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ヒルズの肝臓ケア「l/d」に 缶詰はある?類似品も紹介

【公開日:2021年6月26日】

 

飼い主さん

うちの犬が肝臓がわるくて、肝臓用の療法食をあげたいんだ。

ヒルズの「肝臓ケア」がいいって聞いたんだけど、缶詰もあるのかな?

 

上記のようにお考えの方に向けて、ペット栄養管理士の筆者が解説していきます。

 

ヒルズの肝臓ケア「l/d」とは

ヒルズの肝臓ケアは、正式には「l/d」(エルディー)という商品名です。

 

20年以上販売されている歴史のあるフードで、その名の通り肝臓のケアをすることができます。

病院用カタログには、具体的に以下のような場面で適応できる記載があります。

ヒルズの肝臓ケア「l/d」の適応

  • 肝臓病全般
  • 肝性脳症
  • 門脈体循環シャント
  • 銅貯蔵病
  • 腹水/浮腫(肝臓病関連)

病院向けカタログより

 

肝臓はたくさんの働きをしている臓器で、その1つとして「栄養素の代謝」があります。

その中でl/dは、肝臓病のときでも、体の負担を最小限にする工夫がされています。以下の工夫は、そのうちの代表的なものです。

  • 高消化性・高品質のタンパク質

→組織の修復を高める。肝性脳症の症状を最小限にする。

  • BCAAが豊富

→肝臓に負担をかけず、体の組織に栄養を供給する。

  • 低ナトリウム

→腹水を最小限にする

 

使用者も多く、これまでの多数の肝臓病の犬の治療に役立ってきたフードです。

 

 

 

 

 

ヒルズの肝臓ケアに缶詰はある?

飼い主さん

やっぱりいいフードなんだね。

うちの犬はドライフードより缶詰が好きだから、缶詰タイプもあげたいと思ってるんだ。

 

このように思う方もいるかもしれません。

ただ残念なお知らせです。

 

現在ヒルズの肝臓ケア「l/d」には、缶詰はありません。ドライフードのみが発売されています。

 

正確な情報をお伝えすると、実は2018年ごろまでは缶詰が発売されていました。こんな感じのものでした。

 

ちなみにアメリカのヒルズのHPでは、まだl/dは販売されているようです。

 

つまりl/dが「製造中止」になっているわけではないようです。なので、いつかまた日本でも発売される可能性はあるかもしれません。

 

飼い主さん

そうなんだ・・・残念。

肝臓ケアができる缶詰で、他にいいものなんてないよね?

 

肝臓ケアができる療法食の缶詰は、あまり多くないですが0ではありません。

ペット栄養管理士の私から見て、おすすめできるものが3つほどあります。

 

ということでここから、肝臓ケアのできる缶詰(ウェットフード)を紹介していきます。
どれもl/dのドライフードと併用ができます。

 

肝臓ケアができる缶詰の療法食

肝臓サポート

1つ目はロイヤルカナンの「肝臓サポート」です。

l/dに次いで販売の歴史は長く、動物病院での取り扱いも豊富です。ドライタイプもあるため、両方を併用している方も多いです。

 

BCAAを含む消化性の高いタンパク質を使い、ナトリウムが制限されています。

病院向けカタログを見ても、l/dとほぼ同じケアができる旨が書かれています。

肝臓サポートの適応

  • 高アンモニア血症
  • 肝性脳症
  • 門脈シャント
  • 慢性肝炎
  • 銅蓄積性肝疾患

 

病院向けカタログより

 

サイズは200gで、ローフタイプの質感(水分量の少なめの缶詰)です。

 

 

販売実績や使用者の多さから、「まずは大手の安心のものを使いたい」という方におススメです。

 

 

CKW

2つ目はスペシフィックの「CKW・腎心肝アシスト」です。(以下、CKW)

 

CKWは、タンパク質とナトリウムを制限しています。それにより以下のケースで使用できるとカタログに記載されています。

肝臓サポートの適応

  • 高アンモニア血症
  • 肝性脳症

カタログより

 

成分を比較すると、l/dや肝臓サポートと比べてタンパク質がかなり低いです。

よって重度の肝性脳症におススメしやすい印象です。逆に軽度の肝臓病の場合には、タンパク質が低すぎるように見えます。

 

タンパク質量の比較

l/d 4.0g
肝臓サポート 4.4g
CKW 3.5g

※100kcalあたりの量

 

 

質感は、やわらかめのローフタイプです。

「100g」と「300g」の2つのサイズがあり、しかも「1ケースに7個入り」と少なめです。容器もアルミトレイのため、廃棄などの取扱いが楽です。

 

 

重度の肝臓病で、サイズ選択など利便性のあるものを選びたいという方におススメです。

 

スペシフィック
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低たんぱく

3つ目は和漢みらいのドッグフードの「低たんぱく」です。(自然の森製薬株式会社)

 

高消化性の原材料を使い、タンパク質は制限されています。またBCAAも使用しています。

最大の特徴は、「89種類の和漢原材料」を使っていることです。よって大手の療法食にはない、東洋医学的なアプローチが可能です。

低たんぱくの原材料

生肉(鹿,馬,イベリコ豚),大麦,玄米,国産雑節,ローストセサミ,和漢植物粉末【紅豆杉,BCAA(Lロイシン・Lイソロイシン・Lバリン),ノコギリヤシ,ウラジロガシ,ビタミンD,南蛮の毛,スギナ,田七人参,朝鮮人参,ウコン,オルニチン,発酵グルコサミン,アルギニン,DHA,亜麻仁,ジャバラ,チャーガ(シベリア霊芝),霊芝,冬虫夏草,アガリクス,ハナビラタケ,プロポリス,クランベリー,ユーグレナ(ミドリムシ),延命草,コラーゲン,黒豆,ヒアルロン酸,ミドリイガイ,タモギタケ,マイタケ,カワラタケ,シロキクラゲ,山伏茸,メシマコブ,ガジュツ,キバナオウギ,ドクダミ,ハス胚芽,吉野葛,大棗(ナツメ),サラシア,カミツレ,ハトムギ,大麦若葉,陳皮,ヘンプ(麻),クコの実(ゴジベリー),枇杷の葉,ブルーベリー,ザクロ,バイキセイ,モリンガ,ニンドウ,タヒボ(紫イペ),ヨモギ,菊芋,ケイ素(シリカ),クマザサ,ヒハツ,クロガリンダ,ノニ果実,当帰の葉,紅花,八角,菊の花,ケイヒ,スピルリナ,杜仲の葉,ゴカヒ,蝦夷ウコギ,ギョクチク,グアバ葉,ケイケットウ,サンザシ,サンシシ,ライフクシ,エキナセア,ウイキョウ,生姜,チョウジ,ガイヨウ,板藍根,イチョウ葉,キダチアロエ,赤ブドウ葉,甜茶,山芋,桑の葉,MSM】,脱脂米ぬか,サチャインチオイル(耐熱性オメガ3脂肪酸),卵殻カルシウム,脱脂粉乳,乳清,海藻,リジン,メチオニン

 

以上より、肝臓への幅広い配慮がされています。

 

レトルトパウチタイプで、1袋600円~700円と価格設定は高いです。(購入方法によって単価が変化)

中身は鹿肉、馬肉、イベリコ豚を使用しているため、お肉の質感が強いです。

 

「大手の療法食は不安だったり、効果を感じられなかった」という方におススメです。

メーカー公式サイトからのみ、購入可能です。

 

 

ヒルズの肝臓ケアに缶詰はある?の記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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