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【ロイヤルカナン】消化器サポート缶詰のベストな与え方!栄養士が解説

 

消化器サポートの缶詰をあげたいんだけど、「1回にあげる量」とか、どうやってあげるのがいいのかな?

 

消化器サポートの缶詰は、消化器用の療法食として人気のある製品です。

上記のような疑問を持っている方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。

 

消化器サポートの缶詰は、2種類ある

犬用の消化器サポートには、2種類のラインナップがあります。

  1. 「消化器サポート 低脂肪」の缶詰
  2. 「消化器サポート パピー」の缶詰

 

公式サイトを見ると以下のように記載されています。

「消化性が高い原材料」はどちらも共通し、太字の部分が違いになっています。

消化器サポート 低脂肪 消化吸収不良による下痢や高脂血症の犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食。脂肪や食物繊維の含有量を調整し、消化性の高い原材料を使用しています。
消化器サポート パピー 消化器疾患の子犬や栄養要求の高まっている犬に給与することを目的として、特別に調製された食事療法食。消化性が高い原材料を使用し、少ない食事量でも必要なカロリーや栄養素が充分に摂取できるように調整されています。

 

これをまとめると、消化器サポート 低脂肪の缶詰は、「消化性の高い原材料」「低脂肪」、がポイントです。

低脂肪ということもあり、子犬に使うにはすこし栄養不足になる可能性があります。(=成犬向き)

参考記事

【消化器サポート低脂肪】メリットや口コミ、最安値の購入法を解説!

続きを見る

 

一方の消化器サポート パピーは、「消化性の高い原材料」「十分なカロリー摂取」がポイントです。

消化器サポート低脂肪より高カロリーで、子犬に与えやすいです。

成長期でもつかえる療法食は数少ないため、貴重な存在です。(消化器サポートパピー以外だと、ヒルズの消化ケアが成長期でもつかえます)

参考記事

【ロイヤルカナン】消化器サポートパピー。購入法や中身の特徴を解説

続きを見る

 

このように、名前は似ていますが使える場面は違いますので、間違えないよう注意しましょう。

 

消化器サポートの缶詰の与え方

上述の通り、どちらも「消化ケアする療法食」という意味では同じです。

そしてそんなときには、以下のような与え方をすることがおすすめです。

  • 無理していきなり1日の規定量を与えようとしない
  • 少しずつ、回数を増やして与える

 

どちらも「胃腸の負担をすこしでも減らす」ことが目的です。その背景をくわしく解説していきます。

 

いきなり1日の規定量を与えようとしない

フードのラベルには「給与量」が書かれています。体重〇kgの犬には、××gあげましょう、という表です。

しかし嘔吐や下痢を起こしているときには、「胃腸の消化吸収の能力が落ちている」ことが多いです。

そんな時に無理して規定量(またはふだんのフード量)が入ってきても、以下のようになる可能性が高いです。

胃腸が食べ物を処理しきれない →

下痢や嘔吐が改善しない →

胃腸の機能の回復が遅れる

 

よって、胃腸の負担を少しでも下げるため、以下のように考えるのがおススメです。

「3日目に全量をあげられるように、少しずつ増やしていく」

 

イメージとしては、こんな感じです。

  • 1日目:規定量の1/3を、1日で与える
  • 2日目:規定量の2/3を、1日で与える
  • 3日目:規定量のすべてを、1日で与える

※症状がすでに安定している場合は、規定量すべてを与えてOKです
※病院で指示された別の与え方があれば、それに従いましょう

 

たとえば「8㎏の犬が下痢をし、消化器サポート低脂肪の缶をあげていく場合」を例にして見てみます。

8㎏の犬の規定量(やせ気味の場合)=1日に3缶

  • 1日目:1缶あげる
  • 2日目:2缶あげる
  • 3日目:3缶あげる

これらが「1日にあげる量」なので、この量を4~5回に分けてあげられるとよいでしょう。

 

消化器サポート缶の給与量は、以下のとおりです。

 

消化器サポート 低脂肪の給与量(単位:缶)

2kg4kg6kg8kg10kg12kg14kg16kg18kg20kg
痩せ気味1缶1+3/4缶2+2/4缶3缶3+2/4缶4缶4+2/4缶5缶5+2/4缶6缶
標準1缶1+2/4缶2+1/4缶2+3/4缶3+1/4缶3+2/4缶4缶4+2/4缶5缶5+1/4缶
太り気味3/4缶1+1/4缶1+3/4缶2+1/4缶2+3/4缶3缶3+2/4缶3+3/4缶4+1/4缶4+2/4缶

 

 

消化器サポート パピーの給与量(単位:缶)

2kg4kg6kg8kg10kg12kg14kg16kg18kg20kg
1ヶ月齢3/4缶1+1/4缶1+2/4缶1+3/4缶2缶2缶2缶2+1/4缶2+2/4缶2+3/4缶
2ヶ月齢1缶1+2/4缶2缶2+2/4缶3缶3+1/4缶3+3/4缶4缶4+2/4缶4+34缶
3ヶ月齢1缶1+3/4缶2+2/4缶3缶3+2/4缶4缶4+2/4缶4+3/4缶5+1/4缶5+3/4缶
4ヶ月齢1缶1+3/4缶2+2/4缶3缶3+3/4缶4+1/4缶4+3/4缶5+1/4缶5+3/4缶6+1/4缶
5ヶ月齢1缶1+3/4缶2+2/4缶3+1/4缶3+3/4缶4+1/4缶4+3/4缶5+1/4缶5+3/4缶6+1/4缶
6ヶ月齢1缶1+3/4缶2+2/4缶3+1/4缶3+3/4缶4+1/4缶4+3/4缶5+1/4缶5+3/4缶6+1/4缶
7ヶ月齢3/4缶1+2/4缶2+1/4缶2+3/4缶3+2/4缶3+3/4缶4+1/4缶5缶5+2/4缶6缶
8ヶ月齢3/4缶1+1/4缶2缶2+2/4缶3缶3+2/4缶3+3/4缶4+2/4缶5缶5+2/4缶
9ヶ月齢3/4缶1+1/4缶1+3/4缶2+1/4缶2+3/4缶3缶3+2/4缶4+1/4缶4+2/4缶5缶
10ヶ月齢3/4缶1+1/4缶1+3/4缶2+1/4缶2+3/4缶3缶3+2/4缶3+3/4缶4+1/4缶4+2/4缶
11ヶ月齢2+3/4缶3缶3+2/4缶3+3/4缶4+1/4缶4+2/4缶
12ヶ月齢3+3/4缶4缶4+2/4缶

※空欄は、すでに成犬になっていると推定されるため、子犬用である本フードは適応外。

 

少しずつ、回数を増やして与える

「1日にあげる」については上記のとおりですが、「1日にあげる回数」についてはどうでしょうか?

結論としては、「与える回数はいつもよりふやす」のがおすすめです。

食べ物を消化吸収する時の、「胃腸の1回あたりの作業量」をへらすことで、胃腸への負担を減らすことができるからです。

ふだん1日2回で与えているおうちであれば、1日に4~5回に分けてあたえるのがおすすめです。

 

あたえる「回数」の考え方

※病院で指示された別の与え方があれば、それに従いましょう

 

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消化器サポートの缶詰の保存方法

ちなみに缶詰の保存は、「密閉容器に入れて」「冷蔵庫で保存」というルールがあります。(※開けた缶にラップをしてもよい)

かつ開封後「ながくても2日以内」に使い切るようにしましょう。

メモ

消化器サポートの缶詰には、保存料が使われていません。

かつ水分が多いため、細菌が繁殖して腐りやすい環境と言えます。保存には注意しましょう。

 

冷蔵した缶詰は、冷たいままだと犬はおいしいと感じないため、温めてからあげましょう。

「40℃」くらいに温めてからあげると、いちばん食べつきがよくなります。(40℃=手で触ってぬるいくらい)

 

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「消化器サポート缶の与え方」についての記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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