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フード 病気

k/dのメリット・デメリットをペット栄養士が解説【口コミあり】

 

うちの猫に腎臓ケアをしたくて、ヒルズのk/dが気になるんだけど・・・

買う前に、メリットデメリット口コミを知っておきたいな。

 

上記のような方に向けて、ペット栄養士の筆者が記事を書きました。

 

k/dとは

k/dは、ヒルズから発売されている、腎臓ケアの療法食です。

いまでは数えきれないほどの療法食がありますが、k/dは世界ではじめて作られたペット用の療法食ともいわれています。

それくらい歴史があるフードです。

腎臓病のケアについて、公式HPでは以下のように記載されています。

リンやナトリウムなどを調整し、腎臓の健康と食事量の増加をサポートし、腎臓病の愛猫の生活の質(QOL)の向上に役立つことが科学的に証明された療法食です。

 

腎臓の健康維持のためには、リンとナトリウムの調整が大切です。

 

k/dのメリット・デメリット

メリット

k/dには大きく3つのメリットがあります。

  1. 種類やサイズが豊富
  2. おいしさの工夫
  3. 筋肉の維持をサポート

 

くわしく解説していきます。

 

種類が豊富

ドライフードが2種類、缶詰が4種類と、k/dは豊富なラインナップで作られています。

また、サイズも小さめから大きめまで揃っています。

ドライ(チキン)

ドライ(ツナ)

シチュー(チキン)

シチュー(ツナ)

缶(チキン)

缶(ツナ)

 

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ドライ k/d チキン 500g ・2kg ・4kg
k/d ツナ 500g ・ 2kg
缶詰 k/d シチュー缶 チキン&野菜 82g
k/d シチュー缶 ツナ&野菜 82g
k/d  チキン缶 156g
k/d  ツナ入り缶 156g

 

ドライフード

ドライフードは「チキン味」と「ツナ味」の2種類です。

日本の猫は、チキン派もいれば、魚派もいます。

2通りの味があるのはうれしいですね。

 

また、チキン味は4㎏のサイズもあるため、多頭飼いでも使いやすいです。

 

チキン味もツナ味も、丸くて平たい形をしています。

 

缶詰

缶詰は4種類です。

シチュー缶(82g)は、特殊な製法でおいしさをUPしたものです。

ざっくりいうと、グルメ缶という感じです。

見ためも野菜や肉のかたまりで、おいしそうになっています。

シチュー缶の中身イメージ

82gと量も少なめなので、使い切りがしやすいのもいいですね。

 

また、もう一方の缶(156g)は2通りの与え方が可能です。

  • そのままあげる
  • かき回してトロトロにし、流動食としてあげる

開けた時点でやや固めのレバーペーストのような状態になっています。

 

 

おいしさの工夫

k/dには、おいしさのための独自の技術が使われています。

公式サイトでは、以下のように書かれています。

ヒルズ独自のおいしさテクノロジー「EAT」 採用

 

 

猫本来の筋肉の維持をサポート

慢性腎臓病になると、やせやすくなります

やせてくると、猫の生活状態はどんどん悪くなります。

※写真はイメージです。

そんななか、k/dは以下のような特性が明記されています。

愛猫本来の筋肉を維持する力をサポートします

 

これはアミノ酸バランスや、カルニチン配合などの工夫によるものと考えられます。

 

デメリット

一方、k/dには3つのデメリットもあります。

  1. 価格が高め
  2. パウチタイプがない
  3. 小分けになっていない

 

順に解説していきます。

 

価格が高め

k/dは療法食なうえ、多数の研究費がかかっていると考えられます。

一般的なフードと比べると、価格は高めです。

記事作成時点での、Amazonの最安値を調べてみました。

 

k/d チキン味 500g 1,667円
2㎏ 4,043円
4㎏ 6,748円
k/d ツナ味 500g 1,667円
2kg 4,416円
k/d シチュー缶 チキン 82g×24 4,240円
k/d シチュー缶 ツナ 82g×24 4,194円
k/d チキン缶 156g×24 5,671円
k/d ツナ入り缶 156g×24 6,012円

※価格は常に変動します。

ただこれは、療法食の中だと普通レベルの値段です。

例として、ロイヤルカナンの「腎臓サポート スペシャル」の価格を記載します。

 

 

腎臓サポートスペシャルのAmazon価格

500g 1,509円
2㎏ 4,448円
4㎏ 7,053円

※記事公開時点

 

k/dのほうが安くなっているサイズもありますね。(2㎏、4㎏)

なので、k/dは、療法食の中で特別値段が高いわけではない、といえます。

 

 

パウチタイプがない

メーカーによっては、「パウチタイプ」の腎臓病療法食も発売されています。

代表的なのは、ロイヤルカナンの腎臓サポートです。

チキンとフィッシュの2通りの味があります。

チキン

 

フィッシュ

 

また療法食ではありませんが、イナバのCIAOにも「腎臓に配慮したパウチ」があります。

 

そんななか、k/dにはパウチはありません。

パウチしか食べないような猫にとっては、マイナス材料といえるでしょう。

 

 

小分けになっていない

メーカーによっては、ドライフードが「小分け」になっていることもあります。

キドニーケア(日本農産工業)や、キドニーキープ(日清ペットフード)が代表的です。

キドニーケアの小分け

キドニーキープの小分け

 

これは、「開けたてのフードしか食べない」という猫のための工夫です。

ニオイや鮮度を重視する猫もいるからです。

ですが、k/dは小分けになっていません。

最小サイズが500gですから、常に開けたてのニオイを求める猫には向いていないと言えます。

 

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k/dの口コミ

最後に、Amazonレビューの口コミをあつめてみました。

ありとあらゆる物を試してみましたが、
一番食欲を見せたのがこちらの商品でした。

 

腎臓が悪くなって療法食を与えていますが、美味しくないようであまり食べません。
かろうじてこのチキン味だけは食べるので騙しだまし与えています。

 

療法食と言うことで猫が気に入ってくれるか心配していましたが、とても気に入ってくれたようで食べてくれました。

 

家の猫は、腎臓ケアの両飽食はこれしか食べない。
これはとにかく良く食べる。

 

チキン味が好きなネコでとても気に入っています。

 

16歳の高齢猫なので
食べ欠けが残るようになり
しばらくして食べてくれなくなりました。

うちの猫には粒が大きかったようです。

 

健康のため腎臓のため頑張って食べるまでにらみ合いしました、品が悪いわけではない、たんぱく質リンカリウムの制限ではあまり美味しくなくても仕方ないですよね、ただ、粒がもう少し小さいと嬉しいかな❗

 

直ぐに酸化して匂いも変質したので、小分け包装のものがあると良いと思います。

 

現在では、1,000件以上のレビューがありますので、さらに気になる方はよく使うサイトを見てみるといいかもしれません。

 

k/d チキン(ドライ) ↓↓

 

k/d ツナ(ドライ)↓↓

 

k/d シチュー缶 82g(チキン) ↓↓

 

k/d シチュー缶 82g(ツナ) ↓↓

 

k/d 156g缶(チキン)↓↓

 

k/d 156g缶(ツナ入り)↓↓

 

ヒルズのk/dについての記事は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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