病気

【愛犬が癌になってできること】実体験から優先順位付けしてみた

【公開日:2022年3月22日】

 

私は仕事柄、愛犬ががんになったという飼い主さんもたくさん見てきました。

また私自身も、癌の犬を飼っていた経験もあります。

犬の皮膚型リンパ腫の体験ブログ。これやっておいてよかった。

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よって一般的な方よりも、愛犬の癌について考える機会が多かったと思います。

それらの経験をもとに「愛犬が癌になったらできること」を、優先順位付けしてまとめてみました。

飼い主さんたちの少しでもお役に立つとうれしいです。

 

愛犬が癌になってできること

愛犬が癌になった

 

飼い主さんにとっては大変ショッキングな出来事です。大切な家族との時間が限られていることを知り、混乱することでしょう。

しばらくすると、多少現実を受け入れるようになり「できることをしてあげなきゃ!」と動き出すようになります。

しかしいつの間にか精神的に消耗し、疲れ果ててしまう方も少なくありません。

 

「なぜこのようなことが起こるのか?」

 

考えてみると、そういったケースでは以下のような共通点があります。

  • 愛犬が癌であることを知った時に、今後を見通せていなかった
  • その中で、やみくもに情報を探し、いろんなものを試し、一喜一憂する

 

つまり「情報やものに振り回され、感情がコントロールしきれない」ということです。

逆に言うと、それができていれば安心感をもって愛犬との残りの時間を過ごせるのです。

ということで、優先順位をつけながら情報を整理していきたいとおもいます。

 

心構えをする

まず飼い主さんは癌の存在をしっていますが、愛犬はなにも分かっていません。

よって、愛犬の普段と変わらない健気さに心を打たれ、心がおおきく揺さぶられます。

と同時に「この時間はもう長く続かない」と思うようになり、不安や悲しみが襲ってきます。

 

そのような気配や感情を犬は敏感に察知しますので、とても不安になります。

一緒に過ごす(今まで通りだと思っている)愛犬には、決して良い影響は与えません。

 

よって「飼い主もいままで通りに接する」という心構えが一番ベストで、わたしはそれが最重要だと思っています。

 

この考えを知ったのは以下の本を読んだからでした。

 

きっとこの本がなかったら、私も憔悴しきった生活になっていたことでしょう。

上記の考え方も含め、この本を読んでおけば「癌のペットを飼っている人が、もつべき心構え」を網羅して学ぶことができます。

難しい言葉もなく、読みやすい本です。

 

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通院する病院を決める

次に考えるべきなのは「どの病院で治療を受けさせていくのか」です。

もちろん、今まで通っていた病院に通わせ続けるのも1つの手です。

個人的には、以下のようなポイントが選択基準としてあると思います。

通院する病院の選択基準

  • 先生との話しやすさを重視するか
  • 自宅からの距離を重視するか
  • 先端の治療を重視するか

 

最後の項目ですが、獣医師は人間のお医者さんのように「診療科目」が分かれておらず、日常的に幅広くの病気を見なければいけないことが多いです。

よって「癌の治療に専門知識があるかどうか」は、大きな差があると思った方がよいでしょう。

参考までに、「腫瘍科認定医」の資格を持っている獣医師を検索できるよう、リンクを貼っておきます。

腫瘍科認定医Ⅰ種リスト

腫瘍科認定医Ⅱ種リスト

 

腫瘍科認定医とは?

腫瘍診療のための専門知識、一般臨床知識を有すると、学会から認定された獣医師。

認定を受けるために、さまざまな講座や試験の合格が義務付けられている。

Ⅰ種とⅡ種があり、Ⅰ種のほうが難度が高い。

 

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治療費を知り、予算を考える

次にやるべきことは「お金」です。

ドライに感じるかもしれませんが、癌の治療にはそれまでよりも大きな額の費用がかかることが多いです。

しかし現実的に捻出できる費用は、人それぞれある程度の限りがあります。

よって、「どの治療に、どれくらいの費用がかかり、それが何カ月続きうるのか」を、獣医師に確認しなければなりません。

 

ちなみに私の愛犬の場合、以下の内容で「1年間で100万円くらい」がかかりました。

がんの治療内容(実体験)

  • 抗がん剤
  • ステロイド
  • インターフェロン
  • フードの変更

※抗がん剤で体調がひどく悪化したため、抗がん剤は2回しか使っていません。よって2~4の項目が、メインの治療でした。

 

かかりうる金額と家計の状態をつけあわせ、「できうるベストな治療」を決めるとよいでしょう。

ちなみに癌治療は、体重や治療内容によってかなり幅がありますので、素直に担当医に質問やリクエストをするのがベストです。

 

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定期的に通院する体制をつくる

通院する頻度も、癌になる前より多くなります。

私の場合、多い時では「週に2回」の定期通院がありました。

仕事や通院する病院の距離などをふまえると、自分1人だけでは通院が難しくなることもあるでしょう。

そんな時のために、家族や親しい友人に「サポートが必要になるかもしれないこと」を事前に伝えておくのがおすすめです。

協力体制が組めなそうな場合には、近距離の病院に通院する、というのが有力な選択肢になります。

 

フードやサプリを変える

これまでのことを確定したら、基本的にはかかりつけ医の指導の下、通院し治療に励んでいきます。

基本的に、がんの治療は以下の3つがすすめられることがほとんどです。

  • 化学療法(抗がん剤)
  • 外科療法(手術)
  • 放射線療法

 

しかし私の経験では、「フードの変更(=食事療法)」は、しておいてよかったことにあげられます。

犬が癌になったときに、以下のような栄養バランスにしないと、癌細胞の成長が進むことが分かっているからです。

がんに必要な栄養バランス

  • 低炭水化物
  • 高脂肪
  • 高オメガ―3脂肪酸
  • 高アルギニン

 

実際にフードの変更により「薬を減らせた」「すこしでも長生きできた」と、私は感じています。

また何より食事療法がいいのは「副作用がなく、毎日無理なくできる」ことです。

 

2022年現在でのおすすめフードや、食事療法のポイントを以下の記事でまとめています。よろしければ参考にしてみて下さい。

【完全ガイド】犬の癌に効く食べ物はある?4つのポイントを解説

続きを見る

 

暖かい環境にする

 また毎日無理なくできる、という点では「犬の体温を下げない」ことも重要です。

体温が下がると、癌細胞は増殖しやすくなる」ことが分かっているからです。

季節や家庭環境にもよりますが、なるべく暖まれる場所に生活場所を移してあげることが大切です。

 

 

愛犬が癌になる、ということは決して喜ばしいことではありません。

ですが、愛犬に残された時間を、すこしでも幸せに感じて生きてもらうことは可能です。

本記事がそのお手伝いになれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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