「消化器ケア 低脂肪」って、あんまり聞かないメーカーだけど、いいフードなの?
ロイヤルカナンとかヒルズは値段が高くて・・・
うちの犬のおなかのケアに使ってみようかな。
消化器ケア 低脂肪は、おなかのケアのための療法食です。
そのポイントや口コミ、最安値の購入法などをペット栄養管理士の筆者がまとめてみました。
この記事でわかること
消化器ケア 低脂肪・7つのポイント
どんなコンセプト?
公式HPには、以下のように書かれています。
消化器疾患(下痢など)の犬に配慮し、特別に調製された食事療法食です。
この食事は、下痢などの消化器疾患の犬に配慮し、高消化性の原材料を使用し、食物繊維や脂肪の含有量を調整しています。
この記載と商品名より、ポイントは以下に集約できそうです。
- 高消化性の原材料
- 脂肪の含有量を調整※
※実際の数値を見ると、「脂肪が低くなっている」
このような特徴にすることで、胃腸や膵臓などの健康維持に配慮していると考えられます。
ちなみにこのコンセプトは、他の大手メーカーでいうと、以下のような療法食が存在します。
- 消化器サポート 低脂肪(ロイヤルカナン)
- i/d ローファット(ヒルズ)
主要な栄養成分を、比較してみました。
消化器ケア低脂肪
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消化器サポート低脂肪
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i/dローファット
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タンパク質 (以上) |
22.0% | 20.0% | 21.3% |
脂肪 (以上) |
7.0% | 5.0% | 5.7% |
カロリー (/100g) |
341 kcal | 347 kcal | 335kcal |
※保証分析値
一般的なフードにくらべると、かなり類似していることが分かります。
原材料
原材料は、以下の通りです。
ジャスミンライス、鶏肉、小麦、大麦、加水分解動物性タンパク(鶏肉)、タピオカ、油脂類(動物性油脂(鶏)、魚油)、ミネラル類(K、Ca、P、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、アミノ酸(L-トレオニン、DL-メチオニン、L-トリプトファン、タウリン)、酵母、フラクトオリゴ糖、ビタミン類(コリン、E、C、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、A、B2、ビオチン、葉酸、B12、D3)、サイリウム、酵母エキス(マンナンオリゴ糖含有)、ゼオライト、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)、保存料(ソルビン酸カリウム)、マリーゴールドエキス(ルテイン源)
ジャスミンライスや加水分解タンパクなど、「消化の良さ」と「脂肪制限」を意識していることが分かります。
成分
栄養バランスは、以下のようになっています。
タンパク質 | 22.0 %以上 |
粗脂肪 | 7.0 %以上 |
粗繊維 | 2.5 %以下 |
粗灰分 | 7.0 %以下 |
水分 | 10.0 %以下 |
上述の通り、脂肪の量は一般的なフードに比べてかなり低くなっています。
粒の形、味
粒は、丸い小粒タイプ、ベースはチキン味です。
粒イメージ
※記事のもう少し後で、他メーカーとの粒サイズ比較を掲載
ラインナップ
ドライフードのみで、パウチなどのウェットタイプはありません。
ドライフードのサイズは、以下の3つです。
- 100g
- 3㎏
原産国
原産国はタイです。
メーカー情報
ペットゴー株式会社が販売しています。
ペット用品の通販サイト運営で有名で、22022年に東証グロース市場に上場しました。(プレスリリース)
2004年に創業された会社で、リコール※情報は見当たりませんでした。(リコール情報まとめサイト)
※中身の不具合などにより、自主回収が行われること。
企業情報
メーカー | ペットゴー株式会社 |
設立年月日 | 2004年11月17日 |
代表取締役社長 | 黒澤 弘 |
所在地 | 〒164‒0012 東京都中野区本町1‒32‒2 ハーモニータワー12F |
資本金 | 443,438,500円(2022年12月末時点) |
消化器ケア 低脂肪のメリット・デメリットまとめ
ここまでを踏まえ、消化器ケア 低脂肪のメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
- 大手メーカーより安い
- 100gサイズがある
- 粒がかなり小さい
大手メーカーより安い
上述のように、栄養バランスとしてはロイヤルカナンやヒルズと似たフードです。
ただ後発品であることなどもあってか、大手メーカーより価格は20~30%くらい安くなっています。
以下、記事公開時点の楽天市場の価格です。
消化器ケア低脂肪
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消化器サポート低脂肪
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i/dローファット
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3kgの価格 | 5,710 円 | 6,769 円 | 8,240 円 |
シンプルに「高消化&低脂肪」というポイントだけをもとめるなら、お得と言えそうです。
100gサイズがある
また「100g」のおためしサイズが販売されているのも特徴です。
「食べるかどうかわからない」「粒のサイズを確認したい」というときに、便利なサイズです。
100gサイズ(定価:320円)
粒がかなり小さい
またロイヤルカナンやヒルズのフードは粒が大きめです。
それに対し、消化器ケア 低脂肪はかなり小さいサイズで作られています。
粒のサイズを比較して撮影しました。
左から・・・
- 消化器ケア 低脂肪
- 消化器サポート 低脂肪
- i/d 府ローファット
粒の直径 ↓
粒の厚さ ↓
デメリット
- 合成の酸化防止剤が使われている
- ラインナップが少ない
- 大手メーカーとまったく同じではない
合成の酸化防止剤が使われている
原材料の「酸化防止剤」にBHAと没食子酸プロピルが使われています。(大手メーカーは使っていない)
これらは「合成の酸化防止剤」といわれ、規定量を超えるとマウスでの発がん性が指摘されています。
規定量を守っていれば安全とされていますが、気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
-
ロイヤルカナンが使っていた酸化防止剤「BHA」のリスクは?
続きを見る
ラインナップが少ない
消化器ケア 低脂肪は、ドライフードしかありません。
大手メーカーの同コンセプト品では、缶詰や液体タイプなどもあります。
消化器サポート低脂肪の缶(200g)
i/dローファットの缶(156g)
またドライフードでも、長期でつかっていくには現実的に「3㎏サイズ」しかありません。
よって大型犬には割高になり、小型犬には使いきりまでに時間がかかる(酸化しやすい)のがデメリットとなります。
大手メーカーとまったく同じではない
上述の通り、コンセプトや栄養バランスはロイヤルカナンやヒルズとかなり近いです。
ただ食事療法は栄養成分の数字だけで決まるものではなく、大手メーカーでは実際の使用研究にも注力しています。
また「尿ケア」などの、消化器以外へのケアもついていたりします。
よって、「まったく同じ結果が出るとは限らない」というのは、考えておくべきポイントです。
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消化器ケア 低脂肪の口コミ・評判
消化器ケア 低脂肪の口コミを集めてみました。
中立な情報を得るため、公式サイトではなく、Amazonレビューの口コミから抜粋しています。
よい口コミ
生まれつきの疾患でようりょうしょくしか食べられないので、少しでもお安く買えて助かりました。魚の風味がします。
愛犬も 小粒なので 凄い食べやすい様で もうすっかり気に入っています。
気に入らないといつまでも食べないわがままなシバ犬12歳ですが、小粒で食べやすく味も気に入ってくれたようでよく食べてくれています。
よくない口コミ
胆泥症のため低脂肪のフードを探しておりこちらを試してみましたが、下痢までいかないもののウンチが少しゆるくなってしまうようです。
よく食べてくれます。
が、量は、規定より少しだけ少ないのですが、便は柔らかい目かも
上記以外にも口コミは存在しています。
気になる方は、よく使う通販サイトでさらにチェックしてみてください。
\ 口コミをさらに見てみる /
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消化器ケア 低脂肪の最安値の購入法
消化器ケア 低脂肪は、おもに以下の購入方法があります。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo ショッピング
- 公式サイト
そのうえで、記事公開時点での値段を調査してみました。
調査したのは、「3㎏サイズ」の値段になります。(税込)
購入法 | 価格 |
Amazon | 6,281 円 |
楽天市場 | 5,710 円 |
Yahoo | 5,710 円 |
公式サイト | 5,710 円 |
※価格は時期により異なることがあります。
Amazonだけが10%くらい割高になっていました。
ただし値段は常に変動しているので、気になる方はチェックしてみてください。
またすでに、どこかの通販サイトのポイントを貯めている方は、実質的に表の価格よりさらにおトクになります。
\ 価格を調べてみる /
ちなみにネット通販で購入する方は、ポイントサイトを経由してから購入するとさらにお得です。
ポイントサイトを経由するだけでポイントがたまり、ポイントは、いろんなものに交換をして使えます。
- アマゾンギフト券
- マイル
- 電子マネー など
ポイントサイトのイメージ
大手ショッピングサイトの買い物でポイントを貯めるには、それぞれ以下がおススメです。
本記事では、ロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」、ヒルズの「i/dローファット」との比較をいくつかしました。
それぞれのフードについても詳しく知りたい方は、以下も参考にしてみてください。
また「ケア別」でフードを探したい方は、こちらが参考になるかもしれません。
こちらの記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!が