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【キドニーケアプラス】口コミや特徴、キドニーケアとの比較など解説

 

「キドニーケアプラス(可溶性繊維)」っていうフードが、腎臓と便秘のケアをする療法食だって聞いだんだ。

うちの猫にもピッタリな気がするんだけど、実際どんなフードなの?

 

キドニーケアプラス(可溶性繊維)は、2022年の秋に発売された療法食です。

ペット栄養管理士の筆者がこのフードについて、、以下のポイントで徹底解説していきます。

 

キドニーケアプラス(可溶性繊維)とは?

キドニーケアプラスは、以下のケアをするための療法食です。(公式サイトより)

  • 慢性腎臓病に配慮して、リン、タンパク質を制限。
  • 腎臓病性の脱水による便秘と、腸内環境の健康維持に配慮して、可溶性食物繊維を配合。

「キドニーケアプラス(可溶性繊維)」

 

慢性腎臓病(以下、腎臓病)になると、脱水しやすくなる → 便が固くなる → 便秘になりやすくなる、という悪循環に陥ることがあります。

よって腎臓病と便秘の両方に悩む猫は、少なくありません。

そんな猫のため、「キドニーケアプラス(可溶性繊維)」が発売されました。

可溶性繊維って?

食物繊維は「不溶性繊維」「可溶性繊維」に分けられ、可溶性繊維は水に溶けるとゲル状になる特徴があります。

具体的には「サイリウム」が、ペットフードではよく利用されます。

 

腎臓ケアだけ、便秘ケアだけの療法食はたくさん存在していますが、2つを同時にケアできるものはほとんどありません。

そういった意味でキドニーケアプラス(可溶性繊維)は、大変希少価値の高いフードと言えるでしょう。

 

※ちなみに同メーカーからは、腎臓ケア用の「キドニーケア」という製品も発売されています。(チキン・フィッシュの2種類の味)

キドニーケアには便秘ケアはついていないので、間違えないよう注意しましょう。

デザインもそっくりな「キドニーケア」
左がチキン、右がフィッシュ

 

キドニーケアプラス(可溶性繊維)の詳細

原材料

小麦全粒粉、トウモロコシ、動物性油脂、ミートミール、コーングルテン、おから、ポテトプロテイン、フィッシュオイル(EPA・DHA源)、フィッシュエキス、チキンレバーパウダー、フラクトオリゴ糖、セレン酵母、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、小麦粉、サイリウム、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、C、コリン、イノシトール)、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、コバルト、銅、マンガン、亜鉛アミノ酸複合体、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

 

上述の可溶性繊維である「サイリウム」が入っていることが分かります。

また「フラクトオリゴ糖」も、プレバイオティクス成分として、腸内環境を健康に保つことに役立ちます。

キドニーケアプラス(可溶性繊維)の味は「フィッシュとチキン」となっていますが、全般としては、小麦やトウモロコシなどの穀物が主体になってます。

 

成分

キドニーケアプラス(可溶性繊維)の栄養成分は、以下の通りです。

タンパク質 24.7 %
脂質 18.3 %
粗繊維 2.5 %
灰分 5.2 %
炭水化物(N.F.E) 41.3 %
食物繊維 9.1 %
カルシウム 0.59 %
リン 0.37 %
カリウム 0.90 %
ナトリウム 0.24 %
クロール 0.77 %
マグネシウム 0.08 %
194 mg/kg
25 mg/kg
亜鉛 132 mg/kg
ビタミンE 693 IU/kg
ビタミンC 124 mg/kg
EPA+DHA 0.58 %
タウリン 0.22 %
カロリー 399kcal/100g

 

腎臓のケアに重要な「タンパク質」「リン」「ナトリウム」は、かなり少なくなっています。(同社製品内での比較)

キドニーケア(チキン・フィッシュ)と同レベルです。(以下、表で比較)

 

また「可溶性繊維」の量は公開されていませんが、不溶性繊維も含めた「食物繊維」として公表されています。

それでみると、キドニーケア(チキン・フィッシュ)よりも、10%以上多くなっていることがわかります。

\ キドニーケアとの比較 /

キドニーケアプラス
(可溶性繊維)
キドニーケア
(チキン)
タンパク質 24.7 % 24.2 %
リン 0.37 % 0.35 %
ナトリウム 0.24 % 0.20 %
食物繊維 9.1 % 8.0 %
カロリー(/100g) 399 kcal 426 kcal

 

ただカロリーは7%くらい低いので、キドニーケアから切り替える方は、やせないように注意しましょう。腎臓病の時には、やせることは大敵だからです。

またタンパク質が腎臓フードとしては低めであるため、早期腎臓病にはあまり向いていないと考えられます。

 

粒の形

粒は、直径7㎜くらいの丸い形をしています。

     粒のイメージ

 

キドニーケアは、細長い筒状の形なので、キドニーケアプラス(可溶性繊維)の形は特殊な形といえます。

キドニーケアの粒イメージ
(上がチキン、下がフィッシュ)

 

サイズと価格

キドニーケアプラス(可溶性繊維)は、ドライフードのみでウェットタイプはありません。

サイズとメーカー希望価格は、以下のようになっています。(税込、記事公開時点)

サイズ 価格
480g 1,980 円
1.5kg 4,620 円

 

キドニーケアはそれぞれ、480g(1,650円)、1.5㎏(3,850円)ですから、20%くらい高い計算になります。

ちなみに480gサイズは「120g×4袋」の小分けになっており、鮮度を保ちやすいメリットがあります。

 

左が1.5㎏、右が480gと小分けパック

 

一方、他メーカーである4㎏サイズなどの大きな袋は販売されていません。

 

原産国

原産国は、日本(国産)です。

メーカーであるペットライン(株)の工場は岐阜県多治見市にしかないため、キドニーケアプラス’(可溶性繊維)もここで製造されていると考えられます。

メーカー情報

販売会社 ペットライン株式会社
設立 昭和42年7月19日
資本金 4億8000万円
代表者 朝見 恭裕
問い合わせ 電話メール

 

ちなみにペットライン(株)は、療法食以外に「メディファス」「JPスタイル」などの一般向けフードを販売しています。

 

口コミ

発売されたばかりのため、まだ口コミが見当たりませんでした。

今後も口コミは随時、更新していきますが、いますぐ気になる方はよく使うサイトなどをチェックしてみてください。

 

\ 口コミを探してみる /

 

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キドニーケアプラス(可溶性繊維)の購入方法

記事公開時点では、キドニーケアプラス(可溶性繊維)は、以下の購入方法があります。

  1. 動物病院
  2. メーカー公式サイト
  3. ネット通販

 

メーカー公式サイトでの購入には、専用のコードなどが必要で、動物病院で入手することが可能です。(ただ動物病院がコードの発行に対応していないこともあるため、事前に確認するのがいいでしょう。)

また定価より割高になっていますが、楽天市場などの通販サイトでも出品がはじまりました。

 

 

 

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キドニーケアプラス(可溶性繊維)を食べない場合は?

このようにとても希少価値の高いフードですが、腎臓病になると好き嫌いが強くなるため、食べてくれないこともあります。

万が一キドニーケアプラス(可溶性繊維)を食べなかった時は、以下の方法も検討する価値があります。

食べてくれる腎臓病の療法食に、サイリウムのサプリメントをトッピングする

 

可溶性繊維が豊富なサイリウムは、ペット用サプリメントとしても販売されています。

かかりつけ医に相談のうえ、これを猫が好きな腎臓フードにふりかけるのが、手軽な対応方法です。

 

サイリウムのサプリを見てみる

 

また以下の記事では、腎臓ケアの療法食を網羅的に紹介しています。

いざという時の対策として、よかったら読んでみてください。

 

キドニーケアプラス(可溶性繊維)についての記事は、以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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