病院やペットショップですすめられることの多い製品といえば「サイエンスダイエット」。
こちらの記事では、サイエンスダイエットについて徹底解説していきます。
サイエンスダイエットとは?
「日本ヒルズ・コルゲート株式会社」が製造しているペットフードのシリーズです。
「ダイエット」というネーミングから、太った犬・猫のためのフードと思われていることも多いですが、それは間違いです。
英語を訳すと
Diet = 食事
という意味になります。
つまりサイエンスダイエット(Science Diet)は、「科学的な食事」を意味しています。
ということで、サイエンスダイエットは「太っているペット専用」というわけではなく、やせている子が使ってももちろん大丈夫です。(サイエンスダイエットの中で「ライト」と書かれてある製品が太っている子用です)
そしてどの辺が「科学的」かというのも調べてみたところ大きく2つありそうです。
①もともと病気の犬のためのフードを作っていた
サイエンスダイエットは、健康な犬猫たちが使うペットフードです。
ただサイエンスダイエットより前に、腎臓病の犬のためのフード(今でいう療法食)を作ったのがこの会社の始まりと言われています。
それ以降たくさんの療法食が発売されており、サイエンスダイエットの開発にもその技術が生かされているそうです。
フードメーカー最大の研究施設を持っている
ペットフード会社というのは多数ありますが、
その中でもサイエンスダイエットの研究施設は最大規模と言われています。
220人の獣医師や栄養学者が在籍し、「人が食べられるレベルのペットフード」を作っています。
市販のペットフードの中でもやや割高なのは、そのような研究施設の維持が必要だからかもしれません。
安心料といったところでしょうか。
サイエンスダイエットの成分は?
子犬用、7歳まで用、7歳以上用などの年齢ごとに分かれており、すべての製品が「総合栄養食」になっています。
総合栄養食とはそのフードだけで、栄養バランスが保証されていることを意味していますから、長く使っていくうえでも安心感があります。
細かく成分を見てみると、いちばん多く入っている栄養素は「炭水化物」です。
ただサイエンスダイエットは上で記載したように「総合栄養食」になっている以上、そこはあまり気にするものではないと思います。
タンパク質が多いほうがいいという説も否定はできませんが、犬猫の祖先たちも炭水化物は摂取していたという報告もあります。
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サイエンスダイエットの添加物は?
ペットオーナーさんたちが最も嫌がる添加物が、以下の2つではないでしょうか。
- 酸化防止剤(フードに使われている油の傷みを防止する)
- 着色料(フードに色付けをしておいしく見せる)
酸化防止剤では量を守っていれば安全ではあるものの、BHA、BHTという物質はマウスで発がん性が指摘されています。
サイエンスダイエットの酸化防止剤は、以下のの3つが主に使われており、BHAとBHTは使われていません。
- ミックストコフェロール
- ローズマリー抽出物
- 緑茶抽出物
また着色料も使われていませんでしたので、こちらも安心です。
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その他
成分や添加物以外のポイントで「いいところ」「よくないところ」をまとめてみました。
いいところ
基本は年齢別の使い分けになっていますが、それ以外に「関節ケア」や「皮膚ケア」などの付加価値がついた製品もあります。
またカリカリタイプだけでなく缶詰タイプもあるため、時々風味を変えていくことができます。
関節ケア
皮膚ケア
よくないところ
オはカリカリタイプが、ほかのメーカーよりベタベタしているという声が聞かれます。
ペットにとってはあまり関係ないところですが、フードを触ることもあるオーナーとしてはあまりうれしくありません。
また缶詰タイプがあると書きましたが、ほかのメーカーのパウチやチュールとは質感が違います。
正直あまりおいしそうな見た目ではありません。
安心なフードである分、このあたりを改善してくれたらもっと嬉しいですね。
本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!