短毛のため、ビーグルは抜け毛が少ないイメージがありますが、それは大間違い。
ビーグルオーナーの筆者が、ビーグルの抜け毛について解説していきます!
この記事でわかること
ビーグルは抜け毛が多い?
結論から言うとほかの犬種と比べても「ビーグルの抜け毛は多いほう」と言えます。
特に季節の変わり目に犬の抜け毛は増えやすいです。
春(3月~4月)
秋(10月~11月)
くらいが抜け毛が多くなる時期です。(もちろん地域や飼育環境により多少は異なります)
これは人間でいう衣替えです。
「夏に向けては冬用の毛を脱いで涼しく」し、「冬に向けては夏用の毛を脱ぎ、冬毛をまとって温かくする」という意味があります。
この衣替えがおこるかどうかは毛の生え方によって異なります。
犬の毛の生え方は
- ダブルコート
- シングルコート
の2種類があります。
ダブルコート
「アンダーコート」という毛と「オーバーコート」という2種類の毛が合わさっている状態をダブルコートといいます。
人間がダウンベストとダウンコートを着ているといった感じでしょうか。
柴犬やポメラニアン、ゴールデンレトリバーなどの犬種がダブルコートです。
夏に向けてアンダーコートを脱ぎ、冬に向けてアンダーコートを着る、というのが犬の衣替えの正体です。
そして何を隠そう、ビーグルはダブルコートなんです。
シングルコート
プードルやヨークシャーテリア、パピヨンなどがシングルコートです。
ダブルコートの犬と比べて、そもそもアンダーコートとオーバーコートの概念がありません。
つまり衣替えをすることがありません。
※ダブルコートかシングルコートかは毛の長さとは関係ありません。あくまで毛の生え方の特徴です。
よって抜け毛の量でいうと「ダブルコート > シングルコート」となり、
ビーグルは、シングルコートの犬に比べて抜け毛は多い
ということになります。
現ビーグルオーナーがおすすめ!抜け毛対策
抜け毛が困る最も大きな理由は「掃除が大変になること」ですよね。
そこで、室内の抜け毛対策として有効な方法をご紹介します。
シャンプー
定期的なシャンプーが抜け毛対策としては最も効果があります。
それも自宅でやるよりサロンでやってもらうと、シャンプー後の抜け毛の量が圧倒的に減ります。
私もビーグルを飼い始めて数年は自分でやっていたのですが、夏の暑さに負けて一度サロンに預けてみました。
そうしたところ、シャンプー翌日からの毛の抜け方が違いすぎたので驚きました。
もしサロンでのシャンプーを試したことがない方は、一度トライすることをおススメします。
毛質もよくなるので一石二鳥です。
ポイント
ビーグルのシャンプー費用は3,000円~5,000円くらいが相場です。
頻度は、月に1回くらいでいいと思います。
ブラッシング
毎日のブラッシングも、室内の抜け毛対策には有効です。
散歩帰りに玄関先でブラッシングするなどで、室内の抜け毛は減らせます。
またブラシは、ビーグルにとってマッサージ作用も生み出します。
コミュニケーションツールとしてもおすすめです。
服を着せる
室内の抜け毛対策として服を着せることもできます。
犬の服はファッションという意味合いで見る方も多いかもしれませんが、抜け毛が落ちないようにするという意味もあります。
盲導犬が服を着ているのも、公共の場で毛が落ちないようにするという意味があります。
「室内では服を着せ、散歩帰りにブラッシングする」と組み合わせるとより効果的です。
抜け毛を集めるスポンジ(番外編)
直接抜け毛を減らすのとは関係がないですが、こんな風に思ったことありませんか?
実は、洗濯槽に入れて抜け毛を集めてくれるスポンジがあります。
ポリウレタン素材で、中に目の細かいスキマが開いていることで毛をからめとってくれます。
500円くらいのものから5,000円くらいのものまでピンキリですが、価格ほどの差はないと感じますので、まずは安いものから試してみるのがいいのではないかと思います。
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抜け毛の原因が病気のことも
健康なビーグルの抜け毛問題の多くは、上で解説した「季節の変わり目」だと思います。
ですが、ビーグルは皮膚病になりやすい犬種で、それが原因で脱毛が起こることもあります。
ビーグルの皮膚病で多いのは、以下の2つです。
- 膿皮症
- 脂漏症
もし脱毛とともに「赤み」「かゆみ」「くさいにおい」などが同時に起こっているのであれば、いちど病院に連れていくことをおすすめします。
またビーグルのなりやすい病気などについてはこちらの記事で解説しています。
以上、ビーグルオーナーさんたちの少しでもお役に立つとうれしいです!
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