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スタミノールは腎不全の猫に使うと危険?ペット栄養管理士が解説。

【公開日:2020年1月31日】

 

飼い主さん
うちの猫が腎不全なんだけど、スタミノールをあげても大丈夫かしら?

 

上記のような疑問・不安をペット栄養管理士歴10年の筆者が解決します!

 

 

スタミノールとは

スタミノールはアース・ペット株式会社から発売されている、高栄養のペーストです。

通常の「スタミノール」と「スタミノール毛玉ケア」の2種類があります。

 

※毛玉ケアは繊維を多くして毛玉吐きを軽減する作用あり。

 

 

DHAやビタミンEを高配合した、回復を促進してくれる栄養バランスです。

 

そして何より1gあたり5kcalのカロリーが入っています。(2種類とも)

これは「超」がつくほどたっぷりのカロリーで、弱っている時の栄養補給に最適です。

 

 

ただスタミノールは「総合栄養食」ではありません。

あくまでスタミノールは「栄養補完食」に位置付けられています。

 

総合栄養食と栄養補完食

  • 総合栄養食 → 主食として長期に食べさせてOK。
  • 栄養補完食 → 主食としては栄養バランスが偏る。あくまでトッピングや短期使用。

 

 

 

スタミノールを腎不全の猫に使うと危険?

結論から言うと、

スタミノールは、「トッピング程度」なら腎不全の猫に使っても大丈夫

です。

 

腎不全の治療では、以下の栄養バランスにすることが大切です。

  • リン少なめ
  • タンパク質少なめ
  • ナトリウム少なめ

 

そこで腎不全用の療法食(主食で使える)とスタミノールの栄養バランスを比較してみます。

 

スタミノール スタミノール毛玉 療法食A 療法食B
粗タンパク質 3%以上 3%以上 6.0%以上 8%
粗脂肪 40%以上 37%以上 4.0%以上 8%
粗繊維 1%以下 2%以下 1.5%以下 0.8%
粗灰分 1%以下 1%以下 2.2%以下 1.2%
水分 19%以下 19%以下 78.0%以下 77%

※A=k/d缶チキン(ヒルズ)

B=腎臓サポートパウチ(ロイヤルカナン)

 

残念ながらリンとナトリウムの正確な量は非公表ですが、タンパク質の量はスタミノールが一番少ないです。

またタンパク質とリンの量は比例することがほとんどなので、リンの量も少ないと考えられます

ですので、スタミノールを腎不全の猫にトッピングで使うのは問題ない、と言えます。

 

 

飼い主さん
よかったー。

ただタンパク質もリンも少ないなら、主食としても使えるんじゃない?

 

確かに上記の点だけ見れば、腎不全の猫が主食や長期で使うのも問題ないように見えます。

ただスタミノールは脂肪の量が圧倒的に高いです。

よって消化器系に負担をかけ、下痢や膵炎のリスクが高いと考えられます。

 

なのでスタミノールをメインにして長期的に使うのはおススメできません

(そもそも1本50g入りなので、主食として使うのはコスト的に難しいと思いますが・・・)

 

 

腎不全の猫が長期で使える流動食(ペーストを含む)を探している方はこちらの記事を読んでみてください。

 

「スタミノールを腎不全の猫に使うと危険?」の記事は以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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