毎日与えるフードでわんちゃんにも喜んでほしいですよね。
ということ「ペットが喜ぶ食べ物のポイント」を、ペット栄養管理士の筆者が紹介していきたいと思います。
犬の食べ物の好みは何で決まる?
人間の視点ではペットの好き嫌いは、食べものの味で決まっていると思うかもしれません。
それも重要なポイントではありますが、それだけではありません。
以下の項目が犬の食べ物の好みに関わっているといわれます。
犬の食べ物の好みにかかわるポイント
質感
温度
水分量
におい
原材料
栄養素
ということでここから詳細を解説していきたいと思います。
注意ポイント
これらの項目に加えてペットの体調も大きなポイントです。
どんな大好物だったとしても鼻が詰まっていたり、気持ち悪い状態であれば食べてくれません。
あくまで「好み」は傾向であり、「その時に必ず食べるかどうか」は別の問題です。
質感
ドライフードの場合は表面にデコボコ・ギザギザがない方が好みやすいです。
実際に販売されているドッグフードでも表面がデコボコしているものは見かけませんよね。
またウェットタイプでいえばネバネバするもの(納豆のようなもの)は嫌いです。
感覚を得るために重要なヒゲにものがまとわりつくと困るからという説があります。
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温度
40℃くらの食べ物を好きな犬が多いです。
もともとの先祖の時代より、死んだ動物を食べていました。
動物の体温はたいてい40℃くらいですから、その時の本能が残っているのかもしれません。
なので食欲が落ちているときには温めるというのは一番手っ取り早い方法ですね。
ポイント
ドライフードも温められます。
レンジで数秒チンする、ドライヤーの熱で温めればいいです。
40℃くらいなので人が触ってぬるい、温かく感じるくらいです。
レンジでチンは一時的にレンジの中にニオイが残りますが。
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水分量
もともと死んだ動物を食べていた、と書きましたが、動物の体の水分量は70%くらいです。
なので缶詰など、水分量が多いものを好きな犬は多いです。
なのでドライフードもふやかしたほうが食べつきがよくなることがあります。
ただ慣れの問題もあるのでドライフードそのままのほうが好きという犬もいます。
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におい
犬はにおいを感じる能力が人に比べても高いです。
よってにおいが少ないものより、においのあるものに反応しやすいです。
栄養成分のにおいもある程度判別していると考えられます。
ドッグフードの表面は油をコーティングしてあるものが多く、
これは犬により多くのにおいを届ける意味があります。
温めることはにおいをたたせることにもつながります。
原材料
穀類よりも肉類のほうを好きな犬が多いです。
ただ穀類を全く食べないわけではありません。
肉類の中でも鶏肉よりも牛肉や豚肉、ラム肉のほうが好きな犬が多いという研究もあります。
栄養素
犬はたんぱく質、脂肪の量が多いものを好む傾向があります。
人間的な視点でいうと肉たっぷり、あぶらたっぷりのようなジャンクフードでしょうか。
ただこのようなものを長期的に与えることである種の病気になりやすくなります。
しょっちゅう与えることはやめたほうがいいですね。
いかがだったでしょうか。
いろんなポイントが犬の好みにかかわっているんですね。
しかも言ってしまえばその好みも個体差があります。
自分の家の子の好みをたくさん見つけてみるのもひとつの楽しみですね!