飼っているわんちゃんの食欲が落ちたとき、いつものフードを食べなくなることがあります。
そんなときにできることを、ペット栄養管理士の筆者が紹介していきます!
温める
犬がものを食べるときに、もっとも食べつきがよくなる温度は40℃くらいといわれています。
犬の先祖が生き物を食べていた時代、生き物の温度は40℃くらいのことが多いですから、本能的にそれくらいの温度が好きなのでしょう。
ドライフードはドライヤーの熱をあてる
缶詰やレンジでちょっとだけチンする
こうして触ってみて体温と同じくらいが40℃です。
いちばん簡単な方法ですね。
缶詰を使う
犬の先祖は生き物を食べていましたが、生き物の水分量は70%くらいです。
実はドッグフードの缶詰は水分量が70%くらいであるため、かなり近いです。
よって缶詰など水分量が多いものを食べる傾向にあります。
ドライフードをふやかすのもいいですが、水分が分離しやすいため缶詰のほうがおすすめです。
ドッグフードの水分量についてはこちらの記事で解説しています。
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においをつける
お肉や魚などを少量準備します。
お鍋に水を入れて沸騰させ、沸騰させたらお肉や魚を入れて2,3分ゆでます。
ゆでた煮汁をいつものドッグフードにかけてふやかします。
そうするとフードの温度も上がり、新しいニオイもつき、水分量も上がり、一石三鳥です。
ただし、あげているドッグフードが療法食などのときには、この方法はフードの栄養バランスを少し崩してしまう可能性があります。
そんなときは次の方法を試してください。
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においをつける(フードの栄養バランスを崩したくないとき)
かつおぶしやにぼしなど、その子が好きそうなものを準備します。
そして中身が出ないようにかつおぶしなどをだしパックのようなものに入れてください。
それをドッグフードを入れている容器に入れて、一晩放置します。
そうするとかつおぶしのニオイだけがドッグフードに残り、「いつものフード・かつお節風味」が完成します。
いろんなもので試すことができます。好物のものから試してみるのがおすすめです。
ポイント
特に腎臓病や尿石症、アレルギーの時は栄養バランスが非常に大切なので、そのままのトッピングはおすすめできません。
そんな時におすすめな方法です。
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流動食
何をやっても自発的に食べてくれない、または食べられないという状況もあります。
そういうときは流動状にしたものを口に入れてあげると
そのまま飲んでくれることもあります。
手間ですが、やり方はシンプルで、缶詰やドライフードをミキサーにかけるだけです。
ドライフードを使うときはもちろん水を加えてください。
置き型のミキサーより、ハンドミキサーのほうが片付けなどが楽かもしれません。
またミキサーが手間であれば、販売されている流動食を使うのも手です。
ミキサーより割高にはなりますが、圧倒的に楽です。
以下では、流動食のオススメをまとめて紹介しています。
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【脱失敗】ペットの流動食・おすすめ15選をペット栄養士が比較!
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本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!