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ロイヤルカナンの腎臓サポートは3種類ある!違いをペット栄養士が解説。

投稿日:

【公開日】2019年12月3日】

 

こんにちは!ピー子センパイです。

 

飼い主さん
うちの猫が腎臓病で、獣医さんから「腎臓サポート」をすすめられたんだ。

3種類くらいあるみたいなんだけど、どう違うの? どれでもいいの?

 

猫用の腎臓サポートには3種類があります。

その3種類の効果・原材料・粒(味)・価格の違いについて、ペット栄養管理士歴10年以上のピー子が解説していきます!

 

ロイヤルカナンの猫用・腎臓サポート

2019年現在、猫の腎臓サポートは3種類が発売されています。

  1. 腎臓サポート
  2. 腎臓サポートスペシャル
  3. 腎臓サポートセレクション

 

1→2→3の順で発売されてきました。

 

飼い主さん
なんでそんなに種類がたくさんあるの?

 

猫は腎不全になると、食欲が落ちたり、味覚が変わったりします

つまり「腎臓病の療法食を食べない」可能性がでてきます。

慢性腎臓病で食事療法はとても大事な意味を持つため、どれかは食べてくれるようにと種類が増えているんです。

 

 

腎臓サポートの違い

では3種類の腎臓サポートの違いを解説していきます。

※パッケージの製品名を囲んでる部分の色で製品名を見分けられます。

  • 囲いなし → 腎臓サポート
  • 水色 → 腎臓サポートスペシャル
  • オレンジ → 腎臓サポートセレクション

 

 

栄養バランスの違い

猫が慢性腎臓病になった時には、以下の3つの栄養素を減らす必要があります。

  1. タンパク質
  2. リン
  3. ナトリウム

 

上記の栄養素を中心に(赤字)、腎臓サポートシリーズの栄養バランスを比較してみます。

 

腎臓サポート 腎臓サポート

スペシャル

腎臓サポート

セレクション

タンパク質 (g) 5.9 6.6 6.0
リン (g) 0.08 0.11 0.10
ナトリウム (g) 0.10 0.10 0.11
カロリー (/100g) 392kcal 393kcal 411kcal
灰分 (g) 1.5 1.6 1.6
食物繊維 (g) 2.7 2.7 2.4
脂肪 (g) 4.3 4.3 5.2
カリウム (g) 0.23 0.23 0.22
EPA+DHA (mg) 107 104 100

※100kcalあたりの栄養素量

 

3種類とも「腎臓サポート」という同じ名前がついているように、基本的な栄養バランスはほとんど同じです。

腎臓に配慮すべき3つの栄養素はすべて控えめになっているので、効果も大きな違いはないといえます。

 

ただ細かい点にこだわるのであれば、以下のように言えそうです。

ポイント

  • タンパク質、リン、ナトリウムの量は「腎臓サポートが一番低い」ため、どれでも食べるなら腎臓サポートがよさそう
  • カロリーは「腎臓サポートセレクションが一番高い」ため、やせてきている場合には腎臓サポートセレクションがよさそう

 

原材料の違い

腎臓サポート

コーンフラワー、米、動物性油脂、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、大豆分離タンパク(消化率90%以上)、植物性繊維、コーン、コーングルテン、加水分解動物性タンパク、チコリーパルプ、肉類(鶏、七面鳥)、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L‐アルギニン、DL‐メチオニン、タウリン、L‐リジン)、ゼオライト、ミネラル類(K、Cl、Ca、Na、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12、)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

 

腎臓サポートスペシャル

米、超高消化性豚タンパク(消化率90%以上)、コーンフラワー、コーン、動物性油脂、コーングルテン、植物性繊維、加水分解動物性タンパク、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、チコリーパルプ、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-リジン)、ゼオライト、ミネラル類(K、Cl、Ca、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

 

腎臓サポートセレクション

動物性油脂、米、加熱処理済み小麦粉、超高消化性豚タンパク(消化率90%以上)、小麦粉、植物性繊維、コーングルテン、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、加水分解動物性タンパク、魚肉、チコリーパルプ、魚油、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-アルギニン、タウリン、L-リジン、L-トリプトファン)、ゼオライト、ミネラル類(K、Cl、Ca、Na、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

 

使われている原材料の種類に大きな差はありませんが、使用されている量に多少違いがあります。(前に書かれているほど使用されている量が多いです)

 

特に腎臓サポートセレクションに最も多く使われているのが「動物性油脂」です。

粒の香りづけにたくさん使われていると考えられています。

実際に腎臓サポートセレクションの香りが3種類の中で一番強く感じます

 

また腎臓サポートシリーズにはすべて「サイリウム」が使われています。

慢性腎臓病の時には便秘になりやすいですが、サイリウムには便秘を改善する効果があります。

他のメーカーの腎臓用療法食にサイリウムが使われていることはほとんどないため、これは腎臓サポートシリーズの強みと言えます。

 

 

粒の違い

3種類の腎臓サポートの最大の違いともいえるのが粒の形粒の構造です。

3種類の粒を並べてみてみます。

 

 

粒の形の違い

  • 腎臓サポート → 丸い形
  • 腎臓サポートスペシャル → 三角形
  • 腎臓サポートセレクション → 四角形

粒の大きさの違い

セレクション > スペシャル > 腎臓サポート

 

となっていることが分かります。

 

飼い主さん
腎臓サポートセレクションの粒は、けっこう大きく感じるわ。

 

実は腎臓サポートセレクションの粒の中は2層構造になっていて、中にうまみ成分が入っています!

この工夫は腎臓病で食欲が落ちた猫が、よりおいしく食べてくれるようにするための工夫だとのこと。

 

 

腎臓サポートセレクションは香りも強いので(上述)、3種類の中で腎臓病の猫が食べてくれる可能性がもっとも高いと考えられます

 

ポイント

ネコ科動物は自分より大きい獲物も食べていたため、粒の大きさは好みにあまり影響を与えないと言われています。

 

価格の違い

猫の腎臓サポート3種類の価格は以下のようになっています。

いずれも記事作成時点でのAmazon調べです。

 

腎臓サポート 腎臓サポートスペシャル 腎臓サポートセレクション
500g 1,515円 1,524円 1,861円
2kg 3,884円 3,884円 4,358円
4kg 6,220円 6,730円 なし

 

  • 腎臓サポートと腎臓サポートスペシャルの価格は、4㎏以外はほぼ同じ
  • 腎臓サポートセレクションは、2割ほど高い

 

という設定になっています。

 

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「猫の腎臓サポートの違い」についての記事は以上となります。

猫の腎臓病用フードについては以下の記事でも解説していますので、ぜひ読んでみてください!

 

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