メリット・デメリットとか口コミを知っておきたいな!
このような疑問を持つ方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。
この記事でわかること
猫用z/dとは?
猫用z/dは、ヒルズの公式サイトには以下のように記載されています。
食物有害反応に配慮して加水分解チキンを使用した療法食です。
食物アレルギーをケアするため、「加水分解タンパク質」という原材料を使っています。
加水分解タンパク質とは?
アレルギーは食品中の「タンパク質」が関わっていますが、そのタンパク質を一定サイズ以下に分解したものいいます。
ただし、z/dのドライフードは「米]がつかわれており、米は加水分解されていません。(=米アレルギーにはおすすめできない)
z/dの缶詰は、すべてのタンパク質が加水分解されています。(詳しくは後述しています)
成分
z/dの栄養バランスは、以下の通りです。(ドライフード)
【z/dの成分】
成分 | 量 |
たんぱく質 | 32.4% |
脂質 | 14.9% |
炭水化物(NFE) | 36.4% |
粗繊維 | 3.1% |
カルシウム | 0.70% |
リン | 0.59% |
ナトリウム | 0.29% |
カリウム | 0.85% |
クロライド | 1.09% |
マグネシウム | 0.045% |
オメガ―3脂肪酸 | 0.46% |
オメガ―6脂肪酸 | 3.77% |
ビタミンE | 635IU/kg |
ビタミンC | 95mg/kg |
カロリー | 368kcal/100g |
アレルゲンとなるタンパク質は、過剰にならないようになっています。
また、炎症(かゆみや胃腸の炎症)をしずめるため、オメガ―3脂肪酸が豊富であることも分かります。
サイズと価格
ドライフードと缶詰があります。
それぞれのサイズと、記事公開時点でのAmazon価格をまとめてました。
【z/dのラインナップ】
ドライフード | 1㎏ | 1,394円 |
3㎏ | 3,999円 | |
缶詰 |
156g×24缶 | 5,728円 |
粒の形
z/dは、丸形でうすい粒になっています。
z/dの粒
缶詰の質感は、かためのパテのような質感です。
缶イメージ
原材料
z/dの原材料は、以下の通りです。
ドライ
米、米蛋白、加水分解チキン、植物性油脂、セルロース、動物性油脂、チキンエキス(加水分解)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、アミノ酸類(システイン、タウリン、メチオニン、リジン)、乳酸、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
缶詰
加水分解チキン、コーンスターチ、セルロース、植物性油脂、ミネラル類、アミノ酸類(システイン、タウリン、メチオニン、リジン)、ビタミン類(ビタミンE、ビタミンC、ベータカロテン、他)
ドライ、缶詰ともに「チキン味」です。(チキンは加水分解されている)
そしてドライフードの先頭には「米」が入っています。米にもタンパク質が含まれますが、「加水分解」はされていません。
つまりz/dのドライは、「米アレルギーにはおすすめできない」」ということを意味しています。
一方、缶詰に入っているタンパク質はすべて加水分解されているため、そのような懸念はありません。
原産国
z/dの原産国は、以下のようになっています。
【z/dの原産国】
ドライフード |
チェコ |
缶詰 |
アメリカ |
z/dのメリット・デメリット
メリット
z/dのメリットは、大きく3つあります。
- 数少ない加水分解フード
- ドライも缶詰もある
- 細かな配慮もされている
【数少ない加水分解フード】
「加水分解」はアレルギーケアのフードで使われる技術です。
ですが、加水分解を使ったアレルギー用フードは療法食でも数少ないのが現状です。特に猫用のフードでは数えるほどしかありません。
よってz/dの希少価値は非常に高いものと言えます。
参考までに、猫用のアレルギー用フードで、加水分解を使ったものをまとめておきます。
【猫の加水分解フード’まとめ】
商品名 | 加水分解されていない原材料 | 購入方法 |
z/d (ヒルズ) |
米 (ドライフード) |
通販サイト 動物病院 |
アミノペプチドフォーミュラ (ロイヤルカナン) |
なし | 動物病院のみ |
低分子プロテイン (ロイヤルカナン) |
米 | 通販サイト 動物病院 |
デルモアクティブ (FORZA10) |
米、魚 | 通販サイト |
※商品名をタップすると、公式サイトにアクセスします
※通販サイトをタップすると、Amazonまたは楽天市場にアクセスします
【ドライも缶詰もある】
猫用z/dには、ドライフードもウェットフード(缶詰)もあります。
上の表の中で、ドライとウェットの両方が揃っているのはz/dしかありません。
猫の中には、以下のような子も少なからずいるでしょう。
- ドライにウェットを混ぜるとよく食べる
- ウェットしか食べない
- 薬をウェットに混ぜて与えたい
このような場合でも、z/dだけは対応できるということになります。
【細かな配慮もされている】
アレルギーに配慮されているのはもちろんですが、z/dにはその他の配慮もされています。
たとえば、「尿石の形成リスクに配慮されている」点です。(ミネラルを調整し、尿のpHを調整することによる)
商品パッケージについている「S+OX」というマークがそれをあらわしています。
ヒルズの尿ケアの証「S+OXマーク」
それ以外にも、「オメガ脂肪酸」や「ビタミンE・C」を豊富に含有しています。
デメリット
一方、z/dの唯一で最大のデメリットは1つです。
- 米アレルギーにおすすめできない
z/dの最大のデメリットは、米アレルギーがある猫にはおすすめできないことです。(ドライフード)
米に対してアレルギーをもつ猫もいるため、これは残念なところです。
くりかえしになりますが、米が使われていない療法食としては、z/dの缶詰もしくはアミノペプチドフォーミュラ(ロイヤルカナン)があります。
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猫用z/dの口コミ
Amazonレビューでの、z/dの口コミを集めてみました。
当然ですが、あうあわないがどうしても出てしまうようです。
気に入って食べてます
アレルギーの療法食が少ないので助かってます
療養食と思えない程 良く食べてくれます
食物アレルギーの猫におやつとして与えています
夕方帰宅すると、「ちょうだい!ちょうだい」と待ち切れない様子
美味しいそうです
味も我が家の猫ちゃんはお気に入りのようで催促されるくらいです。
最近飽きてきたのかフードの前に行きフンッとそっぽを向きます。仕方なしに食べている感があります。
リューアル後に猫の食いつきが悪くなり困っております。
人間でも匂いの違いがわかるほど、色も少し濃くなり前に比べると硬さもあるようです。
この餌を食べてからうんちはゆるくて(下痢ほどではないですが・・・)、匂いが強くなりました。
現在では、Amazonだけでも200件以上のレビューがあります。
さらなる口コミ情報を見たい方は、ぜひさがしてみてください。
\ さらに口コミを見てみる /
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猫用z/dの最安値の購入法
z/dは、「Amazonなどの大手通販サイト」または「動物病院」で購入できます。
通販サイトのほうが価格は10~30%ほど安いことが多いようです。
\ z/d 缶詰をさがしてみる /
そして通販サイトで購入される方で、「さらにお得に買いたい方」はポイントサイトも使いましょう。
ポイントサイトを経由してから、Amazonや楽天市場で買い物をすると、さらにポイントがたまります。
そのポイントは、いろんなものに交換をして使えます。
- アマゾンギフト券
- マイル
- 電子マネー など
\ ポイントサイトの使い方イメージ /
大手ショッピングサイトの買い物でポイントを貯めるには、それぞれ以下がおススメです。
カッコ内が、ポイント還元率です。
猫用z/dを「最安値で一番おトクに購入する」方法まとめ
- ポイントサイト経由で、通販サイトにアクセス
- 通販サイト上で価格順に並べ替えて、最安値のものを購入
ぜひ試してみてください。
猫用z/dのレビュー記事は、以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました!