【公開日:2019年12月8日】
こんにちは!ピー子センパイです。

どんなメリット・デメリットがあるのかな?
ペット栄養管理士歴10年以上のピー子が、犬用メタボリックス+ユリナリーの「5つのメリットと3つのデメリット」を解説していきます!
この記事でわかること
メタボリックス+ユリナリーのメリット
複数の病気をまとめてケアできる
犬用メタボリックス+ユリナリーは、「メタボリックス」という製品と「c/dマルチケア」という製品が合体したフードです。
メタボリックスもc/dマルチケアも病気のための療法食です。
なので、メタボリックス+ユリナリーは「複数の病気や不調をまとめて管理できる」ということになります。
具体的に、メタボリックス+ユリナリーがケアできる病気は以下のものです。
メタボリックス+ユリナリーが管理できる病気
- 肥満
- 高脂血症
- 胆泥症
- 高ALP
- 糖尿病
- ストルバイト尿石
- シュウ酸カルシウム尿石
つまり「高脂血症もあって、シュウ酸カルシウム尿石もある」「胆泥症と高ALPを両方ケアしたい」などの使い方が可能だということです。

メタボリックス+ユリナリーには「脂質代謝を高める」作用があります。
①~⑤の病気は共通して「脂質代謝が落ちて引き起こされる」ことが多いので、メタボリックス+ユリナリーが効くと考えられます。
それ以外にも「尿のpHをコントロールし、尿石の材料になるミネラル分が低い」という特徴もあります。
これは尿石ができにくい製品になっているということです。
よってこれらがあわさって複数の病気に対応できるフードになっています。
それぞれの病気に関心がある方は以下の記事も参考にしてみてください。
ダイエット能力が高い
くり返しになりますが、メタボリックス+ユリナリーは「脂質代謝を高める作用」があります。
それはつまり体の中の脂肪が消費されやすくなるということなので、ダイエットにも効果てきめんです。
もちろんダイエットにも使えますし、肥満防止にも使えます。
メタボリックス+ユリナリーでは、以下の原材料が脂質代謝を高めることに役立っていると考えられます。
原材料 | 効果 |
カルニチン | 脂肪の燃焼を促進する |
トマト | 脂肪の燃焼を促進する |
ココナッツオイル | 体に脂肪がつきにくい |
ポイント
一般的なダイエット用のフードはカロリーが低いだけです。
脂質代謝が高まるという作用があると、多少のおやつなどをあげても痩せられる可能性が高まります。
小粒で小型犬にもあげやすい
メタボリックス+ユリナリーの粒はかなり小さめです。(粒サイズは1種類のみ)
実際に1円玉と比較してみます。
日本で飼われている犬のTOP3はトイプードル、チワワ、ダックスフントの小型犬で、これは2016年から変わっていません。(ペットフード協会調べ)
そういった意味でも、小粒であることで喜ぶ飼い主さんも多いはずです。
サイズが豊富
メタボリックス+ユリナリーは、以下のラインナップで発売されています。
犬用メタボリックス+ユリナリーのラインナップ
- 1㎏
- 3㎏
- 7.5㎏
最近のドッグフードは3㎏までしか発売されていない、などという製品もたくさんあります。
ですがそれだと、中型サイズ以上の犬を飼っている方にとってはコスパが悪いですよね。(袋のサイズが大きくなると、単価が安くなるから)
メタボリックス+ユリナリーには7.5㎏サイズまであるので、中型犬や大型犬にも使いやすいといえます。
メモ
フードは開封すると酸化が進んでいき、酸化が進んだフードは犬の健康に良くないです。
犬の体重に合わせて「1か月くらいで使い切れるサイズ」を買うようにしましょう。
ネット通販でも購入できる
メタボリックス+ユリナリーは、効果が保証された療法食です。
実際に、療法食が本当に効果があるのかを評価するVDECという機関にも認定されています。
ダイエットや尿石などに効果のある療法食は他のメーカーなどにもありますが、Amazonや楽天市場などで買える療法食は限られています。
そのなかでメタボリックス+ユリナリーはAmazonや楽天市場などのネット通販でも購入できるようになっています。
なので動物病院にフードを買いに行く手間も省けますし、ネットのポイントも貯めていくことができるので一石二鳥です。
メタボリックス+ユリナリーのデメリット
ただ、いいことばかりに見えるメタボリックス+ユリナリーにも、デメリットはあります。
食物アレルギーには配慮されていない
最近では食物アレルギーをもっている犬が増えている印象があります。
なのでダイエットや尿石のケアと同時に、食物アレルギーもケアしたい犬もいるかもしれません。
ですが、メタボリックス+ユリナリーは食物アレルギーをもつ犬には使えない可能性が高いです。
特別、食物アレルギーを考えて作られてはいないフードだからです。
メタボリックス+ユリナリーのアレルゲンを記載しておきます。
メタボリックス+ユリナリーに含まれるアレルゲン
- 米
- 小麦
- トウモロコシ
- トマト
- チキン
- エンドウマメ
- ココナッツ
ドライタイプしかない
メタボリックス+ユリナリーはドライタイプしか作っていません。
缶詰やレトルトパウチなどのバリエーションはありません。
なので、「缶詰しか食べない」「ドライフードだと好き嫌いが激しい」などの特徴がある犬にはあまり向いていないかもしれません。
価格が割高
メタボリックス+ユリナリーは、「ダイエットのためだけの療法食」「尿石ケアだけの療法食」よりも割高になります。
複数の病気を管理できるため、これは仕方のないことかもしれませんが・・・
メタボリックス+ユリナリーは「メタボリックス」という製品と「c/dマルチケア」が合体した製品です。
それらと価格を比較してみます。
【2019年12月8日時点のアマゾン価格】
メタボリックス+
ユリナリー |
メタボリックス | c/dマルチケア | |
1kg | 2,850円 | 2,378円 | 2,222円 |
3kg | 5,639円 | 5,535円 | 4,953円 |
7.5kg | 12,888円 | 9,765円 | 9,123円 |
メタボリックス+ユリナリーは他より1割~2割程度、高くなっていることが分かります。
なので「ダイエットだけしたい」「尿石のケアだけが必要」などと言う場合には、メタボリックス+ユリナリーを使うと割高になってしまいます。
メタボリックス+ユリナリー ↓
メタボリックス ↓
c/dマルチケア
犬用メタボリックス+ユリナリーのメリット・デメリットに関する記事は以上となります。
犬の飼い主さんたちの少しでもお役に立つとうれしいです!