このような悩みを抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
それを解決する5つの方法をペット栄養管理士のかむかむが解説させていただきます!
この記事でわかること
直接口に入れて飲ませる
まず一切手間もお金もかけないやり方です。
以下の条件がそろっていれば特段おやつなどを使わずに薬を飲ませることができます。
- 薬が錠剤である
- 飼い主さんが手で犬の口を開けられる
このような条件が揃っているようであれば、次の方法を試してみてください。
- 手で口を開け、ベロの奥の方に錠剤を置く。
- 手で口を閉じ、そのまま上のほうを向かせる。
このようにすれば薬を飲んでくれる可能性が高いです。すごく簡単ですね。
小さなころから歯みがきのしつけで口周りを触らせてくれるようになっていると、こんな時にも役に立ちますね。
そしてうまく飲ませられたらたくさんほめてあげましょう!
そうすると「いいことをしたんだ」という記憶がつき、それ以後も薬を飲ませるのが楽になっていきます。
✅注意ポイント
体調が悪い時は、犬も警戒心が強くなっています。
噛み癖のあるような犬の場合はこの方法はやめましょう。
スポイトであげる
粉薬限定ですが、水で薬をある程度溶いてスポイトで与えることもできます。
犬の顔を横に向かせ、顔の横の皮膚(頬のところ)をめくります。
薬が入ったスポイトを犬の歯の間から注入していけば、そのまま水を飲むようにして薬を飲んでくれます。
一回で与えなければいけない分が残らないように、すべて与えるようにしましょう。
✅自分で溶いて与える際には、事前に獣医師にその旨を確認しておきましょう。
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ドッグフードに混ぜる
いつものドッグフードや、いつもよりおいしそうなドッグフードに薬を混ぜるという方法もとても簡単です。
この方法であれば錠剤でも粉薬でもどちらでも対応できます。
特に犬は水分量の多いものを好む傾向があるので、缶詰フードに混ぜるほうが薬をそのまま飲んでくれる可能性が高いです。
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食べ物に混ぜる
ドッグフードに混ぜるやり方はとても簡単でいいのですが、頭のいい子は薬のニオイを嗅ぎ分けて薬だけよけてしまうこともあります。
そんな時は身近にある食べ物に「包んで」あげると薬のニオイが出ないので、犬がおやつだと思って薬を飲みこんでくれる可能性が高いです。
ただしこの方法は錠剤の時に使えますが、粉末ではできません。
✅薬を包める身近な食品
- 魚肉ソーセージ
- チーズ
- ウインナー
- バナナ
練り物状のものは薬を差し込むようにそのまま埋め込んでいけるのでいいですね。
💡栄養バランスは大丈夫?
どんな病気であれソーセージなどを少量与える分には問題ないでしょう。
ただ上記の食品は、塩分量が多いです。
心臓病や腎臓病など、塩分量を少しでも抑えたほうがいいケースはありますので、次に紹介する方法も検討してみてください。
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投薬補助グッズを使う
現在は「投薬を簡単に行えるためのおやつ」がいくつか販売されています。
その中でも栄養バランスを崩しにくく、かつ嗜好性も高い3つのおすすめ商品を記載します。
ピルポケット
中が空洞上になった1.5㎝くらのおやつで、そこに錠剤を入れてからまわりを包んでいきます。
とてもニオイが強いので、薬のニオイをかなり隠せます。
また嗜好性も高いので、そのまま食べてくれる犬がとても多いです。
また動物病院でも取り扱いがあるように、栄養バランスも大きな偏りなく作られています。
※類似品で「ピルアシスト」という商品もありますが、ピルポケットのジェネリックのようなものです。
- 形状や栄養バランスなどはほとんど同じ。
- ピルアシストはアマゾンや楽天などのネット通販では販売されていない。
- 値段はピルポケットとほぼ同じ。
なので個人的には、ピルポケットのほうがネットでも手軽に買えるのでお勧めです。
メディボール
上記のピルポケットはとてもいい製品ですが、ピルポケットはチキンアレルギーと小麦アレルギーの犬には使えません。
チキンと小麦が使われているからです。
ピルポケットの原材料
乾燥チキン、小麦粉、植物油、小麦グルテン、コーンシロップ、脱脂粉乳、タンパク加水分解物、グリセリン、ph調整剤、増粘安定剤(キサンタンガム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
食事アレルギーの犬に対しての投薬補助おやつは限られますが「メディボール 低アレルゲン」という製品は使えます。
使い方はピルポケットとほとんど同じで、薬をメディボールに包むだけです。
大きな錠剤も包むことができます。
648円(15個入り)です。
💡注意ポイント
原材料には「たら」と「えんどう豆」が使われています。
ほとんどないと思いますが、たらアレルギー、えんどう豆アレルギーの犬には使えません。
フレーバードゥ
固めのペースト状で、カツオ風味のおやつです。
スプーン1杯分くらいをすくい、そこに薬を入れて包んでいきます。
薬の大きさによって簡単に量を変えられるのがメリットです。
おくすりちょーだい
チューブに入った水あめ上の国産おやつです。チーズ味です。
チーズ味ですが塩は使っていないため、塩分0%です。
使い方は「おくすりちょーだい」をまず小皿などに出し、そこに粉薬か錠剤を入れます。
薬を包むように混ぜていき、それを犬になめさせます。
手がべたつかないようになっていますが、上の2つに比べると少し手間がかかります。
ちなみに、上記以外の投薬補助おやつについては、以下の記事でまとめています。
-
犬に薬を飲ませるためのおやつ・おすすめ10選【使用法、注意点も】
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以上、少しでも犬の飼い主さんたちのお役に立つとうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!