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【ブルーバッファローの療法食】撤退の真実、効果や特徴を栄養士が解説

投稿日:

【公開日:2019年11月12日】

 

こんにちは!ピー子センパイです。

 

飼い主さん
ブルーバッファローの療法食って信頼できるの?

販売終了になるって噂も聞いたんだけど・・・

 

ブルーバッファローは日本でそこまでメジャーではありませんが、海外では利用されることが多いペットフードブランドです。

ペット栄養管理士10年以上のピー子がブルーバッファローの療法食について解説していきます。

 

記事のまとめ

  • ブルーバッファローの療法食は販売終了にはならない
  • ブルーバッファローには6種類の療法食がある
  • ブルーバッファローの療法食の特徴は「抗酸化」「グレインフリー」「自然派」

 

ブルーバッファローの療法食は販売終了になる?

2019年の半ばごろから「ブルーバッファローの療法食が終売になる」「ブルーバッファローが日本を撤退する」という情報が流れ始めました。

この噂に対する正確な情報は以下の通りです。

  • ブルーバッファローの療法食は日本で販売継続される
  • ブルーバッファローの一般食は日本から撤退

 

ブルーバッファローの療法食の販売元は「日本全薬工業株式会社」です。

日本全薬工業株式会社のHPにもブルーの療法食の取り扱いをしている旨が掲載されています。

 

 

日本全薬工業株式会社・ブルーバッファローの案内ページへ

 

なので、ブルーバッファローの療法食は撤退しないというのが事実です。(2019年11月現在)

現在ブルーの療法食を使用している方は安心してください。

 

メモ

ですが、繰り返しになりますが「ブルーの一般食」は撤退しています。

一般的に販売量は「一般食>療法食」であることが多いので、療法食もいずれ撤退の可能性はあると考えられます。

 

 

ブルーバッファローの療法食の種類

ブルーバッファローの療法食は、犬猫それぞれ3種類ずつ販売されています。

ロイヤルカナンやヒルズと比べると種類は多くありませんが、「自然派」「グレインフリー」など、療法食では独自のコンセプトを展開しているので(後述)、貴重なフードといえます。

 

 

★ブルーバッファローの療法食★

  1. HF(食物アレルギー用)
  2. GI(消化器疾患用)
  3. WU(尿路疾患用)

※3種類それぞれに犬用と猫用が販売されています。

※ブルーバッファローの療法食は販売規制がかかっており、ネット通販では購入できません。動物病院でのみ購入できます

 

それぞれのフードがどのようなものか解説します。

 

HF

 

HFはタンパク源に「加水分解サーモン」を使用しています。

サーモンというだけでもアレルギーを引き起こしにくいですが、さらに加水分解をすることで食物アレルギーのリスクを徹底的に下げています

メーカーからは「食物アレルギーの犬の50~80%が改善した」という結果が報告されています。

 

加水分解とは

アレルギー反応を起こすのは「タンパク質」です。

そのタンパク質を小さく分解すると、原材料が何であれアレルギー反応自体が起きにくくなります。

この「小さく分解する」技術のことを「加水分解」と言います。

 

また食物アレルギー以外にも、以下の疾患にも対応しています。

  • 炎症性腸疾患(IBD)
  • 掻痒性皮膚炎
  • 慢性外耳炎
  • 慢性胃腸炎
  • 腸内細菌の異常増殖

 

粒は平たい丸形をしています。

「超」がつくほどではありませんが、小粒です。

「犬の77%、猫の70%が好んで食べた」とメーカーから発表されています。

 

 

 

現代の獣医学では、加水分解タンパク質を使ったフードは「食物アレルギーに対してもっとも有効性が高い」と考えられています。

ですが2019年現在でも、加水分解フードはHF以外を含めて4,5種類ほどしか販売されていません

 

HF以外の加水分解フード(アレルギー食)も知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

GI

 

GIは消化のいい原材料を使った消化器疾患用の療法食です。

またプレバイオティック繊維を含み、腸内環境自体をよくする作用もあります。

メーカーからは「他社製品より1日以上早く、下痢が改善する」という結果が報告されています。

 

ポイント

犬用GIはすべての年齢の犬に与えることができます。

 

消化器疾患とは具体的に、以下の疾患に対応できることを指します。

  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 膵外分泌不全
  • 炎症性腸疾患(IBD)
  • タンパク漏出性腸炎
  • 抗生物質反応性下痢
  • 大腸炎
  • 下痢

 

粒は平たい丸形をしています。

小型犬にとっては少し大きく感じる子もいるかもしれません。

「猫66%が好んで食べた」というテストがメーカーから公表されていますが、犬のテストについては公表されていません

 

 

 

WU

 

WU尿路疾患用の療法食です。

かつ低脂肪・低カロリーにもなっているため、「ダイエット」や「肥満防止」もあわせて行うことができます

 

WUは尿のpHを6.0~6.4にし、マグネシウムやカルシウムを制限しています。

そのため以下の尿路疾患に対応できます。

実際にWUを食べるとRSS値(相対的過飽和度。尿石のできやすさのようなもの。)が低下することが証明されています。

  • ストルバイト尿石を溶かす
  • ストルバイト尿石を予防する
  • シュウ酸カルシウム尿石を予防する
  • 特発性膀胱炎(猫)

 

粒は平たい丸形をしています。

 

 

 

尿石症や特発性膀胱炎は、フード選びの「あう」「あわない」がとても大きいです。

なので「〇〇のフードならどの犬猫も絶対に治る!」ということがありません。

もし尿路疾患で、「効果的な、WU以外の療法食も検討したい」方は以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

 

ブルーバッファローの療法食の特徴

ブルーバッファローの療法食の大きな特徴は「グレインフリー」「抗酸化作用が強い」「自然派」というところです。

 

抗酸化作用が強い

 

ブルーバッファローの原材料には、抗酸化作用を持つ以下の原材料が使われています。

  • クランベリー
  • ブルーベリー
  • リンゴ
  • ブラックベリー
  • ザクロ
  • ほうれん草
  • かぼちゃ

 

これらの野菜や果物の中にはビタミンEポリフェノールケルセチンなどの抗酸化成分が豊富に含まれます

抗酸化成分は「活性酸素」から細胞のダメージを防ぐ作用があります。

 

病気の時には特に活性酸素が増えていて体がダメージを受けやすい状態なので、これらの原材料がとても効果的です。

 

ポイント

抗酸化成分が熱で失われにくい「コールドプロセス製法」という方法で製造しています。

しかもそれらが通常の粒とは別の粒に凝縮されています。(ライフソースビッツ)

 

なので、ブルーバッファローの療法食は抗酸化作用が強いといえます。

 

 

グレインフリー

上で紹介した6種類の療法食のうち、犬GI以外はすべてグレインフリー(グルテンを含む穀物を不使用)になっています。

グレインフリーとは穀物を使用していないとフードのことです。

必ずしもすべての犬猫がグレインフリーのフードを与える必要があるわけではないですが、穀物にアレルギーなどの反応をしてしまうケースでは大変重宝されます。

 

グレインフリーの療法食」を作っているのはブルーバッファローだけです。

 

 

自然派

またブルーバッファローの療法食には自然派の酸化防止剤のみが使用されています

「合成の酸化防止剤」は使われていません。

 

ポイント

合成の酸化防止剤で有名なのは「BHA」「BHT」「エトキシキン」です。

これらは規定量を超えると発がん性が指摘されている酸化防止剤です。

 

ヒルズやドクターズダイエット、スペシフィックなどの療法食も自然派の療法食ですが、ブルーバッファローの療法食も自然派です。

 

ちなみに、大手の療法食メーカーで「合成の酸化防止剤」を使っているのはロイヤルカナンだけです。

気になる方は以下の記事も読んでみてください。

 

ブルーバッファローの療法食についての解説は以上となります。

ブルーの療法食を検討している方の少しでもお役に立つとうれしいです!

 

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