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【ヒルズ】尿ケア猫用は4種類!違いや口コミ、他社との比較まとめ

【公開日:2022年5月14日】

 

飼い主Aさん

「ヒルズの尿ケア」って、いくつか種類があるみたいだけど、どれがおすすめなのかな?

うちの猫に使いたいんだけど・・・

 

ヒルズの尿ケアは、尿路疾患の猫に使うためのフード(療法食)です。

ただ4つの種類があり、違いなどが分かりにくいのが実情です。

4種類の使い分け購入方法他のメーカーとの違いなどについて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。

※本記事では違いなどを解説していますが、病院などで指定されたものがある場合には、それに従って与えることをおすすめします。

 

ヒルズの尿ケア(猫)とは

ヒルズの尿ケアは、尿路疾患の猫に使うことができます。尿路疾患とは、以下を指します。

  1. 尿路結石
  2. 膀胱炎

※ちなみに尿路結石にもいくつか種類がありますが、「ストルバイト尿石」と「シュウ酸カルシウム尿石」にかかる猫が多いと言われています。

  • ストルバイト尿石
  • シュウ酸カルシウム尿石
  • 尿酸アンモニウム尿石

 

尿路結石はフード中のミネラル分が石になったものです。つまり「食べるものの影響を強く受ける」ということです。

また尿路結石にしろ膀胱炎にしろ、再発しやすい病気であるため長期的に与えなければいけないケースも多々あります。

よって尿路疾患になった猫には、療法食による治療(食事療法)がすすめられることがほとんどです。

 

「尿ケア」はそんな猫たちのために作られたフードということですが、4つの種類があります。

 

ヒルズの尿ケア(猫)は4種類!その違いは?

「ヒルズの尿ケア」はシリーズとしての名前で、具体的なフードとしては4種類のラインナップがあります。

  1. s/d
  2. c/d(チキン・フィッシュ)
  3. c/dコンフォート
  4. c/dコンフォート+メタボリックス

 

これからそれぞれの製品を解説していきますが、先にまとめを掲載しておきます。

s/d c/d c/dコンフォート c/dコンフォート
+メタボリックス
ストルバイト尿石 溶かす 溶かす&
予防する
溶かす&
予防する
溶かす&
予防する
シュウ酸カルシウム × 予防する 予防する 予防する
特発性膀胱炎 ×
カロリー ふつう ふつう ふつう 低い
ラインナップ ドライ(500g・2㎏) ドライ
(500g・2㎏・4kg)缶詰
(82g・156g)
ドライ
(500g・2㎏・4kg)缶詰
(82g)
ドライ(500g・2㎏・4kg)

※シュウ酸カルシウム尿石は、溶かすことができない病気です。

 

s/d

まず「1. s/d」はストルバイト尿石を溶かす時だけに使うフードです。「最長6ヶ月まで」という使用制限がかかっています。

ストルバイトを溶かすために尿のpHが強い酸性になるように作られています。

またストルバイトの原因になる以下の3つの栄養素を、少なくしています。

  • リン
  • マグネシウム
  • タンパク質

s/d(500g・2㎏)

 

c/d

つぎに「2. c/d」もストルバイトを溶かすことができますが、溶かすスピードはs/dに劣ります。

ただ、以下の対策もできるようになっています。

対応 成分
シュウ酸カルシウム尿石の予防 カルシウムを少なくする
特発性膀胱炎の軽減 オメガ―3脂肪酸の増量

 

また使用制限はなく、成猫であれば長期であたえることができます。

さらに4種類の中で唯一、味のバリエーションが「チキン」「フィッシュ」の2種類があります。(袋の粒画像の横に、味が記載)

 

c/dチキン(500g・2㎏・4kg・82g缶)

c/dフィッシュ(500g・2㎏・4kg・82g缶)

 

c/dコンフォート

「3. c/dコンフォート」は、「c/d」の特発性膀胱炎への対応を強化しています。

猫の特発性膀胱炎にはストレスがつよく関わっていると言われているので、猫のストレス軽減ができる2つの成分が追加されているのです。

  • L-トリプトファン
  • 加水分解ミルクプロテイン

c/dコンフォート(500g・2㎏・4kg・82g缶)

 

c/dコンフォート+メタボリックス

さいごの「4. c/dコンフォート+メタボリックス」は、「c/dコンフォート」を低カロリーにし、体重管理もできるようにした製品です。

4つの中で唯一の低カロリー製品です。

c/dコンフォート+メタボリックス(500g・2㎏・4kg)

 

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ヒルズの尿ケア(猫)の口コミ

違いが分かったところで、尿ケア4製品の、それぞれの口コミをまとめてみました。

製品選びの材料にしていただければ幸いです。

 

s/dの口コミ

ストルバイト対策という点で、「他のフードより効果を強く感じる」という内容の口コミが多いです。

 

ただ一方で「おいしくないみたい」という口コミも散見されました。

 

c/dの口コミ

予防的に使われていることが多く、「味がおいしい」という口コミが多い印象です。

 

 

ただ一方で、「食べてくれなかった」「s/dのほうがよかった」という口コミも見られました。

 

c/dコンフォートの口コミ

「ストレスケア」がついていることを期待して、与えている方が多い印象です。

 

ただ尿路ケアはできているが、便の調子がイマイチだった、という声もありました。そういった方は「c/dコンフォート+メタボリックス」のほうが良いかもしれません。(c/dコンフォート+メタボリックスの口コミを参照)

 

c/dコンフォート+メタボリックス

カロリーが低めであるため「おいしくないのかな?」と思いがちですが、よく食べてくれるという口コミの方が多い印象です。

※「メタボリックス+ユリナリーコンフォート」は、c/dコンフォート+メタボリックスの旧名です。

 

またおなかの調子が良くなった子もいるようです。食物繊維が多いので、それによる、おまけ的なものかと思われます。

 

 

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ヒルズの尿ケア(猫)の購入方法

ヒルズの尿ケアシリーズは、どれも以下の方法で購入することができます。

  • 動物病院
  • 通販サイト

 

動物病院では説明を受けたりすることができますが、常に在庫がおかれていないこともあります。

急いで入手したい時、多忙で病院に行けない時などは、Amazonや楽天市場などの通販サイトを見てみるとよいかもしれません。

※製品名やデザインが似ているので、間違えないよう注意しましょう。

 

\ 1. s/d /

※記事公開時点で出品なし

 

\ 2. c/d /

 

\ 3. c/dコンフォート /

 

\ 4. c/dコンフォート+メタボリックス /

 

 

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【比較】ヒルズの尿ケア(猫)と他メーカーの違いは?

ちなみに尿路疾患に対応する療法食は、ヒルズ以外にも多数存在しています。「ロイヤルカナン」や「ドクターズケア」が有名どころです。

そこで「同じコンセプトの製品同士」で、比較をしてみました。

 

ストルバイトを溶かすフードの比較

①s/d(ヒルズ)

②ユリナリーS/O(ロイヤルカナン)

③ストルバイトケアスターター(ドクターズ)

 

ストルバイト尿石を溶かすには、「尿のpHを強い酸性にする」「リン、マグネシウムを少なくする」ことが大切です。

またそのために「ナトリウムを増量する」ことで尿の量を増やすのも有効です。

よって、それらの成分をまとめてみました。

 

\ 3つのメーカーを比較 /

s/d

ユリナリーS/O

ストルバイトケアスターター

尿のpH 5.9~6.1 6.0~6.5  5.9~6.1
リン(%) 0.72 0.9 0.64
マグネシウム(%) 0.06 0.08 0.05
ナトリウム(%) 0.33 1.3 0.59

 

これを見ると、「ユリナリーS/O」はリンやマグネシウムが高くなっています。

それだけ見ると効果的には落ちるように思いますが、それはナトリウムで水を飲む量を増やすことでカバーしているようです。

ただナトリウムは、心臓や腎臓などへの負荷をかけるので、ややリスクがある気もします。

それにくらべると、「s/d」と「ストルバイトケアスターター」が、かなり近い栄養バランスで、個人的にはユリナリーS/Oより安心感があります。

 

 

ストルバイト・シュウ酸カルシウムの予防フード比較

①c/d(ヒルズ)

②ユリナリーS/O(ロイヤルカナン)

③尿石ケア(ドクターズ)

 

3つのメーカーとも、ストルバイト尿石とシュウ酸カルシウム尿石を同時にケアするフードがあります。

以下のポイントにすることで、それを実現しています。

  • ストルバイト:リンとマグネシウムを減らす
  • シュウ酸カルシウム:カルシウムを減らす</li>
  • 尿のpH:やや酸性側にする

 

そこで上記の成分を比較してみます。

 

\ 3つのメーカーを比較 /

c/d

ユリナリーS/O

尿石ケア

尿のpH 6.2~6.4 6.0~6.5  6.1~6.4
リン(%) 0.64 0.9 1.1
マグネシウム(%) 0.07 0.08 0.07
カルシウム 0.74 1.0 1.4
ナトリウム(%) 0.35 1.3 0.59

 

尿石の材料となるミネラル(リン、マグネシウム、カルシウム)がすべて、c/dが少なくなっています。

よってストルバイトであれシュウ酸カルシウムであれ、尿石症にはc/dはとても信頼ができる栄養バランスと言えます。(他のメーカーと比べて)

またナトリウムも少なく、心臓や腎臓の負担も少ないと考えられるため、長く使う時にも安心です。

 

特発性膀胱炎ケアを強化したフードの比較

①c/dコンフォート(ヒルズ)

②ユリナリーS/O+CLT(ロイヤルカナン)

※ドクターズケアは該当商品なし

 

尿路ケアの療法食の中には、特発性膀胱炎のケアを強化するため、ストレスケアの成分をいれたフードもあります。(特発性膀胱炎には、ストレスが関わっていると言われているため)

「L-トリプトファン」「加水分解ミルクタンパク」がストレスケアの成分として、よく使われます。

よって、それらの成分と尿石成分の比較をまとめました。

 

\ 2つのメーカーを比較 /

c/dコンフォート

ユリナリーS/O+CLT

L-トリプトファン(%) 0.34  非公表
加水分解ミルクタンパク(%)  非公表  非公表
尿のpH 6.2~6.4 6.0~6.5
リン(%) 0.67 1.0
マグネシウム(%) 0.07 0.07
カルシウム 0.74 1.1
ナトリウム(%) 0.36 1.2

 

残念ながら、ストレスケア成分は「c/dコンフォート」のL-トリプトファン以外、非公表でした。

よって特発性膀胱炎へのケア能力の比較は、できない結果となりました。

ただ尿石の成分となるミネラル(リン、マグネシウム、カルシウム)は、c/dコンフォートの方がかなり低く、安心して使えるフードだと言えそうです。

 

 

低カロリーフードの比較

①c/dコンフォート+メタボリックス(ヒルズ)

②ユリナリーS/O ライト(ロイヤルカナン)

③ストルバイトケア ライト(ドクターズ)

 

尿路ケアと同時に、低カロリーにしたフードも存在しています。ダイエットや肥満防止をしたい猫もいるからです。

よって尿石成分とともに、「カロリー」を比較してまとめました。

 

\ 3つのメーカーを比較 /

c/dコンフォ―ト+メタボリックス

ユリナリーS/O ライト

ストルバイトケア ライト

カロリー(/100g) 341 kcal 352 kcal 356 kcal
尿のpH 6.2~6.4 6.0~6.5  6.1~6.4
リン(%) 0.67 0.9 0.58
マグネシウム(%) 0.07 0.06 0.07
カルシウム 0.75 1.2 0.6
ナトリウム(%) 0.33 1.2 0.72

 

c/dコンフォート+メタボリックスは、3メーカーの中でいちばん低カロリーになっています。

よって体重のケアは、かなりしやすいと言えそうです。

また尿石の材料となる成分(リン、マグネシウム、カルシウム)やナトリウムも控えめであり、尿路ケアも安心です。

 

尿ケアシリーズの販売会社情報

販売会社 日本ヒルズ・コルゲート(株)
設立 1977年1月10日
資本金 5,000万円(2013年1月現在)
代表取締役社長 リカルド タスカ
問い合わせ 0120-211-311

 

ヒルズの尿ケアシリーズについての記事は、以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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