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フード 病気

【猫の腎不全末期】おすすめの食事をペット栄養士が紹介

 

うちの猫が腎不全の末期の状態になっちゃって。。。

どんなフードを与えればいいんだろう?

 

腎不全の末期になると、さまざまな体調の変化が出てきます。そんなときにどんなフードを与えるべきなのか、迷ったり不安になりますよね。

ペット栄養管理士の筆者がおすすめのフードを紹介していきます。

腎不全の末期とは

慢性腎不全は基本的に完治することはなく、症状がすすんでいく病気です。

症状の進行を抑えていく、というのが治療の目的です。

そして慢性腎不全には4つのステージがあります。

「クレアチニン」や「SDMA」という血液検査の数値によって、どのステージにいるかを分類します。

IDEXX社の資料より引用

腎不全の末期というのは、ステージ4を指します。

体内に毒素がたまり、猫にとってはひどく体調替わるいという状態です。(尿毒症)

ただひとくちに「ステージ4」といっても、状況は2つ考えられます。

  1. ギリギリ自分で食べることができる
  2. 自力では食べられない

 

ここから2つの状況に分けて、どんなフードを使えるのかを解説していきます。(すべて腎臓ケアの療法食です)

 

自力で食べることができる場合

腎不全になると口内炎も出てきやすいため、ウェットタイプのほうが食べやすいことが多くなります。(ドライフードだと、口内炎にあたって痛がるため)

なので、ドライタイプに加えてウェットタイプもあるフードを選んでおくと、対応しやすくなります。

メモ

「何も食べない」という状態がいちばんよくないです。

これから紹介するフードをどれも食べない場合でも、他に食べる物があればそれを与えましょう。

栄養バランスは二の次です。

 

腎臓サポート

腎臓サポートは、ロイヤルカナンの療法食です。

慢性腎臓病の猫に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。この食事は、リンの含有量を制限し、高消化性のタンパク質を使用しています。また、猫が好む香りで食欲を刺激し、慢性腎臓病による食欲低下に配慮しています。

 

ドライタイプが3種類、ウェットパウチタイプが2種類あります。

ドライタイプのバリエーションの豊富さではNo.1といえます。

  • ドライタイプ
  • 腎臓サポート
  • 腎臓サポートスペシャル
  • 腎臓サポートセレクション

※サイズは500g、2㎏、4㎏(セレクションのみ4㎏なし)

  • ウェットパウチタイプ
  • 腎臓サポート ウェットパウチ
  • 腎臓サポートフィッシュテイスト ウェットパウチ

※サイズは85g

 

腎臓サポートシリーズは、販売の歴史がとても長く、病院でも取り扱われることの多い製品です。

 

ドライタイプ ↓↓

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ウェットパウチ ↓↓

 

 

k/d

k/dは、ヒルズから発売されている療法食です。

リンやナトリウムなどを調整し、腎臓の健康と食事量の増加をサポートし、腎臓病の愛猫の生活の質(QOL)の向上に役立つことが科学的に証明された療法食です

 

ドライタイプが2種類、缶詰タイプが4種類あります。

缶詰も「ペースト」「シチュー」という2つのカテゴリーに分けられるのが特徴です

  • ドライタイプ
  • k/d チキン
  • k/d ツナ

※サイズは500g、2㎏、4㎏(ツナは4㎏なし)

  • 缶詰(ペーストタイプ)
  • k/d チキン
  • k/d ツナ

※サイズは156g

  • 缶詰(シチュータイプ)
  • k/d チキン&野菜
  • k/d ツナ&野菜

※サイズは82g

シチューとは、肉のかたまりや野菜などが入ったグルメ缶

 

k/dは、日本でいちばん販売歴の長い腎臓フードです。

栄養バランスも随時改良され、信頼性の高いフードといえます。

 

ドライタイプ ↓↓

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ペーストタイプ ↓↓

シチュー缶 ↓↓

 

 

腎臓ケア

腎臓ケアは、アニモンダから発売されている療法食です。

慢性腎不全のネコ(慢性腎臓病=CKD)に対処するために特別に開発された療法食です。タンパク質とリンの含有量を減らすことにより腎機能が支えられます。

 

ドライタイプが1種類、ウェットタイプが6種類あります。

ウェットタイプのバリエーションではダントツのNo.1です。

  • ドライタイプ
  • 腎臓ケア

※サイズは300g、1.2㎏

  • 缶詰(ペーストタイプ)
  • 腎臓ケア 七面鳥
  • 腎臓ケア 鶏
  • 腎臓ケア 牛
  • 腎臓ケア 豚
  • 腎臓ケア 鴨
  • 腎臓ケア 仔牛

※サイズは100g

 

アニモンダは日本ではあまりメジャーではないですが、ドイツ産のヒューマングレード原材料を使ったフードとして人気があります。

またウェットタイプはすべてグレインフリーで、穀物が気になる方も安心して使えます。

アニモンダ公式サイト

 

ドライタイプ ↓↓

ウェットタイプ ↓↓

 

腎臓ケアについては、以下の記事でもくわしく解説しています。

 

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自力では食べられない場合

自力でもの食べられない時は、強制給餌が必要になります。

強制給餌とは、シリンジ(注射器)などを使って口から食べ物をいれてあげることをいいます。寝たきりの場合などが想定されます。

強制給餌のイメージ

強制給餌には、液体や流動状のものが適しています。

 

腎臓サポートリキッド(200ml)

上で紹介したロイヤルカナンの腎臓サポートには、液体タイプの「腎臓サポート リキッド」もあります。

サラサラした完全な液体です。

慢性腎臓病の猫に給与する目的で特別に調整された食事療法食(流動食)です。 この食事は、リンの含有量を制限し、タンパク質の含有量を調整しています。

 

正直なところ、液体タイプでは値段がかなり高いほうです。(1本1,000円くらい)

ただ、付属のキャップをつけると直接シリンジから中身を吸えるようになっているなど、利便性はいちばん高いです。

 

 

また、そもそも「完全な液体の腎臓食」という時点でこれしかなく、希少価値も高いです。

なので、価格にたいしても十分満足できる商品といえます。

 

キドナ(20g)

キドナは、森乳サンワールドから発売されている腎臓食です。

  • 必須アミノ酸食事療法理論を応用し、特に腎疾患の猫に最適な栄養組成となっております。
  • リンを制限してあります。
  • たんぱく質を制限してあります。
  • たんぱく質中の必須アミノ酸含有量は68.5%以上でアミノ酸バランスに優れています。

 

粉末になっており、水やぬるま湯で溶いて液体を作るタイプです。

入れる水の量によって、粘度(サラサラ度)を変えていきます。

 

 

もとが粉末なので保存性が高く、コストパフォーマンスはいちばん高いです。

中も小分けの袋になっているため、使い勝手もよいです。

腎臓病は末期といえども長い付き合いになることも多いです。

そのなかで、価格面を特に重視される方におススメといえます。

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k/d(156g)

上で紹介した、ヒルズのk/d(ペーストタイプ)の缶詰です。

上では「自力で食べられる用」として紹介しましたが、かき混ぜると流動食としても使えるようになります。

中身イメージ

 

この、2通りの与え方ができる(自力でも強制給餌でも)ことが大きな特徴です。

体調が日々変動した場合にも、対応がしやすいフードと言えます。

 

上記以外の腎臓用の流動食について関心のある方は、以下の記事も読んでみてください。

 

腎不全末期はオーナーさん自身大変な状況になることもあるかと思いますが、こちらの記事が少しでもお役に立つとうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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