
前あげた時は普通だったのに。
なんでなの?いい対策はないの?
上記のような疑問に、ペット栄養管理士の筆者がお答えしていきます。
消化器サポートを食べない原因
まず、ロイヤルカナンの消化器サポートは
- 犬用が3種類
- 猫用が2種類
あります。
犬・消化器サポート 低脂肪
犬・消化器サポート高繊維
犬・消化器サポート
猫・消化器サポート 可溶性繊維
猫・消化器サポート

ひとくちに消化器サポートといっても、いくつか種類があるわけです。
なので製品によって「食べない原因」も違う可能性があります。
あくまで推測ですが、栄養バランスの特徴からすると、以下の理由が考えらえれます。
犬 | 消化器サポート低脂肪 | 脂肪が少なく、味が薄く感じる? |
消化器サポート高繊維 | 食物繊維が多く、味が薄く感じる? | |
消化器サポート | 脂肪が多く、こってりすぎる? | |
猫 | 消化器サポート可溶性繊維 | 食物繊維が多く、味が薄く感じる? |
消化器サポート | ※ |
※猫の消化器サポートについては、「食べない」に影響しそうな特徴が見当たりませんでした。
とはいえ、
栄養バランスではなく、以下のポイントが「食べない」原因である可能性もあります。
- 味が好きじゃない(例:前のフードが好き)
- 飽きてきた
- 体調が悪い
1や2はペットの好みです。特に猫は「味へのこだわり」が強い傾向があります。
ちなみにペットの味の好みも、年齢によって変化していきます。
以前食べたものを、生涯ずっと好きでいるという保証はありません。
3については、消化器サポートはそもそもなんらかのケアが必要な時に使うフードです。
それが食べない原因なのかもしれません。
このように「消化器サポートを食べない」原因は、いくつも推測できます。
おそらく、どれかが当てはまっているのではないかと思われます。

だから、うちの子は「味が好きじゃない」が当たってるかも。
いい対策ってない?
ではここから、消化器サポートを食べない時の対策を解説していきます。
消化器サポートを食べない時の対策
対策としては3つ考えられます。
- 他のメーカーに変えてみる
- 温める
- ふやかす
順に解説していきます。
他のメーカーに変えてみる
- 粒の形
- メーカーによる「味付け」や「ニオイ」
が違うだけで、驚くほど食べつきが変わります。
ロイカナ消化器サポート低脂肪は食べた。
ヒルズw/dは食べない。
もう、食べさせるものがありません😭 pic.twitter.com/gY4OxriOmk— Alice (@vxxxxALICExxxxv) January 8, 2019
今は消化器サポートシリーズと同じコンセプトの療法食が販売されています。
なので「フードを代えてみる」というのが、いちばん可能性のある方法かもしれません。
以下のリンクから、消化器サポートシリーズの同コンセプト品の紹介を読むことができます。

他のフードに変えるっていう選択肢も分かったわ。
ただその前にもっと手軽にできる方法も試しておきたいわ。
つづいてフードを代える前に、気軽にできる対策も紹介していきます。
温める
犬や猫は
40℃くらいの食べ物を好んで食べる
という研究があります。
これは野生の動物を食べていたときの本能なのかもしれません。(動物の体温はたいてい40℃くらい)
なのでフードを温めることで、フードを食べてくれる可能性が高まるかもしれません。
- レンジでチン
- ドライヤーの熱で温める
などで工夫してみてください。
メモ
ドライフードをレンジにかけるときは、水を少したらして数秒チンで十分です。
ただそれでもレンジ内にニオイが出ますので、気になる方は2の方法を試してみてください。
ふやかす
犬や猫は本来、水分量が多いものを好きな傾向があります。
これも野生動物を食べていた時の本能かもしれません。(動物の体は、水分が70%くらいでできていることが多い)
なのでドライフードをお湯でふやかしてあげると、食べてくれる確率が上がるかもしれません。
また缶詰をトッピングするということでもいいでしょう。
「温める」「ふやかす」はとてもシンプルで試しやすい方法です。
ぜひ試してみてください。
もう少しつっこんだ方法については、以下で解説しています。
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猫の療法食はまずい?食べない理由や食べさせる方法を栄養士が解説!
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「消化器サポートを食べない」についての記事は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!