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猫のシュウ酸カルシウム尿石の原因と治し方

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こんにちは!

ペット業界10年、専門家1000人以上と仕事をしてきたピー子センパイです。

 

猫に多い泌尿器疾患。

その中で最近急激に増えているといわれるのが「シュウ酸カルシウム尿石」です。

昔は猫の尿石ではストルバイト尿石が最も多いといわれていましたが、

最近ではシュウ酸カルシウム尿石のほうが多いのではとも言われています。

 

実は治療の大変さでは

シュウ酸カルシウム尿石 > ストルバイト尿石

です。

 

オーナーさんも治療をがんばる必要がありますので、

この記事ではそんなオーナーさんたちに役立つ内容を書いていきたいと思います。

 

※アニコム家庭どうぶつ白書2017より引用

 

ストルバイト尿石についての解説記事はこちら。

【2019】猫のストルバイト尿石に効くフード・おすすめ5商品を徹底比較!

 

猫のシュウ酸カルシウム尿石ができる3つの要因

尿石の成分の濃度

食べ物にはいろんな成分が含まれています。

そして食事をした後、体内で使われなかった成分は尿の中に排泄されます。

 

シュウ酸カルシウム尿石は、

尿の中に排泄された「シュウ酸」と「カルシウム」が

尿の中で結合してしまい石になってしまったものです。

 

どんな子でも尿の中にシュウ酸とカルシウムは入っていますが、

その濃度が高くなってしまうことが尿石になってしまう1つの理由です。

 

 

尿が体内にたまっている時間

尿の中の「シュウ酸」と「カルシウム」が結合して尿石になるには時間がかかります。

結合する前にその尿が体の外に排泄されれば、尿石はできにくくなります。

逆に尿をする回数が少ないようだと尿石はできやすくなります

 

尿のpH

猫の尿の環境は通常、弱酸性(pH 6.5くらい)と言われています。

シュウ酸カルシウム尿石は尿が酸性のとき、ややできやすくなることが分かっています。

ただし、「ストルバイト尿石がアルカリ性でできやすい」というほどの因果関係の強さはありません。

あくまで「ややできやすくなる」というレベルです。

 

 

 

猫のシュウ酸カルシウム尿石はとても厄介

ストルバイト尿石はフードを変更することにより、体内で溶かすことができます。

一方でシュウ酸カルシウム尿石は現在の獣医療だと

どうやっても溶かすことができない

という厄介な面があります。

 

よって手術で取り出すか

その段階で大きな害がないようであれば

それ以上大きくしないようにしてしばらく体内に残しておくという治療がメインです。

 

またもう1つ厄介な面があります。

最近は腎臓や尿管という手術も難しい場所に尿石ができる子も多いのですが、

その尿石がシュウ酸カルシウム尿石であることが多いのです。

 

そうすると体内に残しておくか、

それも難しければリスクを冒して手術をするということになってしまいます。

 

シュウ酸カルシウム尿石の治療方法

現在もっとも有効と考えられている治療方法は

フードの変更

です。

 

動物病院にはシュウ酸カルシウム尿石を予防するフードが多数販売されています。

シュウ酸カルシウム尿石用フードの主な設計は

 

①シュウ酸、カルシウムがフード中に少ない

②シュウ酸とカルシウムの結合を防ぐ

③尿のpHをややアルカリ性にする

④尿がたまっている時間を短くするため、尿の量を増やす成分を入れてある

 

といった設計でできており、

効果があることがきちんと証明されているものが多いです。

 

一例としては以下フードがそれにあたります。

動物病院で使用されることもとても多いフードです。

 

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※これらのフードは病院食です。動物病院で指導を受けながら使用することをお勧めします。

 

 

ただしシュウ酸カルシウム尿石は体質も大きくかかわっていると考えられているため、

そのようなフードを使ったとしても再発する可能性は0ではありません。

 

なのでフードの変更だけでなく、尿の量を増やすために水分摂取を増やす工夫もしておくとさらに管理しやすくなります。

猫の水分摂取を増やす方法についてはこちらの記事で解説しています。

猫は腎臓病になりやすい?どこよりもわかりやすい解説

 

 

いかがだったでしょうか。

シュウ酸カルシウム尿石は非常に厄介な尿石です。

できないに越したことはありません。

予防の意味で飲水量を増やす工夫をする、病院食ではなくてもシュウ酸カルシウム尿石のケアができるフードを使っておくといいでしょう。

 

 

本記事がお役に立つようであればうれしいです。

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