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雑学

犬や猫の理想の体脂肪率は?

 

犬や猫も太りやすくなる要因はいくつもありますが、そもそも太るってどういうことなのでしょうか?

ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。

 

太る=体重が増える、ではない

PublicDomainPictures / Pixabay

医学的には「肥満」とか「肥満症」といいますが、

分かりやすくするためにこの記事では「太る」と書きます。

 

太る=体重が増えること、

と認識されている方も多いですが、それは正確ではありません。

 

太る=体脂肪がつきすぎること

これが正確な理解です。

 

例えば筋トレをしてボディビルダーのような体になったとしましょう。

筋トレをする前に比べて体重は増えることでしょう。

でもその方を「太った人」とは言いません。

「ガタイのいい人」とか「マッチョな人」というはずです。

 

なので犬や猫の場合でも、

太ったということは体脂肪がついた状態だと考えるべきです。

 

 

犬や猫の理想の体脂肪率は?

greghristov / Pixabay

人の場合、特に男性では体脂肪率を10%切ると一目置かれます。笑

ただそれはアスリートなど一部の人だけで、一般人にとっての理想的(正常)な体脂肪率は15%~20%くらいです。

 

犬や猫もほとんど同じで、犬猫の理想と考えられている体脂肪率は20%前後です。

 

犬や猫で体脂肪率を正確に測定するのは簡単ではありませんが、BCS(ボディコンディションスコア)という方法が体脂肪率と関連が強いといわれています。

BCSは5段階で体型を評価する方法で、真ん中の3が理想体型なのですが、簡単に言うとポイントは2つです。

 

犬や猫の理想体型(体脂肪率20%)

①肋骨の部分を触ってみて、肋骨をうっすら感じられる。

②上から見て腰の部分に少しくびれがある

 

この2つを満たしていれば理想体型で、それがつまり体脂肪率20%くらいの状態になります。

 

ちなみにBCSについてはこちらの記事で「肥満スコア」として詳しく解説しています。

絶対失敗しない。犬のダイエット方法。

 

 

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体脂肪率が増えるとどうなる?

太ると病気になりやすくなる、といわれますがこれは紛れもない事実です。

例えば犬猫では以下のような病気になりやすくなります。

 

太るとなりやすくなる病気

糖尿病

関節炎

尿石症

心臓病

がん

 

少しこむずかしい書き方をしますが、体脂肪が増えるということは体の中に脂肪組織が増えるという現象です。

最近の医学では、「脂肪組織から、炎症物質が放出されている」ことも分かっています。

これが「万病の元」といわれている理由なのかもしれません。

 

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体脂肪率を減らすには?

qimono / Pixabay

 

では犬や猫で体脂肪率を減らすにはどうすればいいのでしょうか?

人では有酸素運動で体脂肪率を効率的に落とせますが、犬や猫で有酸素運動を長時間行うことはあまりできないでしょう。

よって食事や栄養素が重要になります。

 

実は体脂肪を減らすのに効果があると証明された成分があります。

聞いたことがあるかもしれません。

そう、L-カルニチンです。

 

L-カルニチンは、ミトコンドリアに脂肪をとりこみ、効率的にエネルギーに変換するのをサポートしてくれます。

ドラッグストアなどで人用のサプリメントで最近人気ですね。

犬猫でもL-カルニチンのサプリメントがありますし、イエット用のフードにもともとL-カルニチンがたくさん入っている製品もたくさんあります。

パッケージを見て確認してみるといいですね。

 

本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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