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フード

ドッグフード、キャットフードの年齢分けは意味がない?

 

つぎのような疑問を持ったことがある方は多いはずです。

「うちの子は7歳なんだけど1歳~6歳用と書かれたフードを食べてもいいの?」

「うちの子は5歳だけど7歳以上用のフードを与えていいの?」

 

このような疑問に対する答えを、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます!

 

ドッグフード、キャットフードの年齢分けとは?

今は当たり前になっている年齢分けですが、20年位前から普及し始めました。

ライフステージとも呼ばれます。

かなり細分化されている印象がありますが、ざっくりと以下のようになっていることが多いです。

 

~1歳まで 子犬用 / 子猫用
1歳~6歳 成犬用 / 成猫用
7歳~13歳 高齢犬用 / 高齢猫用
13歳以上 超高齢犬用 / 超高齢猫用

 

皆さんもドッグフード・キャットフードを購入するとき無意識に参考にしているはずです。

 

年齢分けの基準はだれが決めているのか?

ドッグフード・キャットフードの栄養バランスには世界的な基準があります。

その基準は「AAFCOの基準」と呼ばれます。

AAFCO(アフコ)とは

Association of American Feed Control Official(アメリカ飼料検査官協会)の略です。

総合栄養食の栄養基準を作っており、日本のペットフードのルールとしても使われています。

 

このAAFCOの基準の中で年齢ごとに細かく栄養バランスが決まっているかというと実はそうではありません

このAAFCOの基準では、年齢での栄養基準は2通りしかありません。

①成長期(1歳以下)に最適な栄養バランス

②成犬/成猫(1歳以上)に最適な栄養バランス

 

ざっくりいうと「子犬/子猫用」と「おとな用」の2種類しか実は決め事がないということです。

すごく乱暴な分け方に感じるかもしれませんが、この2つの年齢分けでの栄養基準を守れていれば犬・猫の健康は守れることが分かっています。

ということは、冒頭の疑問の答えも分かりますね。

 

7歳なんだけど1歳~6歳用と書かれたフードを食べてもいいの? ⇒ 〇

5歳だけど7歳以上用のフードを与えていいの? ⇒ 〇

 

となります。

 

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年齢分けは意味がない?

ということは、「7歳用」とか「13歳用」という、1歳以上の中での細かい年齢分けは、フードメーカーが勝手に作っているものなのです。

ある意味、消費者が買いやすくするための戦略です。

ここまで書くと「じゃあ年齢分けって根拠がないじゃん。意味ないわ」と思ってしまうかもしれません。

 

ただ結論から言うと、細かい年齢分けもある程度は意味があると言えます。

 

なぜかというと1歳以上用のフードの中でも7歳以上用や10歳以上用など高齢用になるにつれて、タンパク質やリンなどの栄養素が少なくなっていることが多いからです。

つまり年をとると弱ってくる、内臓や機能に配慮しているということです。

またカロリー量なども低くなっていることが多いです。(以下、イメージ)

 

 

結論としては、以下のようになると考えてられます。

結論

  • 年齢分けで選ぶのは、ある程度意味がある
  • ただ1歳以上用の中であれば、多少年齢が違う商品を選んでも害はない
  • 子犬/子猫なのに1歳以上用を使うのは✖。逆も同じ。

 

本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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