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消化器サポート低脂肪は老犬に使って大丈夫?ペット栄養士が解説

【公開日:2020年6月12日】

 

飼い主さん
うちの犬は「消化器サポート低脂肪」を長年食べてるんだ。
でも最近年とってきたんだけど、このままあげ続けて大丈夫なの?

 

上記のような疑問を、ペット栄養管理士の筆者が解決します!

※消化器サポート 低脂肪は2020年4月ごろから、パッケージのリニューアルが行われています。

 

消化器サポート低脂肪は、老犬に使える?

消化器サポート低脂肪は、ロイヤルカナンの犬用療法食です。
ドライタイプ、缶詰タイプ、液体タイプがあります。

どれも「消化率が高い」「脂肪の量が少ない」という栄養バランスになっています。
そのため、以下の病気や状態で使うことができます。

  1. 膵炎
  2. 下痢
  3. 高脂血症
  4. リンパ管拡張症
  5. 抗菌剤反応性腸症
  6. 無症候性の肝数値上昇
  7. 慢性肝炎

 

そして、消化器サポート低脂肪は、老犬(シニア犬)に与えることが可能です。

 

上記はメーカーによる病院向けガイドです。
成長期妊娠・授乳期には与えることができない」と明記されています。

逆に言うと、「成長期や妊娠・授乳期にはNG」=「老犬は問題ない」ということです。

AAFCO(ペットフードの栄養基準を定めている団体)では、

  1. 成長期
  2. 妊娠・授乳期
  3. 成犬(おもに1歳以上)

の栄養基準しか定められていません。
老犬は「3. 成犬」に含まれるため、「消化器サポート低脂肪は老犬に使える」といえます。

 

念のため主要な栄養バランスを見ても、成犬用の栄養基準(最低ライン)は満たしています

 

消化器サポート低脂肪 成犬用の基準
タンパク質 25.5 g  18.0 g
脂肪 8.1 g 5.52g
食物繊維 10.0 g 基準なし
炭水化物 61.6 g 基準なし
リン 0.96 g  0.4g
ナトリウム 0.46 g  0.08g
カロリー(/100g) 346 kcal 基準なし

※400kcalあたりの栄養素量

 

また栄養バランスからは分かりませんが、消化器サポート低脂肪は、一般のフードに比べて消化率が高いです。
よって年齢とともに衰える消化機能の負担を減らすこともできます

また缶詰液体タイプのバリエーションが選べるため、老犬への使い勝手もとてもいいです。

こういった意味では、「むしろ老犬におすすめ」といえます。

 

ドライタイプ(1㎏,3kg,8kg)  ↓

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缶詰タイプ(200g)↓

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液体タイプ ↓

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飼い主さん
そうなんだ。 でも、ホントにネックになることってないの??

 

くり返しですが、栄養バランス上、まったく問題なく老犬に使えます。

ただ、「より老犬向きの」低脂肪・高消化フードがあるのも事実です。

そのフードは、消化器サポート低脂肪より

  • 塩分(ナトリウム)やリンが低いので、腎臓や心臓にやさしい
  • 小粒なので、小型犬でも食べやすい

という特徴があります。

よって「消化器サポート低脂肪よりも、さらに老犬向き」といえます。

 

消化器サポート低脂肪より、老犬向きの療法食

その商品は「i/d コンフォート」という製品です。

 

i/dコンフォートも、「低脂肪」「高消化性」のため、以下の病気に対応できます。

 

【病院向けカタログ】

↓ 枠内を拡大

  • ストレス性の消化器病
  • 低脂肪食を必要とする消化器病
  • 膵炎
  • 膵外分泌不全
  • リンパ管拡張症
  • 高脂血症
  • タンパク喪失性腸症

 

対応できる病気は、消化器サポート低脂肪とほぼ同じですね。
また「ストレスケア成分」を入れることで、ストレスによる下痢や嘔吐もケアできる優れものです。

イメージとしては、こんな感じです。

 

それでいて、腎臓や心臓に負担をかける「リン」「ナトリウム」は、消化器サポート低脂肪より少ないです。(リンの量は約30%も少ない)

実際に栄養バランスを比較してみます。

i/d コンフォート 消化器サポート低脂肪
タンパク質 27.6 g 25.5 g
脂肪 9.2 g 8.1 g
食物繊維 6.8 g 10.0 g
炭水化物 64.0g 61.6 g
リン 0.69g 0.96 g
ナトリウム 0.40g 0.46 g
カロリー(/100g) 335kcal 346 kcal

 

ポイント

高齢になるにつれ、腎臓は確実に衰えていきます。
リンとナトリウムは腎臓に負担をかけることが分かっており、老犬では控えることが推奨されています。

 

また粒のサイズにも、大きな違いがあります。
実際に並べて写真を撮ってみました。

 

消化器サポート 低脂肪より、1/3~1/4くらい粒が小さいことが分かります。
老犬は噛む力が弱っていることがあり、小粒のほうが食べやすくかんじます。

このように

  • リンやナトリウムなどの成分
  • 粒のサイズ

を考えても、i/d コンフォートは「消化器サポート 低脂肪より老犬に向いている」といえるでしょう。

 

ドライタイプは、「1㎏」「3㎏」があります。

 

また缶詰は、グルメタイプの「シチュー缶」があります。
食欲が落ちている子、好き嫌いが強い子は、シチュー缶を使うのもおすすめです。
ドライにトッピングするだけでもニオイが大きく変わります。

 

i/d コンフォート以外の低脂肪食も知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

 

「消化器サポート 低脂肪は老犬に使える?」の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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