
ElisaRiva / Pixabay
こんにちは!
ペット栄養管理士のピー子センパイです。

この前、下痢の時に使うおすすめフードを
食べ比べしてみたから参考にしてみて!

ということで下痢用の低脂肪のフードの比較をしてみました。
成分などの詳細はもちろん、食べ比べ動画もあります!
※体重10㎏の柴犬ハチで実験しています。
この記事でわかること
消化のいい低脂肪のフード
おなかを壊した時や吐いた時には、「消化のいいフード」を与える必要があります。
ちなみに一般的なフードの消化率は70%くらいといわれています。
つまり100gフードを食べたら30gの便が出る、くらいの感じですね。
100(食べた量)-70(消化された量)=30(便の量)
「消化のいいフード」とは消化率90%くらいのものを指します。
さらにおなかを壊す理由が膵炎やリンパ管拡張症などの場合は低脂肪のものが求められます。
このような病気のケースでは消化が良くても低脂肪になっていないフードだと症状が改善しにくいケースがあります。
おなかを壊したなどのとき、多くの場合は「脂肪分が低いに越したことはない」といえます。
ですが、
〇消化がいい
〇低脂肪
の両方を満たす製品はそう多くありません。
そういった中で2つの条件を満たす代表的な2つの製品を比較しています。
1、消化器サポート低脂肪(ロイヤルカナン)
2、消化ケア・i/dローファット(ヒルズ)
成分などの前に、形や質感を見たい方は下にある動画を先に見てみてください。
消化器サポート低脂肪(ロイヤルカナン)
ドライフードと缶詰が1種類ずつあります。
ドライフード
【原材料】
米、肉類(鶏、七面鳥)、小麦、大麦、加水分解動物性タンパク、ビートパルプ、動物性油脂、酵母、フラクトオリゴ糖、サイリウム、魚油、酵母エキス(マンノオリゴ糖含有)、マリーゴールドエキス、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-リジン、タウリン)、ゼオライト、ミネラル類(K、Ca、P、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、C、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、B6、B1、A、B2、ビオチン、葉酸、B12、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)
〇コメント
保存料と合成酸化防止剤が使われているのが少し気になりますね。
添加物についてはこちらの記事で解説しています。
【1粒のサイズ】1㎝くらい(四角形)
【カロリー】346kcal/100g
【袋サイズ】1kg・3kg・8kg
【与える量】
10kgの犬に1日155g与えるので、3kgのサイズを買って19日もつ計算です。
体重 | 1日に与える量 |
2kg | 45g |
4kg | 80g |
6kg | 105g |
8kg | 130g |
10kg | 155g |
14kg | 200g |
20kg | 260g |
缶詰
【原材料】
【カロリー】
1缶184kcal(200g入り)
【与える量】
10kgの犬に1日3.4缶ということなので、なかなかコスト的には厳しいです。
体重 | 1日に与える量 |
2kg | 1缶 |
4kg | 1.7缶 |
6kg | 2.3缶 |
8kg | 2.6缶 |
10kg | 3.4缶 |
14kg | 4.4缶 |
20kg | 5.7缶 |
消化ケア i/dローファット(ヒルズ)
ドライフード1種類、缶詰2種類です。
ドライフード
【原材料】
〇コメント
酸化防止剤も自然のものを使っていて、その他の添加物も使っていません。
添加物を重視する方なら消化器サポート低脂肪よりいいかもしれません。
【1粒のサイズ】1㎝くらい
【カロリー】334kcal/100g
【袋サイズ】1kg・3kg・7.5kg
【与える量】
10kgの犬に1日189g与えるので、3kgのサイズを買って16日もつ計算です。
※消化器サポート低脂肪とは体重の記載が少し違います!
体重 | 1日に与える量 |
2kg | 56g |
3kg | 77g |
4kg | 95g |
5kg | 112g |
7kg | 144g |
10kg | 189g |
15kg | 256g |
20kg |
317g |
缶詰(360g)
【原材料】
【カロリー】
1缶340kcal(360g入り)
【与える量】
体重 | 1日に与える量 |
2kg | 0.6缶 |
3kg | 0.8缶 |
4kg | 0.9缶 |
5kg | 1.1缶 |
7kg | 1.4缶 |
10kg | 1.9缶 |
15kg | 2.5缶 |
20kg | 3.1缶 |
缶詰(シチュータイプ・156g)
【原材料】
【カロリー】
1缶126kcal(156g入り)
【与える量】
10kgの犬に1日5缶というものすごい消費量なので、庶民にはこれだけを与え続けるのは難しいですね。
短期的に使うかトッピングづかいが現実的かと・・・
体重 | 1日に与える量 |
2kg | 1.5缶 |
3kg | 2缶 |
4kg | 2.5缶 |
5kg | 3缶 |
7kg | 3.8缶 |
10kg | 5缶 |
動画で比較
まずはドライフード同士を比較、次に缶詰3種類を比較しました。
おいしさの結果は以下のようになりました!
〇ドライフード→同レベル
〇缶詰は
1、i/dローファットシチュー(ヒルズ)
2、消化器サポート低脂肪(ロイヤルカナン)
3、i/dローファット360g(ヒルズ)
以上参考になればうれしいです!