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アミノペプチドフォーミュラ(猫)が通販で売ってない…理由と解決法

 

猫用のアミノペプチドフォーミュラをネット通販で買おうと思ったんだけど見つからなくて…

なんで売ってないのかしら??

 

猫用アミノペプチドフォーミュラは、Amazonや楽天市場などのネット通販では購入ができなくないようになっています。

ですが、動物病院に行かなくても買う方法はあります。

その方法について、ペット栄養管理士の筆者が解説させていただきます!

※本記事はあくまで参考情報を提供するものであり、実際の診断や使用についてはかかりつけ病院などの指示に従うことをおすすめします。

 

猫用アミノペプチドフォーミュラは通販では売ってない

 

猫用アミノペプチドフォーミュラは、食物アレルギーの猫のケアのために作られている療法食です。

食物アレルギーは、食材の中の「タンパク質」に反応することで起こります。

そこで、タンパク源をすべて加水分解することで、アレルギーに配慮しているのが特徴です。

原材料

コーンスターチ、加水分解フェザーミール(アミノ酸およびオリゴペプチド)、コプラ油、大豆油、植物性繊維、動物性油脂、魚油( オメガ3 系不飽和脂肪酸〔EPA+DHA〕源)、チコリー、フラクトオリゴ糖、マルトデキストリン、デキストロース、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-リジン、タウリン、L-トリプトファン、L-アラニン、L-ヒスチジン、グリシン)、ゼオライト、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ミネラル類(Ca、K、Cl、P、Zn、Mn、Fe、Cu、Se)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、ビオチン、B12、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、A、葉酸、D3、K3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)

 

ロイヤルカナン公式サイトでは、以下のように記載されています。

食物アレルギーによる皮膚症状および消化器症状を呈する猫に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。

この食事の窒素源はアミノ酸およびオリゴペプチドで構成されており、炭水化物源としてコーンスターチを使用しています。

≪特徴≫

オリゴペプチド 食物アレルギーの原因とならないアミノ酸およびオリゴペプチドを使用。
食物アレルゲン排除 食物アレルゲンを排除するための原材料および製造工程。
皮膚のバリア機能 健康を維持することで皮膚が本来持つバリア機能を維持。
抗活性酸素物質カクテル 皮膚の健康を維持するために、複数の抗活性酸素物質カクテル(ビタミンE、ビタミンC、タウリン、ルテイン)を配合。

 

猫用アミノペプチドはメーカーにより、Amazonや楽天市場などに出品されにくいようになっています

基本的には、動物病院でのみ購入する仕組みになっています。

注意ポイント

※犬用アミノペプチドフォーミュラ

犬用のアミノペプチドフォーミュラは規制がかかっていないため、通販で購入できます。

ネット検索で安易に「アミノペプチドフォーミュラ売ってた!」と間違えないよう注意しましょう。パッケージもよく似ています。(袋の写真が「犬」か「猫」かが、見分けるポイント)

犬用アミノペプチドフォーミュラ

 

だからAmazonでは見つからなかったのね。

でも忙しくて、なかなか病院に行けないのよね・・・

 

上記の規制は、忙しい方や通販サイトでポイントをためている方には少し不便に感じるかもしれません。

そのような方のために、「病院に行かずに購入する方法」を具体的に紹介していきます。

 

猫用アミノペプチドフォーミュラを病院に行かずに購入する方法

猫用アミノペプチドフォーミュラを病院に行かずに購入するには、3つの方法があります。

  1. メーカー公式サイトから買う
  2. メルカリなどのフリマサイトで買う
  3. Amazonなどで買える、別の食物アレルギー用の療法食を見つける

 

上記方法を解説します。

 

ロイヤルカナンの公式サイトから買う

上では「Amazonなどで出品されにくいようになっている」と書きました。

しかしメーカー公式サイトはあり、ネットでも購入できるようになっています。

 

検索してみると、猫用のアミノペプチドフォーミュラも掲載されています。

 

公式オンラインサイトではまず、個人情報の登録が必要です。

また病院から発行される「動物病院ID」も必要になります。(発行に対応していない病院もあるようです。)

 

公式オンラインサイトを使えば、いつでも注文できるというメリットがあります。

一方、Amazonなどのポイントはたまりません。

ポイントにはこだわらず、いつでも頼めるならそれでいい」という方は、公式サイトを使うといいでしょう。

メーカー公式サイトを見る

 

フリマサイトを利用する

猫用アミノペプチドは、フリマサイトで売っていることがあります。

  • 「病院でアミノペプチドを買ったけど、食べなくなってしまった」
  • 「別のフードを使うことにした」

という飼い主さんたちが出品しているようです。

【メルカリの出品例】

 

【ラクマの出品例】

 

この方法であれば、フリマサイトのポイントも貯められるので、よく使う方はメリットになります。

しかしフリマサイトでは常に出品があるわけではないので、安定的に購入することは難しいです。

長期的にフードを使用するつもりの方には、この方法はおすすめできません。

メルカリで探してみる

ラクマで探してみる

 

別のアレルギー用療法食を見つける

「中長期でアレルギー用の療法食を使いたい」かつ「よく使うサイトで買いたい」という方には、以下の方法もありかもしれません。

同じコンセプトの、別のアレルギー用療法食を使う。

アミノペプチドフォーミュラ以外で、「加水分解タンパク」を利用した療法食(通販で買えるもの)は、2つ存在しています。

  • 低分子プロテイン
  • z/d

 

くわしく解説していきます。

 

低分子プロテイン

 

低分子プロテインは、ロイヤルカナンから発売されている療法食です。

アミノペプチド同様、食物アレルギーに配慮して「加水分解タンパク質」を使っています。

公式サイトの記載

食物アレルギーによる皮膚症状および消化器症状を呈する猫に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。

この食事は、食物アレルギーの原因となりにくい加水分解したタンパク源を使用しています。

原材料

米、加水分解大豆タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、植物性繊維、ビートパルプ、大豆油、加水分解レバー(鶏、七面鳥)、魚油(ω3系不飽和脂肪酸(EPA/DHA)源)、フラクトオリゴ糖、ルリチシャ油、マリーゴールドエキス( ルテイン源)、アミノ酸類 (DL-メチオニン、タウリン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、P、Zn、Mn、Fe、Mg、Cu、Se、I)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、ビオチン、B6、B2、B1、A、葉酸、B12、D3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)

 

じゃあアミノペプチドフォーミュラとは何が違うの??

 

原材料の先頭をみると、「お米」が使われています。

アレルギーの原因は食品中のタンパク質ですが、低分子プロテインには「米タンパク」が入っているのです。

なので、「米アレルギー」を持つ猫にはおすすめできません。

低分子プロテインの粒は、三角形の粒です。

粒イメージ

価格は、アミノペプチドフォーミュラより3割くらい安くなっていることが多いです。

販売歴も長いため、口コミも多数存在しています。

\ 低分子プロテインをさがしてみる /

 

 

z/d

猫用z/dは、ヒルズの食物アレルギー用の療法食です。

ドライフードと缶詰があり、どちらも加水分解タンパク質が使われています。

共通して公式サイトには、以下のように記載されています。

公式サイトの記載

食物有害反応に配慮して加水分解チキンを使用した療法食です。

 

ただドライと缶詰で「原材料」に少しだけ違いがあり、重要なポイントです。

ドライの原材料

米蛋白加水分解チキン、大豆油、ココナッツ油、チキンエキス(加水分解)、ピーカンナッツ殻パウダー、セルロース、魚油、ビートパルプ、亜麻仁、柑橘類、クランベリー、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類スレオニン、システイン、タウリン、メチオニン、リジン、トリプトファン)、乳酸、ビタミン類B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)

缶詰の原材料

加水分解チキン、コーンスターチ、セルロース、ココナッツ油、ピーカンナッツ殻パウダー、魚油、大豆油、亜麻仁、ビートパルプ、柑橘類、クランベリー、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(システイン、タウリン、メチオニン)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)

 

z/dドライには、「米」のタンパク質が入っています。よって米アレルギーにはおすすめできません。

低分子プロテインと似たようなコンセプトです。

 

一方、缶詰には米も使われておらず、タンパク源は「加水分解チキンのみ」と考えられます。

アミノペプチドフォーミュラと似ています。

メモ

コーンスターチ(缶詰の原材料2番目)は、とうもろこしデンプンのことを指します。

コーンのたんぱく質は除去されていると考えられ、アミノペプチドフォーミュラにも使われています。

 

z/dドライの粒は、平べったい丸型の粒をしています。

粒イメージ

価格は、アミノペプチドフォーミュラより3割くらい安くなっていることが多いです。

 

\ z/dドライをさがしてみる /

 

 

缶詰は、少し固めのパテ状です。

中身イメージ

缶詰なので、アミノペプチドやz/dドライにトッピングして使うこともできます。

z/d缶だけを与える場合は、以下が給与量です。(1缶は156g)

体重 2kg 3kg 4kg 5kg 6kg 7kg
給与量 0.8缶 1.1缶 1.4缶 1.6缶 1.9缶 2.1缶

 

\ z/d缶をさがしてみる /

 

z/dについては、以下の記事でくわしくレビューしています。

 

「猫のアミノペプチドフォーミュラは通販で売ってない?」は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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