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【ロイヤルカナン】犬の腎臓サポート缶詰が売ってない!代用品は?

慢性腎不全のイヌ(慢性腎臓病=CKD)に対処するために特別に開発された療法食です。タンパク質とリンの含有量を減らすことにより腎機能が支えられます。

この食事はグレインフリーですので、穀物不耐性のイヌにも適しています。

慢性腎不全のイヌ(慢性腎臓病=CKD)に対処するために特別に開発された療法食です。タンパク質とリンの含有量を減らすことにより腎機能が支えられます。

この食事はグレインフリーですので、穀物不耐性のイヌにも適しています。

いつも買ってる「腎臓サポートの缶詰」が売ってないんだけど・・・

うちの子は、それしかあげちゃダメなんだよね。どうしよう・・・

 

このようにお困りの方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が以下のポイントをを解説していきます。

  • 売ってない原因
  • 解決法

解決法はありますので、あきらめないでくださいね。

 

腎臓サポートの缶詰が売ってない【欠品、品薄】

腎臓サポートは、ロイヤルカナンの療法食です。

 

その名の通り、腎臓病の犬のケアのためのフードです。

公式サイトでは、以下のような栄養バランスについての記載があります。

慢性腎臓病の犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食です。

この食事は、リンの含有量を制限し、高消化性のタンパク質を使用しています。

 

犬の腎臓病では、食事療法をすすめられることが多いです。

そんななか、腎臓サポートが欠品、品薄の状態が続いています。(記事公開時点)

※ドライフードと缶詰がありますが、現在欠品しているのは「缶詰」のほうです。

 

通常だと腎臓サポートの缶詰は、動物病院や通販で広く購入できるようになっています。

しかし5月あたりから「欠品」になっていたり、「通常価格の5倍くらい価格が高騰」などの現象が起きています。(通常は1ケース:3,500円くらい)

 

Amazonでの検索結果

 

楽天市場での検索結果

 

なぜこのような現象が起こっているのでしょうか?

 

腎臓サポートの缶詰が売ってない理由

腎臓サポートの缶詰が欠品、品薄になっている原因は、他のメーカーに原因があります。

そのメーカーとは「ヒルズ」です。ヒルズはロイヤルカナンとならび、療法食の大手メーカーです。

 

ヒルズでも「腎臓ケア・k/d」という缶詰を作っており、かなりの売れ筋商品です。

それがコロナ禍で長期の欠品をしてしまいました。(参考記事:【2021年】ヒルズ缶詰が売切れ続出!最新在庫状況と代用品まとめ

 

腎臓ケア・k/dの缶詰

 

つまり、こういう現象が起こったのです。

k/dを使っていた方が、腎臓サポートに乗り換えた

腎臓サポートの生産が追い付かず、品薄になった

 

腎臓サポートの缶詰があおりをくらってしまった、ということですね。

 

そうなんだ・・・

もともとはロイヤルカナンの問題ではないんだね。

 

今まで腎臓サポートの缶詰を使っていた方にとっては、なんともやるせない状況ですが、病気の治療を進めていくには何とかするしかありません。

というわけで、これから対処法を紹介していきたいと思います。

 

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腎臓サポートの缶詰の代用品【解決法】

 

ペット栄養管理士の目線からいうと、「腎臓ケアができる別の療法食に代える」というのが、いちばんよい選択かと思います。

「療法食をやめる」「手作り食を作る」という選択肢を考えている方もいるかもですが、以下の理由からおすすめできません。

  • 療法食をやめる
    → 体内の老廃物を軽減しにくくなる。
  • 手作り食を作る
    →リンやタンパクなどを控えた食事を、愛犬が食べるように作るのは難しい。(おいしさに深く関わっているため)
    療法食は低タンパク、低リンでも食べてくれるよう、香りや食感に工夫をしています。

 

というわけで、「腎臓サポートの代替品」を、2つのポイントに分けて紹介していきます。

 

ドライフード

まずドライフードを食べられるのであれば、選択肢はとても広がります。場合によっては、ふやかしてあげてもいいでしょう。

くり返しですが「腎臓サポートのドライタイプ」は、まったく欠品していませんし、通常の価格のままです。

缶詰からシフトする際に、もっとも安全な選択肢だと言えます。

 

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また腎臓サポートのドライには、嗅覚への刺激をコンセプトにしたタイプもあります。(腎臓サポートセレクション)

 

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※腎臓サポートとセレクションの詳しい違いは、こちらの記事で解説。

 

また上で紹介した、ヒルズの「腎臓ケア・k/d」も、ドライフードなら問題なく購入できます。

腎臓サポートと同等レベルのケアが可能です。

 

【栄養成分の比較】

腎臓サポート k/d
タンパク質 14.1 g 14.0 g
リン 0.20 g 0.22g
ナトリウム 0.35 g 0.18g

※400kcalあたりの栄養素量

 

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これら3つが、ドライフードの療法食としてはいちばん使いやすいです。

ただそれ以外の療法食にも関心がある方は、以下の記事も参考にしてみてください。

【どれがいい?】犬の腎臓病フード15選。食べない時の対策も解説。

続きを見る

 

 

ウェットフード

とはいえ、「ドライフードは食べないから缶詰を使いたい」「ドライフードへのトッピングとして使いたい」という方もいるでしょう。

そういった方のために、腎臓ケアができるウェット療法食を3つ紹介していきます。

すべて腎臓サポートと同じ「ローフタイプ」の質感です。

 

アニモンダ 腎臓ケア

 

 

ドイツ生まれのアニモンダは、30年以上の歴史がある療法食メーカーです。(インテグラプロテクト、というシリーズ名です)

腎臓ケアの公式ページでは、以下のように記載があります。

慢性腎不全のイヌ(慢性腎臓病=CKD)に対処するために特別に開発された療法食です。

タンパク質とリンの含有量を減らすことにより腎機能が支えられます。

この食事はグレインフリーですので、穀物不耐性のイヌにも適しています。

 

 

「腎臓ケア」は、グレインフリーであるのはもちろん、「豚・鶏」の2種類の味があるのもうれしいポイントです。

安い療法食とは言えませんが、腎臓サポートよりはかなりお安く買えます。

ただ価格は常に変動していますので、気になる方は随時チェックしてみてください。

 

 

リナールアクティ ウェット

 

リナールアクティ ウェットは、FORZA10の療法食です。

FORZA10はイタリア産の療法食シリーズで、20年以上の歴史があります。またイタリア獣医師会が推奨しているフードでもあります。

愛犬の急性腎不全・慢性腎不全に配慮してタンパク・ナトリウム・リンの含有量を制限した療法食です。

 

原材料にセイヨウタンポポなどの植物がつかわれ、抗酸化成分が豊富です。

フィッシュとラムの2種類の味から選ぶことが可能です。

 

 

 

腎心肝アシスト CKW

腎心肝アシストは、スペシフィックの療法食です。

ロイヤルカナンやヒルズほどメジャーではないメーカーですが、日本の動物病院での取り扱いは多いです。

カタログには、以下のように記載されています。

腎臓への負担を考慮してリンと蛋白質の含有量を制限しています。

また、ナトリウムを制限することで体液貯留や糸宮体高血圧にも配慮しています。

 

製品名の通り、腎臓だけでなく、心臓や肝臓のケアにも配慮しています。

また「100g」「300g」の2サイズから選べるため、小型犬から大型犬まで対応しやすいです。

味は「ポーク」です。

 

 

 

「腎臓サポートの缶詰が売ってない」の記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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