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【ヒルズ】a/d缶は腎臓の悪い猫には危険?代用品もあわせて解説

 

飼い主Aさん

ヒルズのa/dって、腎臓の悪い猫にも使ったらダメなのかな?

うちの猫が良く食べるから、あげたいんだけど・・・

 

上記のような疑問を持っている方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。

a/d缶とは、ヒルズから発売されている療法食です。

 

公式サイトでは、以下のように記載されています。

高たんぱく質高カロリーに調整し、病気や衰弱から回復期のケアに役立つことが科学的に証明。

【ペットへのメリット】

少量で衰弱時の栄養補給ができるようにエネルギー密度、たんぱく質、脂肪を調整。

 

また、かきまぜることでシリンジ(注射器)に入れて使えるくらいトロトロになります。

そのため「流動食として」使うことも多いです。

流動食給与のイメージ

ネット通販を見ると、1缶あたり400円~500円くらいになっていることが多いです。

一般的な缶詰と比較すると、かなり高く感じるかもしれません。

ですが「栄養分への配慮」「流動食としてもあげられること」を考えると、コスパは悪くないと言えるでしょう。

 

a/d缶は腎臓の悪い猫に使えない?

メリットがとても多いa/d缶ですが、腎臓病で弱っているときにも使えるのでしょうか?

答えは「No」です。腎臓が悪い時に使うのはおススメできません。

療法食など、腎臓の健康維持のためには、以下の栄養バランスになっていることが多いです。

  • リンを控える
  • タンパク質を控える
  • ナトリウムを控える

 

具体的に、a/d缶がこの栄養バランスを満たしているのか、見てみましょう。

栄養素 腎臓の健康維持のための推奨 a/d缶
タンパク質 28~30% 44.0%
リン 0.4~0.6% 1.2%
ナトリウム 0.2~0.35% 0.86%

※参考:ペット栄養管理学テキストブック
※乾物量分析値の表記

 

a/d缶はすべての栄養素でオーバー(過剰)していることが分かります。

つまり「a/d缶を腎臓の悪い猫に与えていく=腎臓に負担をかけ続ける」おそれが高いです。

よって、腎臓の悪い猫にa/d缶を与えるのは、避けたほうがいいでしょう。

 

注意

ただし腎臓が悪い猫で「a/dしか食べない」ということなら、a/d缶を与えることも視野に入れる必要があります(かかりつけの動物病院と相談の上で)。

何も食べずにやせていくことが、いちばん体に負担をかけるからです。

 

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腎臓に配慮したウェット療法食5選

ただ一方で、腎臓の健康維持に配慮した缶詰はたくさんの種類が販売されています。

ここからは、5種類の療法食を紹介してみます。

 

k/d缶

1つめは、k/d缶です。

a/dと同じヒルズから発売されており、以下のように記載されています。

リンやナトリウムなどを調整し、腎臓の健康と食事量の増加をサポートし、腎臓病の愛猫の生活の質(QOL)の向上に役立つことが科学的に証明

 

114kcal/100g」(チキン味)と、十分なカロリーです。(a/d缶は118kcal/100g)

上がチキン味、下がツナ味

 

中身イメージ

 

質感(かきまぜるとトロトロになる)というのも、a/d缶と同じですし、サイズも1缶156gで同じです。

さらに、味もチキンとツナの2種類があります。

よって、

  • ときどき味の変化をつけられる
  • 好みの味を見つけられる

というメリットがあります。

a/d缶を検討していた方には、もっとも受け入れやすいフードかもしれません。

 

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腎臓ケア

2つ目は、アニモンダの「腎臓ケア」です。

以下、公式サイトの記載です。

慢性腎不全のネコ(慢性腎臓病=CKD)に対処するために特別に開発された療法食です。

タンパク質とリンの含有量を減らすことにより腎機能が支えられます。

 

カロリーは「127kcal/100g」で、a/d缶よりも高カロリーです。(鶏)

6種類もの味のバリエーションががあるのが、最大の特徴です。(七面鳥、牛、豚、鶏、鴨、仔牛)

質感もa/dに比較的近く、やわらかいパテ状です。

100gと容量も小さめなので、1回で使い切れなかった分の保存もしやすいです。

 

 

 

「味のバリエーションを楽しみたい」「なるべく小容量のウェットフードを使いたい」という方には、とても使いやすいフードです。

1缶当たり350円前後になっていることが多く、a/d缶よりもコストは3割くらい抑えられるでしょう。

 

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k/dシチュー缶

1つ目のk/dには「シチュー缶」というシリーズもあります。栄養バランスはk/d缶とほぼ同じです。

カロリーは「85kcal/100g」です。

上がチキン味、下がツナ味

中身イメージ

 

シチュー缶は、一口大のおいしい肉の塊と肉汁が入っており、食欲の落ちた猫に配慮しています。

適度なとろみもついています。

またチキンとツナの2種類の味が選べるのもうれしいポイントです。

一方で「流動食を使いたい」という時には不向きです。

 

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腎心肝アシスト

4つ目は、スペシフィックの「腎心肝アシスト」です。

 

腎臓への負担を考慮してリンと蛋白質の含有量を制限しています。

またナトリウムを制限することで体液貯留や子宮体高血圧にも配慮しています。

 

カロリーは「158kcal/100gml」です。

 

私の知る限り、腎臓ケアのウェットフードの中でいちばんの高カロリーです。

切れ目を入れられるような固さのウェットフードです。

中身イメージ

1個が100g入りで、a/dより少なめです。

よって「すくなめの量で、かつなるべく高カロリーのものを試してみたい」という方におすすめです。

 

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リナールアクティウェット

5つ目は、FORZA10の「リナールアクティウェット」です。

急性腎不全・慢性腎不全に配慮してタンパク・ナトリウム・リンの含有量を制限した療法食です。

 

カロリーは「82kcal/100g」です。(フィッシュ)

味は「魚(カレイ)」と「ラム」の2種類から選ぶことができます。

植物原材料を多く使うことで、抗酸化成分が豊富なのが特徴です。

サイズは、腎臓ケアと同じ100gです。

質感は腎臓ケアよりもすこし固い印象があります。

 

価格は紹介している5つの中で、もっともg単価が安いです。

なるべくコストを抑えたい方におすすめの腎臓用ウェットフードです。

 

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「a/d缶は腎臓の悪い猫には危険?」の記事は以上です。

ちなみに上記以外のウェットフードを知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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