肉球の質感やにおいに魅力を感じている方は多いはず。
本記事では、わんちゃん、ねこちゃんの肉球ケアについて、解説していきます。
肉球の意味
あまり深く考えることがないかもしれませんが、わんちゃん、ねこちゃんが外に直接触れる部分の中で唯一毛が生えていないのが肉球です。
何のために肉球はあるのでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、滑り止めですね。
昔は狩猟の時に逃げる獲物を追いかける、あるいは敵から逃げるときの急転回に役に立ってきましたが、現在ではおもにフローリングのお部屋で歩く、ジャンプするなどの時に役に立っています。
肉球のケア
上記のとおり、滑り止めやジャンプするときに役に立っている肉球ですがケアをしたほうがいいのでしょうか?
答えは「できるならしたほうがいい」です。
もともと地面をきちんとグリップするためにできている肉球ですから、かなり丈夫にできています。
年を取るにつれガサガサで固くなってくることもありますが、これは人間のかかとみたいなもので、負担が長い間かかってくることによって角質がぶ厚くなってくるようなものです。
これが病気や治療が必要かというと、そうではありませんよね?
ですのでケアをしなくても大丈夫です。
ただし最近はそれだけですまないことがあります。
それは「アスファルトの熱さ」です。
夏の暑さにより温められたアスファルトの上を歩くのは、いくら丈夫な肉球でもダメージがあります。
実際に、肉球に接している爪の生え際に熱さが原因と思われる傷ができ、そこから感染をおこしました子もいます。
もし暑い時期の散歩のときに「すごく痛がるわけではないが歩きたがらない」などがあった場合は、もしかすると足裏に原因があるかもしれません。
ただの熱さが原因だと思って放置しておくと、感染が拡大していく可能性もありますので注意しましょう。
そういった意味では今はわんちゃん・猫ちゃん用の肉球クリームなどで保湿できる製品がありますので、できる方はそういったものを使っていくといいでしょう。
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肉球のニオイ
肉球の独特なにおいは、どこからやってくるのでしょうか?
わんちゃん、ねこちゃんには汗腺が2種類あります。
①エクリン腺 → いわゆる人が想像する、水のような汗が出るところ
②アポクリン腺 → 人のわきの下などにある、くさい臭いを発するところ。犬猫の体臭のもと。
わんちゃん、ねこちゃんでは②のアポクリン腺の分布が多い(人は逆でエクリン腺が多い)のですが、エクリン腺が足裏に存在しています。
ここからは私見ですが、肉球はどこかと接している(フタをされている)時間が長く、そこに汗(エクリン腺)をかきます。
つまり汗が蒸れてしまう時間が長くなりがちです。その蒸れてしまうことが原因であの独特なニオイが出るのではないかと考えています。
本記事は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!