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【2019年最新情報】犬のワクチンは毎年接種する必要はないって本当?

 

犬のワクチンは3年に1回でいい、という情報を聞いたことがある方もいるかもしれません。でもその認識は少し間違っています。

ということでこちらの記事では、犬のワクチン接種についての考え方をまとめています。

 

犬のワクチンは毎年接種する必要はない?

richardsdrawings / Pixabay

 

まずそもそも「ワクチンとは何か」を知る必要があります。少しざっくしりしてますが、簡単な説明をします。

体の中には病気から体を守るために「抗体」があります。抗体は病原体が体に入った後に初めて作り上げられる体のシステムです。

 

ただもし病原体が入ってきたときに、「病原体のパワー」が「抗体のパワー」を上回るレベルだったとしたら、抗体ができる前に病気にかかってしまいます。

抗体パワー > 病原体パワー → 病気にならない

抗体パワー < 病原体パワー → 病気になる

 

逆に言うと「病原体のパワーを弱めたもの」を体に注入して抗体を作らせる、ということをすれば「抗体は作れるし、病気になることもない」という状態になります。

この「病原体のパワーを弱めたもの」の正体がワクチンです。

ワクチンで病気の予防をする、というのはこういったカラクリなのです。

 

少し長くなりましたが、日本では犬のワクチンは毎年接種するもの、という習慣があります。

ですが、世界ではこの習慣は20年ほど前から変化しています。

【世界のガイドライン】

・ワクチンを「コア」「ノンコア」「非推奨」という3つに分類する。

・コアワクチンは、3年以内の接種は避ける

・コアワクチンは、生後16週以上たってから。

・すべての子犬にコアワクチンは接種する。

・ノンコアワクチンは、生活環境に応じて毎年摂取する。

               ※コアなどの用語は下で解説

 

2番目にあるようにコアワクチンは1度接種したら3年以上空ける、ということがガイドラインになっているんです。

※「3年ごと」ではないです。

 

3年打たなくて本当に大丈夫?

3dman_eu / Pixabay

 

コアワクチンは長期間(約3年間)は体で有効であることが分かっています。また打てば打つほど抗体パワーが増強するわけではない、ということも分かっています。

逆に打てば打つほど体に負担がかかり、副作用のリスクが上がってしまうとも考えられています。

ポイント

コアワクチンは3年以上空ける、と書きましたが、4年?5年?どれくらい空ければいいのでしょうか。

抗体がきちんと残っているかを抗体検査というもので確認できます。

なので前回の接種から3年後を目安に、抗体検査を毎年受けていきます。

この抗体検査の費用はワクチン接種と同じくらいの金額であることが多いので、「ワクチンの費用が0になる」わけではありません

※抗体検査は「コアワクチン」のみが対象です。

 

抗体検査を受けられる病院例

 

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犬のワクチンの種類

TeroVesalainen / Pixabay

では3年以上空けるコアワクチンはどんな病気を予防するワクチンなのでしょうか?ノンコアワクチンも含めてまとめています。

病気の名前が苦手な方は、ここは読み飛ばしても大丈夫です。

 

コアワクチン(3年以上空ける)

ジステンパー

パルボ

アデノ

 

ノンコアワクチン(状況に応じて毎年接種)

レプトスピラ

パラインフルエンザ

ボルデテラ

 

上記はコア・ノンコアという分類です。

ただ一般的には〇種混合というほうが見慣れていますよね。〇種というのは上記のワクチンが組み合わされているだけです。

コアワクチンとノンコアワクチンを〇種混合に当てはめてみます。かつコアワクチンを太字にしました。

 

3種混合

ジステンパー、アデノ1型、アデノ2型

 

5種混合

ジステンパー、パルボ、アデノ1型、アデノ2型、パラインフルエンザ

 

6種混合

ジステンパー、パルボ、アデノ1型、アデノ2型、パラインフルエンザ、コロナ

 

8種混合

ジステンパー、パルボ、パルアデノ1型、アデノ2型、パラインフルエンザ、コロナ、レプトスピラ2種

 

〇種混合、というワクチンを使うことが多いと思いますが、体検査をして抗体が体に残っていたらそのワクチンは必要ありません

それ以外のワクチンだけを摂取すればいいので、単一のワクチンを病院に依頼してみましょう。

これが世界のガイドラインです。

 

必要なワクチンの種類が毎年変わって、種類が今までより少なくて済むこともある。でも注射が0になるわけではないってことね。

 

 

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犬のワクチンを毎年打たないことのメリット・デメリット

OpenClipart-Vectors / Pixabay

 

上記からわかっていただけたかもしれませんが、「ものによっては」犬のワクチンを打たないで済むということになります。

そのメリット、デメリットをまとめてみました。

【メリット】

・体への負担が少ない。

・副作用のリスクが減る。

※ワクチンによる副作用の確率は0.6%、死亡確率は0.00003%。

 

【デメリット】

・検査費用がかかるため、ワクチン費用が0になるわけではない。

・ペットホテルやドッグランなどで毎年の「ワクチン接種証明書」を必要としている場所で、「抗体検査の証明書」だと受け入れてもらえないことがある。

 

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犬のワクチン接種のまとめ

繰り返しになりますが、犬のワクチンについてまとめます。

犬のワクチン接種のまとめ

  • ジステンパー、アデノ、パルボは抗体検査をしつつ、3年以上空けて接種する。
  • それ以外のワクチンは、状況に応じて毎年接種する。
  • ワクチンの回数が減るのは体のためであって、費用のためではない。
  • 抗体検査とは、体抗体がまだ有効かどうかの判定する検査。

 

本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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