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フード

ワガママすぎ?猫がウェットフードしか食べない時の原因と対策まとめ

 

なんだかうちの猫、ウェットフードしか食べないんだけど・・・

 

これ自体が悪いことではないのですが、できればドライフードを食べさせたいなども思うかもしれません。

ペット栄養管理士の筆者が、原因や対策を解説させていただきます!

ウェットフードしか食べない原因

猫は基本的に、ドライフード(カリカリタイプ)を好む子が多いといわれています。

なので、ウェットフードしか食べないというのはある意味、希少価値の高い猫ちゃんかもしれません。

猫がウェットフードしか食べないのには、以下の理由が考えられます。

  • 食べ慣れている
  • 与えたドライフードの形や味が好きでない
  • ドライフードの鮮度が落ちている
  • 口の中が痛い

 

解説していきます。

 

食べ慣れている

小さいころからウェットフードしか与えたことがないと、いざドライフードをあげても食べてくれなくなる可能性が高くなります

猫は「いつもと違う食べ物」に警戒心を抱きやすく、昔から食べているものに執着しやすいです。

また、母猫が缶詰を食べ慣れていると、その子も缶詰を好きになりやすい傾向もあります。

 

旅行や猫が病気したときなど、ドライをあげなきゃいけない、ウェットをあげなきゃいけない、という場面もあり得ます。

子供のころからいろんなタイプのフードを与えておくと、そんなときも対応しやすいですね。

 

与えたドライフードの粒の形やニオイが好きでない

猫はフードの味はもちろん、粒の形やにおいも重視するということが分かっています。

もしかすると、今まであげてみたドライフードの形やニオイが気に入らないだけかもしれません。

少し大変ですが、いろんなドライフードを試していくと食べてくれるものが見つかる可能性があります。

 

ドライフードの鮮度が落ちている

猫は開けたてのフードをよく食べる傾向があります。

フードは、開けた瞬間から空気に触れて酸化が進んでいき、風味が落ちていきます。

よって、「開封後の日数」が経っているためにドライフードを食べない可能性があります。

「最初はドライフードを食べるが、数日後から食べなくなる」という猫は、このパターンである確率が高いです。

 

口の中が痛い

歯周病や口内炎などがあって「口の中が痛い」「口の中に違和感がある」と、固いドライフードは食べずウェットフードを食べやすくなります

このケースであれば根本の原因の治療をすることでドライフードを食べてくれるようになる可能性があります。

✅口内炎ができる病気の例

  • 猫カリシウイルス
  • 猫エイズ
  • 糖尿病
  • 腎臓病

など

 

ウェットフードしか食べない時の対処法

ウェットフードしか食べないことは、猫の体にとって悪いわけではないです。

ただウェットフードは費用がかかるため、家計のことを考えるとドライフードを食べるようにしたいですよね。

そんな時には、以下のようなことを試してみてください。

  • ふやかしてみる
  • 温めてみる
  • 真空容器で保存してみる
  • においをつけてみる
  • 少しずつ混ぜてみる

 

解説します。

 

ドライフードをふやかしてみる

水分量を考えれば、ドライフードをふやかすということは、ウェットフードを与えるのと同じことです。

猫がウェットフードの「水分量」を好きなのであれば、この方法でうまくいくかもしれません。

 

ドライフードを温めてみる

猫は40℃くらいのものを最もよく食べる、ということが分かっています。

先祖が生き物を食べていたことが記憶されているのかもしれません(先祖が食べていた生き物の体温は40℃くらい)。

なのでドライフードを温めると食べてくれる確率が上がります。

 

ドライフードを温められるの?

 

ドライヤーを使うのが簡単かもしれません。表面に熱風を当ててみましょう。

 

ドライフードは、真空容器で保存してみる

上述の通り、猫は風味を重視しています。

よって鮮度の高い状態(=酸化していない状態)のフードを与えることは、食べつきをキープする大切な要素です。

方法としては、開けたら1回分ずつに小分けにしてジップロックするとよいでしょう。

またつねに真空状態で保存できる容器もあり、そのようなものを使ってもよいかもしれません。

 

ドライフードににおいをつけてみる

冒頭でも書きましたが猫にとってニオイは重要です。

好きなニオイの食べ物(かつおぶしやにぼしなど)がありませんか?

そのニオイをドライフードにつければ、ドライフードを食べてくれる確率が上がります。

やり方

  1. 好きなニオイのものを目の細かいネットに入れる。
  2. 口をしばり、フードの袋またはフードの容器に入れて一晩放置。

 

ドライフードを少しずつ混ぜてみる

ドライフードに少しずつ慣らせる、というのも有効です。

いつも食べているウェットフードに、まず少しだけ(数粒)ドライフードを混ぜます。

翌日もう少し増やし、その翌日も・・と繰り返していくといいですね。

警戒心を少しずつ解いていくやり方です。

 

好きなニオイをつけたドライフードを少しずつ混ぜていくと、より確率が上がるでしょう。

 

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ウェットフードのメリット

ただ猫がウェットフードを食べるということは、とてもメリットが大きいです。

もともと砂漠地帯に住んでいた猫は、のどの渇きを感知するのが上手くなく、あまり水を飲みません。

結果として猫は尿石症や慢性腎臓病など、泌尿器系のトラブルを抱えやすい動物です。

ウェットフードを食べると水分摂取量が増え、尿の量も増えることが分かっているため、泌尿器のケアがしやすくなります。

なので家計的な問題がそこまでなければ、ウェットフードを与え続けるのは個人的にはとてもおすすめです!

 

 

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ウェットフードだけをあげるときの注意点

ただし、ウェットフードを主食にしていく際に1点注意があります。

有名なウェットフードでも「一般食」になっていることが少なくないです。

ウェットフードを主食にするときはラベルに「総合栄養食」と書かれているものを必ず選びましょう

 

一般食とは?

主食としての栄養バランスを考えて作られていないフード。

総合栄養食であれば、栄養バランスが取れ主食として与えていくことができるフードです。

 

 

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まとめ

繰り返しになりますが、最後にこれまでの内容をまとめます。

猫がウェットフードしか食べない

  • 原因は食べ慣れや口内炎などの病気かも。
  • ドライフードの好みやニオイ付けで、ドライを食べるかも。
  • ウェットフードは猫にとってメリットが大きい。
  • ウェットフードを主食にするときは「総合栄養食」を選ぶ。

 

本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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