病気

ヒルズのトリーツは腎臓病の犬にあげると危険?【ペット栄養士が解説】

 

 

ヒルズのトリーツって、腎臓病の犬にあげたらまずいかな?

うちの犬がお気に入りなんだけど。

 

ヒルズのトリーツは、療法食タイプのおやつです。

上記のような疑問を持つ方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。

 

腎臓の健康維持に配慮すべき栄養素

腎臓は、「尿を作る」という重要な役割を担っています。

ただ、年齢を重ねるごとに機能が低下していくということが分かっています。

 

慢性腎臓病は多飲多尿」や「食欲不振」といった症状で気づくこともあります。

また、血液検査の数値で見つかることも多いです。

血液検査の基準値は、以下の通りです。

 

検査項目 基準値(正常範囲)
リン 2.5~6.8 mg/dl
BUN(血中尿素窒素) 7~27 mg/dl
CRE(クレアチニン) 0.5~1.8 mg/dl

※基準値は病院や検査会社によって、多少前後する事あり

 

そして、慢性腎臓病の際には食事療法(フードの変更)が行われることがあります。

その際には、以下の栄養素の量を調整、制限するのが一般的です。

  • タンパク質
  • リン
  • ナトリウム

 

上記の栄養素は、腎臓の健康維持に関わっていることが分かっています。

ヒルズのトリーツは、腎臓病の犬にもあげられる

そんななか、ヒルズのトリーツは公式サイトで以下のように記載されています。

リン、ナトリウム、たんぱく質を調整

 

つまり腎臓の健康維持に配慮されているということです。

また、公式サイトにもその旨が書かれています。

犬用 トリーツは、プリスクリプション・ダイエット 犬用 c/d マルチケア、k/d l/d r/d w/d 製品を給与している犬へ与えることができるよう成分を調整したおやつとしての特別療法食です。

 

これのどこが「腎臓病に使ってOK」の意味なの?

 

文中の「k/d」という製品は、腎臓ケアの療法食です。

k/dと併用できる=腎臓ケアの邪魔をしない、ということを意味しています。

腎臓ケア k/d

 

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ヒルズからは、トリーツとは別に「低アレルゲントリーツ」という製品もあります。

低アレルゲントリーツは、食物アレルギーの犬に与えるためのおやつであり、腎臓への配慮はありません。

「トリーツ」と「低アレルゲントリーツ」を間違えないよう、注意しましょう。

黄色の袋がトリーツです。

 

 

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【トリーツ以外】腎臓病の犬に使えるおやつ

使い勝手のいいトリーツですが、

  • 小さいおやつをあげたい
  • ちぎって与えたい
  • ビスケットタイプでないものをあげたい

という時には使いづらいです。

 

というのも、トリーツは「粒が固くて大きい」「ビスケットタイプしかない」からです。

 

トリーツのサイズ感

 

そこでヒルズのトリーツ以外で、「腎臓の健康維持に配慮されたおやつ」も紹介してみたいと思います!

 

注意ポイント

肉類はタンパク質やリンがそもそも多いため、「肉を使ったおやつ(ササミなど)」などは、紹介されていません。

 

 

ミネラルコントロール

ミネラルコントロールは、療法食タイプのおやつです。

動物用サプリメーカーの「ぺティエンス」が製造しています。

形状は、ソフトタイプのスティック状です。(1袋に30本~35本入り)

 

 

なので、

  • ちぎって与えられる
  • 固いものを食べにくい犬でも食べやすい

というメリットがあります。

また、1本あたり7.8kcalと低カロリーなのもうれしいポイントです。

ミネラルコントロールは、リンやナトリウムをおさえることで、腎臓病に配慮しています。

 

 

さらに主要アレルゲン35品目を不使用のため、アレルギーをもつ犬も安心して使えます。

ポイント

【肉類】

  • 牛肉
  • 羊肉
  • 豚肉
  • 七面鳥肉
  • あひる肉

【魚類】

  • さけ
  • たら
  • なまず
  • ししゃも
  • かつお
  • いわし
  • さば
  • まぐろ
  • にしん
  • アジ
  • かれい

【植物性タンパク】

  • 大豆
  • 小麦
  • とうもろこし
  • じゃがいも
  • 大麦
  • ライ麦
  • オーツ麦
  • エンドウ豆
  • 落花生
  • りんご
  • にんじん
  • かぼちゃ
  • ホウレンソウ
  • トマト
  • キャベツ

 

機能性が高いおやつであることが分かります。

ふだんジャーキーなどのスティック状のものを食べている犬におススメです。

 

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すっきりボーロ

 

すっきりボーロは、療法食ではないおやつです。

ペットフード製造の歴史が長い「デビフペット(株)」から発売されているので、安心感はあります。

特に「デビフの缶詰」はおいしいことで有名で、全般的に嗜好性の高さに定評があります

文字通り、形状はボーロです。

 

1箱=20g(40粒入り)×3袋 です。

小分けになっているので、鮮度を気にせず与えられます。

栄養面では、腎臓に負担をかける「ナトリウム」と「リン」を減らしています。

じゃがいもを主原料にしたボーロなので、「タンパク質」ももともと少ないです。

普段ボーロなどの小さいおやつを与えている犬には、使いやすいおやつといえます。

 

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腎臓にやさしいトリーツ

 

腎臓にやさしいトリーツは、動物用サプリを多数つくっている「ヴォイス(株)」が製造しています。

形状は、ギザギザで、ややしっとりしたスナックです。

 

1袋に約100粒入っています。

栄養面では、「タンパク質」「リン」「ナトリウム」をすべて低くしています。

また魚油を使っているため、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富です。

ただそれゆえ、魚の油のにおいが強く、そのにおいが苦手という方もいます。

なので、おやつをこぼしやすい犬は、カーペットなどににおいが残る可能性があります。

それが気になる方はやめたほうがいいでしょう。

 

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「ヒルズのトリーツは腎臓病の犬に使える?」の記事は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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