こんにちは!ペット栄養管理士のピー子センパイです。
このような疑問を持っている方に、ペット栄養管理士歴10年のピー子が以下の2つの視点でばっちり解説します。
この記事でわかること
食物アレルギーフードとは
食物アレルギーを引き起こすのは、食材の中の「タンパク質」です。
ですので、食物アレルギーの犬はタンパク質に工夫がされているフードを使わなくてはいけません。
以下の2つのように考えておくとよいです。
✅何のアレルギーか確定できている時 アレルギーの原因食材(のタンパク質)を含まないフード
✅何のアレルギーか確定できていない時 タンパク質を分解したフード※
※ポイント
繰り返しですが、食物アレルギーの原因はタンパク質です。
ただなんの食材のタンパク質であれ、そのタンパク質が一定レベルまで分解されていれば食物アレルギーを起こす確率はほとんどなくなります。
この分解してあるタンパク質のことを加水分解タンパク質といいます。
何のアレルギーか確定できているときのおすすめフード
愛犬がなんの食材に対してアレルギー反応を示しているか分かっているのであれば、その食材が入ってないものを選ぶだけです。
ただし新たな食品に対して食物アレルギーになってしまうこともありますから、使われる食材(タンパク質)の数は少ないに越したことはありません。
また珍しい食材ほどアレルギーになる可能性も低いです。
そのようなコンセプトで作られたアレルギー用フードのおすすめを紹介します。
実績派
アミノプロテクトケア
※アミノプロテクトケアには「ポテト」と「えんどう豆」の2タイプがあります。
メリット
デメリット
※こちらのフードはネットでは購入できません。
実績派
セレクトプロテイン ダック&タピオカ
メリット
デメリット
自然派
フィッシュ4
メリット
デメリット
何のアレルギーか確定できていない時に使うフード
冒頭で書いたように、何のアレルギーなのかが分からない場合には「加水分解タンパク質」を使ったフードで対応可能です。
少し乱暴ですが、加水分解タンパク質を使ったフードであれば何の食材のアレルギーであろうと使用することが可能です。
実績派と自然派に分けておすすめ商品を紹介します。
メモ
何のアレルギーか分かっている上で、加水分解タンパク質フードを使うことももちろん可能です。
実績派
アミノペプチドフォーミュラ
メリット
デメリット
実績派
z/dウルトラ・アレルゲンフリー
メリット
デメリット
自然派
HF
メリット
デメリット
注意ポイント HFは動物病院でしか購入できません。
栄養バランス、カロリーなどまとめ
ここまで紹介した6つの製品の栄養成分やカロリー、「何のアレルギーには使えないか」をまとめます。
アミノプロテクト | セレクトプロテイン | FISH4 | アミノペプチド | z/dウルトラ | HF | |
タンパク質 | 22% | 21% | 26% | 18% | 15% | 24% |
脂肪 | 14% | 9% | 12% | 16.5% | 11.5% | 12% |
カロリー
(/100g) |
384kcal | 334kcal | 347kcal | 388kcal | 362kcal | 357kal |
〇〇アレルギーに使えない | ポテトorえんどう豆 | ダック
タピオカ |
サーモン
ポテト エンドウ豆 |
特になし | 特になし | ポテト
エンドウ豆 |
いかがだったでしょうか。
食物アレルギーの症状はとてもつらいもの。
飼っているワンちゃんに最適なフードを選んで少しでも楽にしてあげてくださいね。