値段が高いだけで、ぼったくりのような気がするんだけど・・・
ペット栄養管理士を10年やっている筆者ですが、恥ずかしながら、つい最近までフリーズドライのドッグフードを使ったことがありませんでした。
おそらく読者の皆さんでも「フリーズドライのフードが何なのか」がボヤっとしている方も多いのではないでしょうか?
ということで、フリーズドライのドッグフード5種類を試した実体験より、メリット・デメリットなどを書いていきたいと思います!
記事のまとめ
- 質感は「インスタントスープ」を想像するとよい
- ふつうのフードより値段は高い
- その分メリットも多い
この記事でわかること
フリーズドライのドッグフードって何?
フリーズドライを直訳すると以下のようになります。
- freez = 凍結
- dry = 乾燥
つまり「フリーズドライのドッグフード=凍結乾燥したドッグフード」ということになります。
メモ
凍結処理をしてあるだけで、冷たいわけではなく、常温で流通されています。
実際の見た目はこんな感じです。
どっとわん
モグキューブ
手で触った感じでの水分量には少し差がありますが、パサパサしています。
なのでとても軽いです。
また「水分がない=お湯でふやけやすい」とも思っていたのですが、これは製品によりけりでした。
イメージとしては「人間用のインスタントスープの素」と全く同じです。
ふやかすにはある程度、混ぜるという作業が必要です。
質感はインスタントスープの素とほぼ同じ
そして意外だったのですが、「水分がない=ニオイがない」と思っていたのですが、ニオイは強くついているものが多いです。
フリーズドライのドッグフードのメリットは?
フリーズドライのフードを使って感じたメリットは以下の通りです。
- 犬の喜び方が尋常なレベル
- おやつとしてあげやすい
- 栄養価の損失が少ない
- 未開封なら非常食になる
犬の喜び方が尋常なレベル
上でも書きましたが、フリーズドライのドッグフードはニオイが強いです。
それも一般的なドッグフードの油のようなニオイではありません。
人間も食欲をそそられるようなレベルのものもあります。
それを犬も察知するのだと思いますが、袋を開けると同時に寄ってきます。
実際にあげると大喜びしました。
「おいしくて犬が喜んでくれる」というのが最大のメリットだと感じました。
実際に与えた時の様子は別の記事でまとめていますので、興味ある方は読んでみてください。
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おやつとしてあげやすい
フリーズドライのフードは、表面の油っぽさがありません。
表面のオイルコーティングをしないためだと考えられます。
なので手で持ってもベタベタしないので、おやつとしてあげやすいです。
しかもとても軽いので、外出時に携行もしやすいです。
栄養価の損失が少ない
一般のドライフードは「高温で加熱する」という工程を通って作られます。
フリーズドライは凍結乾燥するため、高温処理が不要になっていることが多いです。
よって高温によって失われる栄養素が少なくて済みます。
保存食にもなる
フリーズドライのフードは、未開封の状態であれば数年単位で保存ができます。
一般のドライフードは水分が10%くらい入っているため、そこまで長く保存ができません。
ですが、フリーズドライは「乾燥」により中から水分が抜けているため、長期保存がきくのです。
フリーズドライフードはそんなときの「おいしい非常食」になりますね。
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フリーズドライのドッグフードのデメリット
反対にフリーズドライのフードは以下のデメリットがあると感じました。
- 値段が高い
- パラパラ粉がこぼれる
値段が高い
ドッグフードにおいては「フリーズドライ」という製法は特殊です。
そのため一般のドライフードに比べると値段が高めです。
よって主食としてずっと使っていくというのは難しいかもしれません。
「おやつ使い」や「ごぼうびの主食として使う」のが現実的です。
パラパラ粉がこぼれる
軽くて油っぽさがないフリーズドライですが、ポケットに直(じか)に入れて持ち歩くのはしにくいと感じました。
パラパラと表面の粉が出てくるからです。
なのでトレーニングやしつけで持ち歩くときには、腰につけられるポーチなどに入れるのがおススメです。
フリーズドライのドッグフードに関する記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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