読者の皆さんは、与えるフードの量をどのように決めていますか?
おそらくほとんどの方は「ラベルに書いてある量」を与えているのではないでしょうか?
でもそのラベルの見方って、どこかで教わったことがありますか?
実は間違った見方をしている方も、おどろくほど多いんです。
体重は、理想体型の時の体重
ほとんどのフードでは、以下のような記載がされているはずです。
体重〇kgのときは、△gのフードを与えてくださいね、というものです。
実はこの体重は「理想体重(適正体重)」であることがほとんどです。
もう少し深く言うと、「現在の体重ではなくて、理想体型の時の体重」ということです。
【例】
理想は4kgなんだけど、太ってしまって現在は6㎏になっている
〇:4㎏のところのフード量(84g)を与える
✖:6㎏のところのフード量(114g)を与える
この例でもし4㎏のところのフード量(×g)を与えると、ずっと太ったままです。
このように給与表の体重は「理想体型のときの体重」を見るようにします。
理想体型かどうかのチェックの仕方は、以下の記事の「肥満スコア」の部分(5段階のうち3が理想体型)を確認してみてください。
フードの量は1日の量
△gの部分ですが、これは「1日にあげる量」です。
そんなの当たり前じゃん!
このように思うかもしれませんが、この△gと書かれている量を「1回に挙げる量」だと思っている方も結構います。
フードを1日に何回与えるかは、ご家庭によってもちろん違います。
なのでこのミスを起こすと、1日に与える回数が多い家庭ほど、どんどん太っていってしまいます。
【例】
理想体重が8㎏ →1日に141g与える。
・1日2回与えるなら1回量は70.5g(141÷2)
・1日3回与えるなら1回量は47g(141÷3)
ちなみに、おやつや野菜を与えたらその分はフードの量を減らしてください。
おやつや野菜のカロリーについてはこちらの記事でも解説しています。
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フードの量は加減してもいい
給与表はあくまでめやすであって、絶対的なものではありません。都度、飼い主側が調整していくものです。
人間でも「同じ体重なのに食べる量が全然違う、でも体型はあまり変わらない」というケースはたくさんありますよね。
これと同様に、表に書いてある量を与えて太っていくのであれば少し量を減らし、やせてしまうのであれば量を増やしましょう!
ポイント
ある研究では、同じ体重でも必要なカロリーが2倍くらい違うこともある、という結果が出ています。
本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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