラやz/dウルトラより価格が安いことが多いです。
粒は、少し大きめの丸形です。
\ 低分子プロテインをさがしてみる/
またカロリーを10%カットした「,低分子プロテインライト」もあります。
以上がアミノプロテクトケアとおなじ「加水分解タンパク」をメインにした療法食です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!