【犬のダイエット】ささみをあげて大丈夫?効果ない?栄養士が解説

【公開日:2020年1月6日】

 

飼い主さん
うちの犬にダイエットをさせようと思うんだけど、ささみをあげていいのかな?

そもそも効果あるのか、どれくらいあげればいいのか、も分からないんだけど・・・

 

この記事は「愛犬のダイエットにささみを使おうとしているけど、ちょっと不安がある方」に向けて、書きました。

犬のダイエットにささみをあげて大丈夫?

「ささみ」と言っても、2種類があります。

1つめは、「犬用のおやつ」として売っているささみです。ペットショップやホームセンターなどにいけば、必ず売っています。

ササミジャーキー(サンライズ)

2つめは、「人間の食品」としてのささみ(一般的には鶏のささみ)です。

 

「ささみをあげてもいいのか?」という疑問は、「人間用のささみで中毒などを起こさないか」という心配のことが多いです。

結論としては、「人間用のささみを犬にあげても問題ない」です。特に中毒症状などを起こすこともないので、安心して与えることができます。

ささみは自宅に常備してあることも多いので、利便性も高いのでおすすめです。

ただし、与える際にはいくつか注意点もあります。最後のパートで解説していますので、読み進めてみてください。(ささみを与える時の注意点

 

犬のダイエットに、ささみはどれくらい効果がある?

ただ「犬にささみをあげて大丈夫」といっても、ダイエットに効果がなければ本末転倒です。

ということで、犬のダイエットにささみがどれだけ効果があるのかを検証していきます。

具体的には、犬によく与えるおやつの「カロリー」「脂肪」「タンパク質」の量を比較していきます。(カロリーは100gあたり)

カロリー 脂肪 タンパク質
ささみ(犬用)※1 240 kcal 0.4% 28.0%
ささみ(人用) 134 kcal 1.0% 29.6%
ジャーキー ※2 289 kcal 3.5% 18.0%
ビスケット ※3 410 kcal 5.5% 7.5%
ほね ※4 230 kcal 0.5% 12.0%
キャベツ 23 kcal 0.2% 1.3%

※1: ゴン太のササミジャーキー   ※2 毎日健やかバランスジャーキー  ※3 おなかにやさしいちっちゃなわんわんビスケット  ※4 ゴン太のほねっこS

 

カロリーと脂肪は、低いほどダイエットに効果的と考えられます。
そのなかで、ささみはカロリーと脂肪が低く、ダイエットには効果が高いと言えます。

またタンパク質は筋肉の材料になります。タンパク質がある程度高いと、筋肉がつき基礎代謝が上がりやすくなるので、ダイエットのサポートにつながります。
ささみはタンパク質が高いので、他のおやつにくらべて筋肉がつきやすいといえます。

ちなみに少し話はそれますが、キャベツも低カロリー低脂肪なので、ダイエットの時におすすめです。(表の一番下)
食物繊維も多くおなかを膨らませられるので、犬の満足感をキープしやすいメリットもあります。

 

犬のダイエットには、ささみをどれくらいあげればいい?

ささみをおやつとしてあげる場合には、「1日のカロリーの10%くらい」にすることがおすすめです。

 

こうすることで、健康的な栄養バランスは保ちつつ、カロリーや脂肪を控えていくことができます。

ささみをもっと増やしたい!と思うかもしれませんが、与えすぎは要注意です。くわしくは最後のパートを読んでみてください。

 

飼い主さん
でも1日のカロリーの10%って、ささみでいうとどれくらいなの?

 

「1日のカロリーの10%」がどれくらいなのか、犬の体重ごとにまとめてみました。(真ん中の列)。それをささみの量に換算したのが右側の列です。

体重(kg) 1日のカロリー
(kcal)
1日カロリーの10%
(kcal)
人用ささみに換算
(g)
2 141 14 11
4 238 24 18
6 322 32 24
8 400 40 30
10 472 47 35
15 640 64 48
20 794 79 59
25 939 94 70

 

ちなみに、人間用のささみは1本50gくらいになっていることが多いです。

ライフネットスーパーHPより引用

 

上記の表を参考にするのがよいかと思いますが、「わざわざ測るのは面倒」という場合は、今までのおやつをささみに代えてみましょう。量は今までのおやつと同じくらいあげてOKです。

そうするとある程度までなら愛犬の体重は落ちていくでしょう。

メモ

ただしこの方法でやせるのは、「今までのおやつ」がささみより高カロリーである場合に限ります。

一度あげているおやつのカロリーを調べて、ささみと比較してみましょう。

 

ささみを与える時の注意点

愛犬にささみをあげる際には、注意すべき点が3つあります。(人用のささみを与える場合)

  • 生であげちゃダメ
  • あげすぎ注意
  • 本気でダイエットを考えるなら、フードの変更も

 

1つずつ解説していきます。

 

生で与えてはいけない

ささみには、生の状態だと多数の細菌やウイルスが付着しています。体調によっては下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。

人用のささみを犬に与える場合には、「ゆでる」「焼く」といった加熱をしてから与えましょう。

加熱することで、ほとんどの有害な細菌やウイルスは死滅します。

 

あげすぎ注意

ささみは「低カロリー」「低脂肪」といったダイエットに適しているメリットもありますが、主食としては適していません。

主食としてはミネラルやビタミンなど、足りないものがたくさんあるからです。つまりささみをあげすぎると、「栄養不足が起こる」ということです。

逆に、ささみにはリンが多く腎臓に負担をかけやすいという側面もあります。これは「栄養の過剰が起こる」ということです。

よって、ささみはおやつ程度(1日のカロリーの10%くらい)で与えるのがちょうどいいのです。

 

本気でダイエットするならフードの変更も検討する

上記より、愛犬のダイエットにささみを使うのは「おやつの変更」という域を出ません。おやつの変更でやせることも多々ありますが、一方で限界が来やすいのも事実です。

ダイエットを「短期間で」「確実に」させるのであれば、主食を変更するのが圧倒的に効率がいいです。

現在のダイエットフードは、低脂肪・低カロリーだけでなく「代謝を高める」「体脂肪を消費しやすくする」などの、高い機能が付いたものがたくさんあります。

以下の記事で、犬用のダイエットフードをまとめていますので、気になる方は読んでみてください。

【必見】犬のダイエットフードランキング!ペット栄養管理士が厳選。

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「犬のダイエットにささみを使う」記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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