
どうやって保存すればいいのかしら?
ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。
この記事でわかること
a/d缶は保存が必要になることが多い
a/d缶はヒルズから発売されている、高カロリー・高栄養の缶詰です。
実際にカロリーを見ると「117kcal/100g」となっており、おなじようなコンセプトのフードの中でも高いカロリーになっています。
味もおいしく、ペースト状なので「シリンジを使った流動食」としても使えます。
ただa/d缶には、1つ難点があります。
1缶に156g入っていて「量が多い」ということです。
つまり、1度に使いきれず、保存をしなきゃいけないことが多いんです。
衰弱しているときなどは、たくさんの量をあげられませんから、余計に使い切りが大変です。
a/d缶の使用期限をメーカーに聞いてみた
そこでヒルズの電話相談室に「a/dは開けた後どれくらい保存できるんですか?」と聞いてみました。
答えはこうでした。
開けた後は冷蔵庫に入れ、長くても2~3日以内に食べきってください。
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a/d缶のおすすめ保管方法
ということで、a/dのおすすめ保管方法を解説していきます。
- 2日以内に食べきれる場合
- 食べきりに2日以上かかる場合
の2つに分けていきます。
2日以内に食べきれる場合
缶詰が腐るのは、「細菌が栄養分を分解するから」です。
なので細菌の活動を抑えることが必要です。
そのために、以下のことが大切です。
①冷やす
②空気に触れないようにする
よって密閉できるタッパーなどに入れ、冷蔵庫で保管する、という方法がおすすめです。
そして使う時には、40℃くらいに温めてから与えましょう。
食べきるのに2日以上かかる場合
ただ上記の方法でも、腐敗の進行を完全に抑えることはできません。
なので、使い切りに2日以上かかる場合は「冷凍する」のがおすすめです。
ただし冷凍と解凍をくりかえすと、結露によりカビの原因になります。
なので
- ラップなどで1回分ずつ小分けして冷凍
- 使う時に1回分だけを、40℃くらいに温めて与える
というやり方にしましょう。
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容量の少ない高カロリー食を使うという選択肢も
ただし、冷蔵や冷凍をすると、確実に風味が落ちていきます。
風味が落ちると「食べさせたいときに食べてくれない」というリスクも出てきます。
なので風味を重視したい場合には、「量の少ない高カロリー食」をはじめから選ぶ方がいいでしょう。
これから紹介する2つの製品は、
- ペースト状
- 高栄養
- 小容量
の三拍子がそろっています。
カロリーエースプラス ムースタイプ
カロリーエースプラス・ムースタイプはデビフペット株式会社から発売されています。
犬用と猫用で分かれていますが、どちらも65g入りでa/d缶の1/3くらいのサイズです。
他にも以下のような特徴があります。
- 「90kcal」と高カロリー(a/dは118kcal)※
- 着色料不使用
- 国産(a/dはアメリカ産)
※100gあたり
犬用カロリーエース・ムースタイプを見てみる ↓↓
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スタミノール
カロリーエースプラスよりさらに少ない量ということになると、「スタミノール」という製品があります。
スタミノールは、アースペット株式会社から発売されているペーストフードです。
1gに5kcalと超高カロリーです。
それでいて犬用は30g、猫用は50gと少ない量なので、とても使い勝手がいいです。
他にも以下のような特徴があります。
- キャップ付きのチューブで、抜群の保存しやすさ
- 国産
- 犬用は「関節ケア」、猫用は「毛玉ケア」タイプもある
犬用スタミノールを見てみる ↓↓


猫用スタミノールを見てみる ↓↓
上記の2商品が、個人的には使い勝手がいいと思います。
「a/dの保存方法と口コミ」に関する記事は以上です。
高カロリーフードについては以下でも解説しているので、興味があれば読んでみてください!