ピルポケットが販売再開って聞いたんだけど、ホントなの?
ずっと再販売を待ってたんだ!
上記のような方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。
この記事でわかること
ピルポケット販売中止と、後継品
ピルポケットは、薬を飲ませるのを補助してくれる、グリニーズシリーズのおやつです。
人気のある商品でしたが、コロナの影響により、日本では2021年ごろから販売中止になっていました。
2021年ごろまで販売されていた「ピルポケット」
(左:犬用、右:猫用)
おまけ
ちなみにピルポケットの類似品「ピルアシスト」(ロイヤルカナン)も、ほぼ同時期に販売中止になっていましたね。
しかし2023年、商品名を「お薬サポート」に代え、販売が再開されました。
前と同じグリニーズシリーズであり、パッケージもそっくりです。
グリニーズ「お薬サポート」
ジッパー付きで保存もしやすいこと、やわらかい質感なども共通です。
ビタミン剤を使ってテストしたところ、「100%の犬で投薬が成功した」というデータも発表されています。
お薬サポートの発売は、毎日おくすりをあげている読者さんには、心強い情報です。
販売会社の情報
販売会社 | エランコジャパン株式会社 |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ15階 |
代表取締役 | フィリップ フッゲンベルガー |
問い合わせ | 電話:メール |
ただ成分など、ピルポケットとまったく同じというわけではないので、ここから「ピルポケットとお薬サポートの違い」をまとめていきます!
※ちなみに海外からの並行輸入品なら、ピルポケットはネットで入手できる状況です。
パッケージが英語であること、サイズなど、日本で販売されていた商品との多少の違いを許容できる方は、その選択肢もありでしょう。
お薬サポートとは?ピルポケットとの違い
犬用・猫用の違い
まずピルポケットは「犬用・猫用」が分かれていましたが、お薬サポートは犬猫兼用です。
成分上それが問題になることはないですが、気になる方は避けたほうがよいでしょう。
形の違い
ピルポケットは中が空洞上で、筒状になっていました。
お薬サポートは板状になっており、折り曲げて薬を包み込むことになります。
やわらかさはあるので、個人的におおきな負担は感じません。
板状になってちぎりやすくなったため、薬の大きさによってサイズを変えることもしやすいです。
成分の違い
以下の表が、成分の違いになっています。
お薬サポートの方が、脂肪とカロリーが少なくなったようです。
お薬サポート | ピルポケット | |
タンパク質 | 10.0% 以上 | 11.0% 以上 |
脂質 | 4.5% 以上 | 10.0% 以上 |
粗繊維 | 1.5% 以下 | 1.0% 以下 |
灰分 | 2.5% 以下 | 3.0% 以下 |
水分 | 25.0% 以下 | 31.0% 以下 |
カロリー | 3.7kcal /個 | 9kcal /個 |
原材料の違い
原材料の違いは、以下の通りです。
ベースの味は「チキン」で、どちらも同じです。
お薬サポート | 小麦粉、乾燥チキン、小麦タンパク、粉末水飴、植物性油脂、タンパク加水分解物、酵母エキス、グリセリン、pH調整剤、香料、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、抽出ビタミンE) |
ピルポケット | 乾燥チキン、小麦粉、植物油、小麦グルテン、コーンシロップ、脱脂粉乳、タンパク加水分解物、グリセリン、pH調整剤、増粘安定剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) |
お薬サポートはあらたに、以下の原材料が追加されています。
推測ですが、おもに以下のような目的と考えられます。
- 粉末水飴:増粘安定剤の代わり?
- 酵母エキス:うま味成分?
原産国の違い
ピルポケットはアメリカ産でしたが、お薬サポートは日本産となっています。
価格の違い
価格の違いを、以下にまとめてみました。
国産になり輸送費が下がったのか、単価(1粒当たりの価格)は、お薬サポートの方が少し安くなりました。
また1袋のサイズも小さくなっています。
お薬サポート | ピルポケット | |
価格 | 約 850円 | 約 1500円 |
サイズ | 25g (20個入り) |
90g (30個入り) |
1粒当たりの価格 | 約 43円 | 約 50円 |
※上記価格は、ネット上の平均的な価格を記載。
時期やサイトによって変動する可能性があります。
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本記事は以上となります。
ちなみに、他の投薬用おやつも検討してみたい方は、以下の記事も参考になるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!