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お役立ち

保護犬の里親になる流れを調べてみた

TeroVesalainen / Pixabay

 

皆さんの中でも保護犬の里親に興味はあるけど、

流れや方法が分からないから実行に移せていない方もいるのではないでしょうか。

実はわたしもその1人です。

ですので自身の忘備録もかねて、保護犬の里親になる方法や周辺情報をまとめてみました。

 

※里親になる方法は複数ありますが、個人的には対面でのやりとりを前提としたものが信頼性があると思っていますので、そのような方法を記載しています。

情報収集の参考には環境省HPとペットフード協会HP、記事の最後書籍を参考にさせていただいています。

 

保護犬の里親になるまでの一般的な流れ

犬が動物愛護センター(以下では保健所と書きます)に収容

     ↓ A

犬が動物愛護団体(以下ではボランティア団体と書きます)に保護される

     ↓ B

犬を引き取る(里親になる)

 

※地域によって流れや方法、呼び方が異なる可能性があります。

 

AとBの部分をもう少し細かく見ていきます

 

犬が保健所からボランティア団体にいく(A)

 

大きくは2パターンあるようです。

迷子犬の場合

①落とし物として警察で1週間くらい保護

②その後、保健所で一定期間保護

―7日間くらいで譲渡に向いているかどうかを判断される

―譲渡に向いているようであれボランティア団体に保護される

譲渡に向いていないと判断されれば殺処分される

 

元の飼い主が持ち込む場合

①基本的には保健所ですぐに殺処分される

②ただし犬の状態が良ければボランティア団体に保護されることもある

 

ちなみに2017年時点での、保健所に引き取りされた犬猫の数と殺処分された犬猫の数をまとめました。

 

引き取りされた数 殺処分の数
38,000頭 8,300頭
62,000頭 34,900頭

 

少し甘い計算になるかと思いますが、

左の頭数から右の頭数をひいたものが「ボランティア団体に保護された頭数」と考えられます。

 

ボランティア団体に保護された頭数

犬:約30,000頭

猫:約27,000頭

 

 

ボランティア団体から引き取る(B)

 

譲渡会などに参加する

里親を待っている犬たちと里親になりたい人たちのお見合いの場です。

ここで相性がよさそうな犬を見つければ情報提供に入ります。

 

情報提供をする

実際に里親になれるかを判断されるために、以下のような情報を提供します。

・住所氏名

・年齢

・職業

・留守にする時間

・散歩に費やせる時間

・住居の平米数 など

 

聞き取りの結果が問題ないようであればトライアルにうつります。

 

トライアル

実際に家に来て散歩やスキンシップなどをはかります。

ここで最後の相性を確認し、正式に里親になる契約に移ります

トライアル時にはボランティア団体の方が同席します。

 

契約などの手続き

狂犬病の予防接種や鑑札登録、医療費の負担などの説明を受け、契約に移ります

また同時に細かい誓約事項にもサインします。

・最後まで責任を持つこと

・適正飼育を約束すること

・病気の時にきちんと治療を受けさせること

・上記の約束が守られない場合、犬の返還要求に応じること

などの項目があります。

 

これらは

飼育以外の目的での引き取りや実験動物として利用されることを防ぐために設けられています。

 

おすすめ本の紹介

StockSnap / Pixabay

 

以上が里親になるまでのおおまかな流れです。

今回の記事を作るにあたっては、以下の書籍をかなり参考にさせていただきました。

 

漫画家でもある成毛厚子さんが自身が親になった実体験を分かりやすくコメディタッチで書いてくれています。

(漫画家として独り暮らしをしながら、犬と猫を里親として引き取っていらっしゃいます)

ちょこちょこ笑えて、最後は少ししんみりです。

 

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