口コミとかも含めて、全体像を知っておきたいな!
このような疑問を持つ方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。
この記事でわかること
減量アシスト1とは?
減量アシスト1は、スペシフィックの療法食です。
「CRD-1」という名前でも呼ばれることがあります。
低脂肪・低カロリー・高食物繊維のフードで、カタログには以下のように記載されています。
エネルギー量を制限し、ミネラル含有量を増量させ、蛋白質やビタミン、各栄養分の栄養要求量が満たされるように設計されているため、肥満犬の減量用フードとして適しています。
高脂血症や胆汁うっ滞では、脂質の摂取を制限することが推奨されています。スペシフィック犬用減量アシスト1(CRD-1)では脂質を最小限まで制限することで、このような臨床症状の犬に配慮しています。
成分
くり返しですが、減量アシスト1は、以下の特徴を持つフードです。
- 低脂肪
- 低カロリー
- 高食物繊維
実際の栄養バランスを見てみましょう。
【CRD-1の成分】
成分 | 量 |
カロリー | 274kcal/100g |
粗たんぱく質 | 29.7g |
粗脂肪 | 6.1g |
炭水化物(NFE) | 36.9g |
粗繊維 | 13.2g |
灰分 | 5.6g |
カルシウム | 0.85g |
リン | 0.70g |
マグネシウム | 0.130g |
ナトリウム | 0.28g |
カリウム | 0.75g |
鉄 | 28.2mg |
亜鉛 | 14.9mg |
銅 | 1.16mg |
セレン | 0.045mg |
L-カルニチン | 30mg |
水分 | 8.5g |
オメガ―3脂肪酸 | 0.72g |
「274kcal/100g」というカロリーの低さは、療法食の中でもトップクラスです。
同じくらいの低カロリーは、満腹感サポート(ロイヤルカナン)くらいしかありません。
また脂肪の量は、療法食の中でもNo.1レベルの低さです。
サイズと価格
ドライフードとウェットタイプがあります。
ウェットタイプは正式には「CRW」という製品名になります。(末尾がD=Dry、W=Wetを意味します)
それぞれのサイズと、Amazon価格(記事作成時)をまとめてました。
【減量アシスト1の価格】
ドライフード | 1.6㎏ | 3,400円 |
6㎏ | 9,414円 | |
ウェット |
100g×7個 | 1,910円 |
300g×5個 | 2,850円 |
動物病院では、上記より10~30%くらい高くなっていることがほとんどです。
粒の形
減量アシスト1は、ドライは円形で、そこまで小粒ではありません。
小型犬の場合、「ハサミで切って与えている」という口コミもあります。
ウェットは少し固めのムースのような質感です。
イメージ(上がドライ、下がウェット)
原材料
減量アシスト1の原材料は、以下の通りです。
ドライ
小麦、魚粉、トウモロコシ蛋白、オート麦(えん麦)、粉末セルロース、ビートパルプ、動物蛋白加水分解物、ジャガイモ蛋白、ナンキョクオキアミ、魚油、ミネラル類(Ca、P、Na、K、Cl、Cu、L、Fe、Mn、Se、Zn)、植物性油脂、ビタミン類(VA、VD3、VE、VK、VC、VB1、VB2、パントテン酸、VB6、VB12、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン)、酵母、サイリュウム種皮、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
ウェット
豚肉、トウモロコシ、魚類、粉末セルロース、ビタミン類(VD3、VE、VK、VC、VB1、VB2、パントテン酸、VB6、VB12、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン)、粉卵、魚油、ヒマワリ油、サイリウム種皮、ミネラル類(Ca、Mg、K、Cl、Cu、I、Mn、Se、Zn)
いずれも魚が原材料の上位に使われています。オメガ―3脂肪酸を増量するためだと考えられます。(後述)
それに伴い、魚の香りを強く感じる方もいるかもしれません。
原産国
減量アシスト1の原産国は、デンマークです。
減量アシスト1のメリット・デメリット
メリット
減量アシスト1のメリットは、大きく3つあります。
- 脂肪とカロリーを抑えられる
- オメガ―3脂肪酸が豊富
- ウェットが使いやすい
【脂肪とカロリーを抑えたいときには最適】
減量アシスト1の最大の魅力は「脂肪とカロリーの低さ」です。
くり返しになりますが、いずれの低さもたくさんの療法食の中でトップクラスです。
以下が療法食での、低脂肪のトップ5です。
ドライもウェットもあって、さまざまな犬に対応しやすいのもありがたいところです。
【オメガ―3脂肪酸が豊富】
スペシフィックブランドは、そもそものコンセプトとして「豊富なオメガ―3脂肪酸」があります。
よって減量アシスト1にも、オメガ―3脂肪酸が豊富に含まれています。
最近ではサプリでオメガ―3脂肪酸を摂取する流れもありますが、最初からフードに入っているに越したことはありません。
そういった意味で、CRD-1は希少なフードと言えます。
【ウェットが使いやすい】
療法食のウェットは、いまだに缶詰のものが多く、以下のようなストレスがあります。
- 捨てる時にかさばる(特に毎日のように与える人はなおさら)
- 洗う時に、手を切ってしまう。
半面、減量アシスト1のウェットタイプは、アルミトレイに入っています。
よって上記のようなストレスがかなり軽減されます。
しかも容量が小さい方だと100gです。(もう一方は300g)
100gだと「小型犬に使う時」や「ドライフードにトッピングして使う時」にも、余ることが少なく廃棄ロスが減ります。
上記より、飼い主側にとってもやさしいフードであると言えます。
【低脂肪食のウェットタイプ比較】
CRD-1 | 消化器サポート低脂肪 | i/dローファット | |
サイズ | 100g
300g |
200g | 156g
360g |
素材 | トレイ | 缶 | 缶 |
デメリット
一方、減量アシスト1のデメリットは2つあります。
- 酸化がやや心配
- 取扱いがない場合もある
【酸化がやや心配】
CRD-1の、いちばん小さい袋サイズは「1.6㎏」です。
他の療法食では「1kg以下」のサイズがあるのがほとんどですが、CRD-1はそれがありません。
よって超小型犬が食べる場合など、使い切るのに結構な時間がかかるため、酸化が心配です。
肥満犬のダイエットにCRD-1を使う場合、「4kg以上の犬なら1か月以内に使いきれる」計算です。
※参考:減量アシスト1の給与量
体重 | 体型ごとの給与量(g) | ||
肥満犬 | 太り気味 | ふつう | |
2㎏ | 33 | 56 | 62 |
3㎏ | 45 | 76 | 83 |
4㎏ | 56 | 94 | 104 |
5kg | 66 | 111 | 122 |
6kg | 76 | 127 | 140 |
8kg | 95 | 158 | 174 |
10kg | 112 | 186 | 206 |
12kg | 128 | 214 | 236 |
【取り扱いがない場合もある】
減量アシスト1は、ロイヤルカナンやヒルズにくらべると、流通量が少ない療法食です。
よって、ネット通販で欠品していたりするのをたまに見かけます。
「ほしい時にない」というのは、療法食では困りますよね。
とはいえ、そこまで高い確率で欠品しているわけではないので、過剰に心配することではありません。
ただ、動物病院では取り扱いがないところのほうが多いです。
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減量アシスト1の口コミ
口コミとしては「おいしそうに食べる」という声が多い印象です。
一方で、「粒が大きい」ということで小型犬には食べにくい声もあります。
販売歴も長いフードですので、よくつかうサイトで口コミをチェックしてみるといいかもしれません。
\ 口コミを見てみる /
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減量アシスト1の最安値の購入法
減量アシストは、「Amazonなどの大手通販サイト」または「動物病院」で購入できます。
通販サイトのほうが、価格は10~30%ほど安いことが多いようです。
また病院では取り扱いがないことも多いです。
よって価格を重視する方は、ネット通販をまず見てみるのがいいと思います。
ウェットタイプを探す ↓↓
そして通販サイトで購入される方で、「さらにお得に買いたい方」はポイントサイトも使いましょう。
ポイントサイトを経由してから、Amazonや楽天市場で買い物をすると、さらにポイントがたまります。
そのポイントは、いろんなものに交換をして使えます。
- アマゾンギフト券
- マイル
- 電子マネー など
\ ポイントサイトの使い方イメージ /
大手ショッピングサイトの買い物でポイントを貯めるには、それぞれ以下がおススメです。
カッコ内が、ポイント還元率です。
減量アシストを「最安値で一番おトクに購入する」方法まとめ
- ポイントサイト経由で、通販サイトにアクセス
- 通販サイト上で価格順に並べ替えて、最安値のものを購入
ぜひ試してみてください。
減量アシスト1のレビュー記事は、以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました!