フード 病気

【どれがいい?】犬の腎臓病フード15選。食べない時の対策も解説。

【公開日:2021年1月11日】

 

飼い主さん
うちの犬が腎臓病になっちゃって。

フードの変更はしたほうがいいのかな?使うとしたらどれがいいんだろう?

 

この記事は以下のような疑問を持つ方に向けて、ペット栄養管理士が解説しています。

  • フードを使った方がいいのか悩んでいる
  • どのフードを使えばいいか分からない
  • 食欲が落ちているときの対策を知りた

 

腎臓病の犬には、食事管理が欠かせない

腎臓は、体の老廃物をあつめ、尿として排泄させる役割があります。

しかし高齢になるにつれて、必ずその機能は低下していきます。よって高齢になると慢性腎臓病が増えていきます。
2021年時点では、以下のようなデータを把握しています。

犬の慢性腎臓病の発生率

  • 7-10歳で1.3%
  • 10-15歳で2.4%
  • 15歳以上で5.7%

※参考資料:小動物の臨床栄養学

 

ちなみに腎臓病は完治することはありません。「進行を遅らせること」が、治療の考え方になります。

そして治療には薬や点滴も大切ですが、食事療法(フードの変更)も超重要になります。
なぜなら、栄養分が腎臓病にダイレクトに関わっているからです。

 

体の老廃物のもとになるのは、「リン」と「タンパク質」です。
つまりこれらの栄養素は、腎臓に負担をかけやすいということです。
なので腎臓病の時には、リンとタンパク質を減らすことが効果的です。

また、腎機能が低下すると高血圧になりやすくなります。
よって、血圧をあげる作用のあるナトリウム(塩分)も減らすほうがよいです。

まとめると、以下のようなバランスのフードを与えることが必須だということです。

腎臓病の犬におすすめの栄養バランス

  • リンを少なく
  • タンパク質を少なく
  • ナトリウムを少なく

 

実際に、上記のバランスのフードを使った研究はいくつもあります。
その一例を紹介します。(2000年のJacobらの研究)

一般的なフードを使っていた場合より・・・

  • 生存期間が406日延長する
  • 尿毒症を発症するまでの期間が363日長くなる

※腎臓で処理されなかった老廃物が、体内を循環しておこる神経症状

腎臓病の時に、フードを変更することがいかに大事かが分かります。

ということでここから、上記の栄養バランスになっている「腎臓病用のフード’」を紹介していきます!
すべて療法食なので、安心して使うことが可能です。

※腎臓用のおやつについてはこちら

 

犬の腎臓病フード・おすすめ15選

腎臓病の時には「ドライフード」ももちろん有用ですが、缶詰やパウチなどの「ウェットタイプ」があるとより便利です。
ウェットタイプには、以下のメリットがあるからです。

ウェットタイプのメリット

  • 腎臓病では脱水しがちになる。ウェットは水分補給をしやすい。
  • ウェットがあると、食欲が落ちた時に対応しやすい。(後述

 

よって、初めに「ドライもウェットもある、腎臓病フード」を9つ紹介します。(一覧表から確認したい方はこちら

 

和漢みらいのドッグフード 腎臓用

タンパク質 18.1%
リン 0.7% 以下
ナトリウム 0.4% 以下
原産国 日本
特徴 薬膳レシピの療法食
サイズ 1㎏(ドライ)
100g(ウェット)
購入方法 公式サイト楽天市場

 

和漢みらいのドッグフードは、自然の森製薬(株)の療法食です。

最大の特徴は、「89種類の和漢植物」を原材料にしたレシピになっていることです。東洋医学の療法食、ともいえます。(もちろん栄養バランスは腎臓病の対応になっています)

原材料を見ても、キノコや漢方食材をたくさん使っています。かつ合成の添加物が不使用です。

【和漢みらいのドッグフードの原材料】

生肉(鹿,魚)、大麦、玄米、国産雑節、サツマイモ、菜種油、胡麻、米ぬか、卵殻カルシウム、和漢植物【紅豆杉、ノコギリヤシ、ウラジロガシ、ハスの葉、南蛮の毛、山芋、スギナ、田七人参、朝鮮人参、当帰の葉、紅花、八角、菊の花、ケイヒ、ウコン、オルニチン、発酵グルコサミン、アルギニン、DHA、亜麻仁、ジャバラ、チャーガ(シベリア霊芝)、霊芝、冬虫夏草、アガリクス、ハナビラタケ、プロポリス、クランベリー、ユーグレナ(ミドリムシ)、タモギタケ、マイタケ、カワラタケ、シロキクラ、山伏茸、メシマコブ、ガジュツ、キバナオウギ、ドクダミ、ハス胚芽、吉野葛、大棗(ナツメ)、サラシア、カミツレ、ハトムギ、大麦若葉、陳皮、ギムネマ、枇杷の葉、レンセンソウ、バナバ葉、バイキセイ、バンカ、ニンドウ、タヒボ(紫イペ)、ヨモギ、菊芋、ナツシロギク、クマザサ、ヒハツ、クロガリンダ、ノニ果実、サンザシ、サンシシ、ライフクシ、マタタビ、ウイキョウ、生姜、チョウジ、ガイヨウ、板藍根、イチョウ葉、キダチアロエ、アムラ、甜茶、桑の葉、クコの実(ゴジベリー)、ザイレリア、タラコンピ、枸杞の葉、杜仲の葉、ゴカヒ、蝦夷ウコギ、ギョクチク、グアバ葉、ケイケットウ、オリーブ、ローズレッドペダル、ダンデライオン、ジャーマンカモミール、ネトルリーフ】、サチャインチオイル(耐熱性オメガ3脂肪酸)、海藻(フコイダン)、イヌリン、セルロース、リジン、メチオニン、乳酸菌、オリゴ糖、タウリン、コリン、ビタミン類(E,B群,A)、ミネラル類(亜鉛,鉄)

※ドライフードの原材料です

 

これらの原材料を低温・低圧で製造しているため、おいしさ・栄養分が粒の中に保たれています。

このように他の療法食にないこだわりが多いので「他の療法食で効果が感じられない」「西洋医学の療法食では不安」という方に、特におすすめです。(タンパク量などやや高いので、初期~中期の腎臓病でおすすめ)

ただその分、価格は高い部類になります。

購入方法は、公式サイト楽天市場です。(ウェットは公式サイトのみ)

公式サイトの定期購入だと、最大40%OFF(1袋当たり3,000円)で購入可能です。定期購入はいつでも解約、休止可能です。

公式サイトを見てみる

 

アニモンダ

タンパク質 14%
リン 0.36%
ナトリウム 0.32%
原産国 ドイツ
特徴 ウェットも豊富のグレインフリーフード
サイズ 700g、4㎏(ドライ)
150g、400g(ウェット)
購入方法 大手通販サイト公式サイト

 

アニモンダの腎臓ケアは、タンパク質やリンなどが、かなり低い値になっています。

しかもウェットが計4種類あり、味の変更やドライへのトッピングなど、幅広い使い方が可能です。
使い勝手がはかなりいい療法食と言えます。

~缶詰とトレイが2種類ずつ~

 

またヒューマングレード(人間も食べられるレベル)の原材料を使っています。
しかもグレインフリーで穀物アレルギーにも配慮されています。

【アニモンダ腎臓ケアの原材料】

ドライポテト、 鳥肉粉(低灰分)、 ビートパルプ、 牛脂肪、加水分解鶏タンパク、鳥レバー、サーモンオイル、乾燥全卵、フラクトオリゴ糖、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、ユッカシジゲラ

※ドライフードの原材料です

 

ペット栄養学の先進国「ドイツ」の獣医師によって開発されており、安心感もあります。

動物病院などのリアル店舗では取り扱いがほとんどないため、サンプルなど試すことができないのが難点です。

ですがそこまで高い価格設定ではないので、「700gの小さいサイズ」や「ウェットを数個」買ってみるというのは、しやすいかと思います。

ドライ ↓↓

 

ウェット ↓↓

 

リナールアクティブ

タンパク質 14% 以上
リン 0.28%
ナトリウム 0.09%
原産国 イタリア
特徴 抗酸化力が高い
サイズ 100g、800g、2kg(ドライ)
100g(ウェット)
購入方法 大手通販サイト

 

リナールアクティブは、FORZA10の療法食です。

2種類の粒が入っており、ハート型の粒(AFS粒)にはクランベリーなどの植物がメインのため、「抗酸化成分」が豊富に含まれています。

慢性腎臓病では、腎臓が酸化ダメージを受けています。高レベルの抗酸化成分は、腎臓のダメージを軽減することにつながります。

黄色がAFS粒

【リナールアクティブの原材料】

(通常粒)
米、ポテト、加水分解されたポテト、鶏脂肪、魚油、魚粉(ニシン)、ビートパルプ、ミネラル(Ca・P・Na・K・Mg・Zn・Fe・Se・I・Cl・S・Cu・Mn)、BioMOS(マンナンオリゴ糖)、FOS(フラクトオリゴ糖)、ユッカシジゲラ、DL-メチオニン、コリン、ビタミン( A・D3・E・C・PP・ビオチン・B12パントテン酸・B2・B6・葉酸・B1・βカロチン)、銅アミノ酸キレート、天然トコフェロールとローズマリー抽出物

(AFS粒)
加水分解された魚蛋白(タラ)、加水分解されたポテトミネラル(炭酸カルシウム・リン酸二塩基)、ヤナギタンポポ、ハギ、アメリカンクランベリー、 セイヨウタンポポ、ベアベリー

※ドライフードの原材料です

 

タンパク質やリン、ナトリウムが相当低いです。
「初期~中期の腎臓病では、やや低すぎるかも」といえるレベルで、どちらかというと末期の腎臓病の時に使うイメージです。

同時にその量の低さから、おいしさが他の療法食よりやや劣る印象があります。
心配な方は100gのお試しサイズや、ウェットタイプを数個試すところから始めるといいでしょう。

ドライ ↓↓

フォルツァディエチ(FORZA10)
¥3,998 (2021/01/16 11:49:33時点 Amazon調べ-詳細)

 

ウェット ↓↓

 

k/d

タンパク質 15.0%
リン 0.25%
ナトリウム 0.18%
原産国 オランダ
特徴 もっとも歴史のある腎臓フード
サイズ 1kg、3kg、7.5㎏(ドライ)
156g、370g(ウェット)
購入方法 大手通販サイト・動物病院

 

k/dは、ヒルズから発売されている療法食です。

腎臓病の療法食として、世界で初めて開発されたフードです。そこから何度も改良され、実績も十分なので安心して使うことができます。

ドライフードのサイズや缶詰などのラインナップも豊富です。
特に人気なのが、156gのシチュー缶です。お肉のかたまりや野菜が入り、とろみもついているので「食欲が落ちていてもすごく食べる!」と評判です。

 

~シチュー缶は、チキンとビーフの2種類~

 

原材料には特筆すべき点はありません。

【k/dの原材料】

ポーク、コーンスターチ、チキン、動物性油脂、グルコース、亜麻仁、ビートパルプ、チキンエキス、魚油、セルロース、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、マグネシウム、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(スレオニン、タウリン、トリプトファン、メチオニン、リジン)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、カルニチン

※ドライフードの原材料です

 

以前はドライフードの嗜好性が低い、という声もありましたが、ここ数年は改善された印象があります。

「ハズレを引かない」という意味では、もっとも安心して使えるフードと言えます。

 

ドライ ↓↓

 

シチュー缶 ↓↓

記事公開時点で、在庫切れ

 

u/d

タンパク質 10.9%
リン 0.18%
ナトリウム 0.23%
原産国 オランダ
特徴 末期の腎臓病専用
サイズ 1kg、3㎏、7.5kg(ドライ)
370g(ウェット)
購入方法 大手通販サイト・動物病院

 

u/dは、k/dと同じくヒルズの療法食です。

u/dはタンパク質とリンが極限に低く、末期の腎不全に使うことを想定しています。
中期まではk/dを使い、対応しきれなくなったらu/dに移行する、というイメージです。

タンパク質やリンを抑えるため、原材料に動物性タンパク質が使われていません。
そのため薄味に感じるのか、食べてくれない犬もいます。

【u/dの原材料】

米、コーンスターチ、動物性油脂、全卵、セルロース、チキンエキス、亜麻仁、植物性油脂、ビートパルプ、小麦、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、マグネシウム、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(スレオニン、タウリン、リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、カルニチン

 

缶詰はシチュー缶ではなく、少し固めの質感になっています。

~u/d缶の質感~

 

k/dにくらべ、デメリットもありますが、販売の歴史も長く安心して使うことができます。

ドライ ↓↓

 

缶詰 ↓↓

 

腎心肝アシスト

タンパク質 13.7%
リン 0.26%
ナトリウム 0.16%
原産国 ベルギー
特徴 腎臓病以外にも幅広く対応
サイズ 2kg、7㎏(ドライ)
100g、300g(ウェット)
購入方法 大手通販サイト・動物病院

 

腎心肝アシストは、スペシフィックの療法食です。

最大の特徴は、腎臓病以外の病気にも広く対応している点です。
「若いころに病気を患い、高齢になったら腎臓病になる」という事例も少なくないため、貴重なポイントです。

対応している病気は、以下の通りです。

腎心肝アシストが対応している病気

  • 心臓病
  • 肝臓病
  • 尿石症(シュウ酸塩、尿酸塩、シスチン)

病院用カタログから引用

 

動物性タンパク質がほぼ使われていないため、犬にとっては薄味に感じるかもしれません。
ですが自然の酸化防止剤を使っており、安心して使うことができます。

【腎心肝アシストの原材料】

米、小麦、トウモロコシ、魚油、動物油脂(豚)、粉卵、ナンキョクオキアミ、動物蛋白加水分解物、ジャガイモ蛋白、ミネラル類(Ca、Na、K、Cl、Cu、I、Fe、Zn)、ビタミン類(VA、VD3、VE、VK、VC、VB1、VB2、パントテン酸、VB6、VB12、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン)、魚粉、酵母、粉末セルロース、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

※ドライフードの原材料です

 

「他の病気がある」という方には、腎心肝アシストはとても使いやすいでしょう。

ただ流通量が少ないのか、タイミングによっては入手できないことがあります。
特に動物病院では取扱いがないことも多いため、まず大手通販サイトを確認するのがおススメです。

ドライ ↓↓

 

ウェット ↓↓

 

腎臓サポート

タンパク質 14.0%
リン 0.2%
ナトリウム 0.4%
原産国 フランス
特徴 初期~末期まで対応できる
サイズ 1kg、3㎏、8kg(ドライ)
200g(ウェット)
200ml(リキッド)
購入方法 大手通販サイト・動物病院

 

腎臓サポートは、ロイヤルカナンの療法食です。

ドライと缶詰に加え、「リキッド」という流動食まで販売されています。よって初期~末期状態まで、広く対応できます。

また「加水分解タンパク」や「超高消化性タンパク」など、消化率のいい原材料を使用しているため、胃腸への負担も少ないです。

【腎臓サポートの原材料】

米、コーンフラワー、動物性油脂、コーングルテン、コーン、加水分解動物性タンパク、ビートパルプ、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、魚油、植物性繊維、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-トリプトファン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Na、Ca、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、B2、ビオチン、B12)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

※ドライフードの原材料です

ただ酸化防止剤にBHAが使われており、その点を気にする方は使いにくいと言えます。

BHAは量を守っていれば問題のない添加物ですが、規定量を超えると発がん性が指摘されています。(もちろん腎臓サポートは規定量以下)
くわしくは、以下の記事を参考にしてください。

ロイヤルカナンが使う酸化防止剤「BHA」はどれだけ危険なのか?

続きを見る

 

ドライ ↓↓

 

ウェット ↓↓

 

リキッド ↓↓

 

腎臓サポートセレクション

タンパク質 12.5%
リン 0.3%
ナトリウム 0.4%
原産国 フランス
特徴 香りを高め、おいしさUP
サイズ 1kg、3㎏(ドライ)
購入方法 大手通販サイト・動物病院

 

腎臓サポートセレクションは、上で紹介した腎臓サポートの最新版です。栄養バランスはほぼ同じです。

腎臓サポートとの違いは、「腎臓病の犬に合わせて、香りを高めている」という点です。
また粒の形も「腎臓病用」に工夫されています。

腎臓病になると、味覚や嗅覚が変化することが分かっています。それが食欲の低下につながります。
香りと粒の形を腎臓病の犬にあうようにすることで、腎臓サポートセレクションは「よく食べる」と評判が高いです。

ただ腎臓サポートと同様、酸化防止剤にはBHAが使われています。

【腎臓サポートセレクションの原材料】

米、コーンフラワー、動物性油脂、コーン、肉類(鶏、七面鳥)、加水分解動物性タンパク、ビートパルプ、魚油、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、植物性繊維、大豆油、フラクトオリゴ糖、サイリウム、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-リジン、タウリン、L-トリプトファン、DL-メチオニン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Na、Ca、Mg、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se、クエン酸カリウム)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、B2、ビオチン、葉酸、B12)、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

 

ウェットは、上で紹介した腎臓サポートと併用することができます。(セレクションのウェットはありません)

ドライ ↓↓

 

ウェット ↓↓

 

リーナル

※ウェットは画像を入手出来しだい掲載します

タンパク質 13.3% 以上
リン 0.25%
ナトリウム 0.15%
原産国 イタリア
特徴 自然派の療法食
サイズ 800g、2kg (ドライ)
300g(缶)
購入方法 動物病院

 

リーナルは、ファルミナの療法食です。

イタリア発の自然派の療法食として有名で、以下のような特徴があります。

  • 酸化防止剤は自然のものを使う
  • 遺伝子組み換えの原材料は使わない

HPより引用

実際の原材料は以下の通りです。

【リーナルの原材料】

ポテト、米、動物性脂肪、乾燥全卵、炭酸カルシウム、亜麻仁、魚油、植物油、加水分解動物性タンパク、食塩、塩化カリウム、塩化コリン、アミノ酸類(L-リジン、DL-メチオニン、タウリン、L-カルニチン)、ビタミン(A、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸、B2、B6、B1、 ビオチン、葉酸、B12)、ベータカロチン、ミネラル(亜鉛、マンガン、鉄、銅、セレン、ヨウ素)、天然トコフェロール

 

日本には2019年ごろに入ってきたばかりです。
そのため日本での治療実績や口コミが少ないため、それらを判断材料にしたい方は選びにくいかもしれません。(もちろん栄養バランスはまったく問題ないです)

また動物病院でしか購入できないようになっており、手軽に通販サイトでは買えません。
興味のある方は、かかりつけの動物病院に問い合わせてみるとよいでしょう。

 

ここまでが「ドライもウェットもある9つのフード」でした。
ここからは「ドライフードのみの腎臓病療法食」を6つ紹介していきます。

 

サノN

タンパク質 12.5%
リン 0.4%
ナトリウム 0.1%
原産国 ドイツ
特徴 ヒューマングレードの自然派療法食
サイズ 80g、1㎏、7.5㎏
購入方法 公式サイト大手通販サイト

 

サノNは、HAPPY DOGシリーズの療法食です。

原材料にはヒューマングレード(人間も食べられるレベルのもの)だけを使用した、自然派の腎臓病フードです。

以下のものは使用しない、というポリシーです。

  • 副産物ミール
  • 遺伝子組み換え作物
  • 合成保存料
  • 香料
  • 着色料

【サノNの原材料】

コーン、米粉、ポテト粉末、牛脂、ポルトリー脂肪、ミートミール(ビーフ、ポーク)、ビートファイバー*、乾燥全卵、加水分解レバー、ひまわり油、モルトスプラウト、サッカロマイセス・セレビシエ*、キャロット粉末、アルファルファ粉末、菜種油、塩化ナトリウム、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)その他栄養素(L-カルニチン)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として) (*乾燥)

 

栄養素のバランスもちょうどよく、初期~末期まで広く使いやすいです。

動物病院など、リアル店舗での取り扱いは多くないのがデメリットかもしれません。

ただその分、公式サイトでは「80gのお試しサイズ」が購入できます。
また1㎏と7.5㎏は定期購入システムもあるので、忙しい方には買い忘れ防止にもなります。

お試しサイズや定期購入が親切

公式サイトを見てみる

 

上記の公式サイトか、または大手通販サイトからも購入できます。(定期購入はありません)

 

キドニア

タンパク質 17.0%
リン 0.3%
ナトリウム 0.11%
原産国 アメリカ
特徴 安心感の高い療法食
サイズ 100g、1.36㎏
購入方法 大手通販サイト

 

キドニアは、ナチュラルハーベストシリーズの療法食です。

フードが真空パックされているので、鮮度の高い状態で与えることができます。

また原材料ごとに産地が公開されており、飼い主の安心に配慮されたフードと言えます。人工添加物も不使用です。

【キドニアの原材料】

精製白米(米国)、α化米(米国)、全粒大豆(グリシニン源)(米国)、グルコース(米国)、鶏卵(米国)、豚腎臓(米国)、ビートファイバー(米国、カナダ)、菜種油(ビタミンEで酸化対策済)(米国、カナダ)、亜麻仁(米国、カナダ)、加水分解チキンエキス(米国)、ニシンミール(米国、カナダ)、硫酸カルシウム(米国)、ゼオライト(米国)、フラクトオリゴ糖(ベルギー、フランス)、塩化カリウム(米国)、オリーブオイル(アルゼンチン、スペイン、トルコ、イタリア、モロッコ、チュニジア)、DL-メチオニン(ドイツ)、塩化コリン(米国)、ビタミンC(フランス)、トルラ酵母(米国)、魚油(米国)、加水分解酵母(メキシコ)、プロバイオティクス(アシドフィルス菌、カゼイ菌、プランタルム菌、フェシウム菌)(米国)、ユッカ抽出物(メキシコ)、ベータカロテン(ドイツ、スイス、フランス)、キレート亜鉛(米国)、ビタミンE(ドイツ、スイス、フランス)、ローズマリー(モロッコ)、タウリン(日本)、キレート鉄(米国)、ナイアシン(インド、スイス)、キチンキトサン(アイスランド)、パパイヤ乾燥末(フィリピン、タイ)、キレート銅(米国)、ビタミンA(ドイツ、スイス、フランス)、キレートマンガン(米国)、硝酸チアミン(ドイツ)、クエン酸(米国)、パントテン酸カルシウム(スコットランド、ドイツ)、リボフラビン(ドイツ)、塩酸ピリドキシン(イギリス)、ビオチン(米国)、ビタミンB12(米国)、ビタミンD3(ドイツ、スイス、フランス)、ヨウ素(EDDI)(米国、カナダ)、葉酸(フランス)、セレン酸ナトリウム(米国)、ヨウ化カルシウム(米国、インド)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)(モロッコ)

( )内が産地

 

タンパク質がやや多めで、カロリーは低めです。よって比較的初期の腎臓病で使うのが安心です。

キドニアは、大手通販サイトで購入できます。

1.36㎏までのサイズしかなく、中型犬以上になるとコスパが悪化するのがデメリットと言えますが、100gのお試しサイズがあるのはうれしいところです。

ナチュラルハーベスト
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ベットソリューション 腎臓サポート

タンパク質 17.0% 以上
リン 0.36%
ナトリウム 0.19%
原産国 イタリア
特徴 グレインフリーの腎臓フード
サイズ 400g、2kg
購入方法 大手通販サイト

 

腎臓サポートは、ベットソリューションの療法食です。
7番目に紹介した「ロイヤルカナンの腎臓サポート」とは、まったくの別物ですので注意してください。

原材料に穀物を使っていないグレインフリーです。穀物アレルギーのある犬にとって大きなメリットになります。

【腎臓サポートの原材料】

乾燥鶏肉、タピオカ、カモ脂、ジャガイモ、乾燥ニンジン、鶏脂、ビートパルプ、乾燥パイナップル、乾燥オレンジ抽出物、乾燥魚、サーモンオイル、乾燥カモ肉、ミネラル類、トマト外皮、ビール酵母、ビタミン類、不溶性エンドウ豆繊維、キシロオリゴ糖(0.4%)、緑茶抽出物(0.15%)、L-カルニチン、凍結乾燥メロン果実(SOD源0.005%)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)

 

また原材料中の「キシロオリゴ糖」は、腸内環境を整える作用があり、結果として体の免疫力をサポートすることにつながっています。

 

日本に入ってきたのはここ数年で、取扱い病院も少ない状態です。(取扱い病院を確認する
なので「口コミをしっかり確認してから買いたい」という方には、今は向いていないかもしれません。

とはいえ、グレインフリーのフードを使いたい方にはおススメです。
タンパク質がやや高いので、初期段階の腎臓病で使うといいでしょう。

Vet Solution(ベッツソリューション)
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キドニーケア

タンパク質 15.6%
リン 0.26%
ナトリウム 0.13%
原産国 日本
特徴 歴史のある国産フード
サイズ 1㎏、3㎏
購入方法 動物病院または公式サイト

※購入には病院から発行されるコードが必要

キドニーケアは、ペットラインから発売されている療法食です。

国産の腎臓用療法食の中では、いちばん歴史が長いです。
添加物も自然のものを使っているので、安心して使うことができます。

【キドニーケアの原材料】

トウモロコシ、おから、動物性油脂、米、フィッシュオイルパウダー、ミートミール、全卵粉末、タピオカスターチ、コーングルテン、チキンレバーパウダー、フラクトオリゴ糖、セレン酵母、グルタチオン酵母、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、小麦粉、ライスブラン、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、 ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄アミノ酸複合体、鉄、コバルト、銅アミノ酸複合体、銅、マンガンアミノ酸複合体、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

 

栄養バランスも整っており、初期~末期まで幅広く使えます。

ただ動物病院での購入に限定されているのがデメリットです。Amazonなどの通販サイトでは購入できません。

公式サイトからも購入できるように見えますが、購入には「病院から発行されるコード」などが必要です。
かかりつけ病院が、コード発行に対応しているとも限りません。

~登録にコードや担当医師名が必要~

 

キドニーキープ

タンパク質 18%
リン 0.4%
ナトリウム 0.25%
原産国 日本
特徴 嗜好性の高い療法食
サイズ 1㎏、3㎏
購入方法 動物病院

 

キドニーキープは、日清ペットフードの療法食です。

国産で鮮度が高く、魚やチキン由来の原材料が多く使われているので、嗜好性が高いと評判です。

【キドニーケアの原材料】

トウモロコシ、おから、動物性油脂、米、フィッシュオイルパウダー、ミートミール、全卵粉末、タピオカスターチ、コーングルテン、チキンレバーパウダー、フラクトオリゴ糖、セレン酵母、グルタチオン酵母、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、小麦粉、ライスブラン、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、 ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄アミノ酸複合体、鉄、コバルト、銅アミノ酸複合体、銅、マンガンアミノ酸複合体、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

 

また3㎏のサイズは「1.5㎏×2袋」に小分けされており、脱酸素剤も入っています。
よって、いつでも鮮度の高い状態で与えることができます。

 

ただタンパク質やリンが他のフードより高めです。よって初期~中期の腎臓病で使うのがおススメです。

購入は、動物病院でのみできるようになっています。Amazonなどの通販サイトでは販売されていません。

 

腎臓&リン制限

タンパク質 20.5% 以上
リン 0.4%
ナトリウム 0.3%
原産国 フランス
特徴 リン吸着剤を使ったフード
サイズ 1㎏
購入方法 動物病院または公式サイト

※購入には病院から発行されるコードが必要

腎臓&リン制限は、ビルバックから発売されている療法食です。

キトサンや炭酸カルシウムなどの「リン吸着剤」を使うことで、腎臓のサポートをしています。

【腎臓&リン制限の原材料】

コメ、肉類(豚および家禽)、動物性油脂、えんどう豆、ポテトスターチ、豆鞘(そら豆)、ミネラルソルト(炭酸カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム)、加水分解肉類(豚および家禽)、リグのセルロース、リンシード、ビートパルプ、魚油、フラクトオリゴ糖、ベントナイト、ビール酵母(β-グルカン)、ビタミン類(A、E、D3、B1、B2、B3、B5、B6、B9、B12)、塩化コリン、キトサン(加水分解甲殻類)、酸化防止剤(没食子酸プロピル、トコフェロール、ローズマリー抽出液&パルミチン酸アスコルビル)、ミネラル類(Zn、Fe、Cu、l)、L-カルニチン、乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルス菌)、コンドロイチン硫酸

 

ただ腎臓用の療法食の中では、タンパク質やリンがかなり高いです。
使用実績が少ないことも合わせ、「初期の腎臓病に使う」くらいにとどめておいた方が安心です。

購入は動物病院、または公式サイトから可能です。Amazonなどの通販では売っていません。
公式サイトでの購入には、病院から発行されるコードが必要です。(コード発行の対応病院を探す

公式サイトより抜粋

 

腎臓病フードまとめ

15個のフードを、一覧表にまとめます。

※製品写真をタップすると、詳細紹介にジャンプします。

製品名 タンパク質 リン ナトリウム
和漢みらいのドッグフード 18.1% 0.7%
以下
0.4%
以下
腎臓ケア 14% 0.36% 0.32%
リナールアクティブ 14%
以上
0.28% 0.09%
k/d 15.0% 0.25% 0.18%
u/d 10.9% 0.18% 0.23%
腎心肝アシスト 13.7% 0.26% 0.16%
腎臓サポート 14.0% 0.2% 0.4%
腎臓サポートセレクション 12.5% 0.3% 0.4%
腎臓ケア 13.3%以上 0.25% 0.15%
サノN 12.5% 0.4% 0.1%
キドニア 17.0% 0.3% 0.11%
腎臓サポート 17.0%
以上
0.36% 0.19%
キドニーケア 15.6% 0.26% 0.13%
キドニーキープ 18% 0.4% 0.25%
腎臓&リン制限 20.5%
以上
0.4% 0.3%

 

フードを食べない時の対策・4選

腎臓病になると食欲の上下が大きくなります。体内にある老廃物(毒素)が影響しています。

よって腎臓病の時には「フードを食べない時の対策」も知っておくと、何かと便利です。

「フードを食べ続けるか心配」な方は、以下の4つの対策を参考にしてみてください。

 

フードをローテーションする

腎臓病のフードを、あらかじめ3種類くらい準備しておきます。

そして3種類をローテーションすることにより、フードを飽きにくくなり、腎臓病のフードを長期間あげやすくなります。
日替わり、週替わりくらいでローテーションするといいでしょう。

ポイントは「小さめのサイズを買うこと」です。
開封後の風味の低下がおさえやすく、万が一食べなくなった時もロスを最小限に抑えることができるからです。

 

フードを温める

温めることにより香りがたちやすくなるので、食べつきがよくなります。
犬では「40℃くらいのものが、いちばんよく食べる」という研究があります。

食欲が落ちているときには、40℃(手で触ってほんのり温かいくらい)を目安にフードを温めてみましょう。

「フードを温める」というと缶詰を思い浮かべがちですが、ドライフードも温めることができます。

ドライフードを温めるときには、以下の方法がおすすめです。

  1. ドライヤーで温風を当てる。
  2. フードに少し水をたらし、穴をあけたラップをかけ、レンジで数秒チンする。

 

ウェットタイプを与える

犬はもともと「水分の多いもの」をおいしく感じる傾向があります。
獲物だった野生動物の体も、70~80%くらいは水分だったからでしょう。

缶詰やパウチタイプのウェットフードは、80%くらいが水分でできています。よって犬もおいしく感じやすいです。
食欲が落ちているときには、積極的に缶詰やパウチを使ってみましょう。

ふだんドライを食べ慣れている犬は、ウェットタイプをトッピングするだけでもいいかもしれません。

 

好物のニオイをフードにつける

カツオ節やニボシなど好きなものがあれば、その「香りだけ」をフードにつけるというのも有効です。

方法は以下の通りです。

  1. 好物を、目の細かいネット(だしパックなど)にいれ、口を縛る。
  2. フードが入っている袋やストッカーの中に1を入れ、一晩放置する。

 

これで「香りだけ」をフードにつけることができます。
好物はおやつだけでなく、いままで食べていたフードなどでも構いません。

ポイントは、好物をそのまま混ぜたりトッピングしないことです。
混ぜたりすると、せっかくの腎臓フードの栄養バランスが台無しになってしまいます。

 

注意ポイント

上記の方法を試しても「1日以上何も食べない」時は、「なんでもいいから、食べるものをあげる」という作戦に変えましょう。

「何も食べない状態が続く」のが、腎臓病の体にとって一番よくないからです。

 

「犬の腎臓病のおすすめフード」は以上となります!最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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