こんにちは!
ピー子センパイです。

犬も人間と同様、腸内環境がさまざまな病気と関わっています。
このあたりについて、ペット栄養管理士歴10年以上の筆者が解説していきます。
この記事でわかること
犬の健康は腸内環境を整えることから
「腸内細菌」という言葉は人間の世界でもかなり一般的になっています。
ヨーグルトなどでの「生きて腸まで届く乳酸菌」が有名ですね。
犬の小腸や大腸にも無数の腸内細菌が生息しています。
腸内細菌には「善玉菌グループ」と「悪玉菌グループ」があります。
これらのバランスが崩れることを「腸内環境が悪化する」といいます。
腸内環境が悪化すると、以下のような病気につながると考えられています。
✅腸内環境が悪化すると・・・
犬では下痢や便秘、肥満、皮膚病、尿路疾患との関連があると考えられています。
人では肝硬変やアルツハイマーとの関連も指摘されています。
当然ですが、腸内環境が良好な状態のほうが健康にはよいです。
逆に悪化させる要因として、高脂肪のフードが腸内環境を悪化させる可能性が指摘されています。
犬の腸内環境を整えるには
ではそもそも「腸内環境を整える」(=善玉菌を増やす)とはどうすればいいのでしょうか?
腸内環境を整えるには以下の2つのキーワードを知っておく必要があります。
- プロバイオティクス
- プレバイオティクス
名前が似ていて分かりづらいですね。(笑)
補足の解説をします。
プロバイオティクス
腸内細菌(善玉菌)そのものを摂取させることをプロバイオティクスといいます。
プロバイオティクスを与えることにより「悪玉菌を排除しやすくなる」「免疫力を高められる」ことが分かっています。
善玉菌に入る代表的な細菌には以下のものがあります。
💡善玉菌
- 乳酸菌
- ビフィズス菌
- 酵母菌 など
反対に悪玉菌には以下のような細菌がいます。
💡悪玉菌
- 大腸菌
- サルモネラ菌
- ウェルシュ菌 など

近年の研究で、人間・犬・猫の体内に存在している腸内細菌の種類はほぼ同じだということが分かっています。
プレバイオティクス
もうひとつのプレバイオティクスとは「腸内細菌のエサを与えること」を意味します。
腸内細菌も生き物ですから、生きていくためには栄養分が必要です。
腸内細菌のエサになるものとしては以下のようなものがあります。
💡腸内細菌のエサになるもの
- 可溶性食物繊維
- オリゴ糖
腸内細菌が可溶性食物繊維を摂取すると、腸の中に短鎖脂肪酸が放出されます。
この短鎖脂肪酸は大腸のエネルギーになります。
また短鎖脂肪酸は腸の中のpHを整え、悪玉菌が生息しにくいような環境を作ります。
ある意味、人間も犬も猫も「短鎖脂肪酸を作らせるために、腸の中に細菌を住まわせている」といっても過言ではありません。
犬の腸内環境を整えるサプリメント
プロバイオティクスにしろ、プレバイオティクスにしろ、犬が食べることによってそれらを体に取り入れることができます。
普段のフードがメインになりますがなかなかフードを変えられない方も多いかと思います。
ですが、腸内環境を整えるのはサプリメントでも実現可能です。
ということでペット栄養管理士歴10年以上のピー子がおすすめのサプリメントを3つ選んでみました。
プロバイオCA
粉末タイプのサプリメントなのですが、特徴は「皮膚病に特化している」というところです。
上記でも腸内環境と皮膚病に関連があると書きました。
アトピーや外耳炎、膿皮症、脂漏症などの皮膚病では、かゆみをおさえるためにたくさんの薬を使うことがあります。
プロバイオCaは腸内環境を整えることで「皮膚病の薬を減らすサポートができる」プロバイオティクスサプリメントです。
マイトマックストリーツ
こちらはおやつタイプのサプリメントです。
ぺディオコッカス菌という善玉菌を、丸いささみ上のおやつに入れています。
ささみ状なので、ちぎって量を調整できるのがいいですね。
なのでごほうびをあげつつ腸内環境を整えられる、一石二鳥の優れものです。
ちなみにカプセルタイプも販売されています。
おやつタイプとカプセルタイプのコストパフォーマンスの比較などを、こちらの記事の最後のほうでしています。
✅あわせて読みたい
犬康食・ワン プレミアム
こちらはタブレットタイプ(チーズ味)のサプリメントです。
乳酸菌だけでなく、3つの漢方の成分を配合しています。
90,000頭以上が使用した、実績のある製品です。
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以上、犬のオーナーさんたちの少しでもお役に立つとうれしいです!