こんにちは!かむかむです。

アボカド、私も大好きです。
サラダやサンドイッチに入れたりおいしいですからね。
また最近ではアボカドオイルは美容にいいともいわれているので、アボカドが身の回りに定着していきそうです。
少し脱線しましたが、今回は「犬にアボカドをあげても大丈夫?」というテーマで記事をまとめていきたいと思います。
犬にアボカドをあげてはいけない重大な理由
ペルシン中毒
アボカドにはペルシンという物質が含まれており、ペルシンは犬にとっては有毒であるということが近年発覚しました。
人間はペルシンに耐性があるため食べても問題ありません。
犬も他の動物よりはペルシンへの耐性は高いのですが、それでも有毒なのです。
✅ペルシン中毒
- ペルシンは果肉、種、葉に含まれる。
- 中毒を引き起こす量は不明。
- 症状は嘔吐、下痢、心筋症、最悪の場合は死ぬ可能性もある。
かなり重篤な症状を引き起こす可能性があります。
中毒量も解明されていませんので、「少しも摂取させない」という考えでいたほうがいいと思います。
また台所の盗み食いにも十分注意しましょう。
💡でもペルシンが少ない品種もあるんでしょ?
実際にそういった品種もあるようです。
ですが、「中毒量が分からないこと」「ペルシンの具体的な量が表示されているわけではないこと」を考えると、アボカドを与えるのはリスクの高い行為だと思います。
それで愛犬の健康を害してしまったら後悔しきれません。
膵炎のリスクがある
アボカドは「森のバター」とも呼ばれ、独特の甘味の強さとともに脂肪分が高いことで知られています。
実際に他の果物と比較してみます。
💡おまけ
アボカドの分類は野菜と思われがちですが、果物です。
なので日本人に身近な果物と比較をしてみたいと思います。
脂質(g) | たんぱく質(g) | 炭水化物(g) | エネルギー(kcal) | |
アボカド | 18.7 | 2.5 | 6.2 | 187 |
なし | 0.1 | 0.3 | 11.3 | 43 |
ぶどう | 0.1 | 0.4 | 15.7 | 59 |
マンゴー | 0.1 | 0.6 | 16.9 | 64 |
りんご | 0.2 | 0.1 | 15.5 | 57 |
※すべて100gあたりの栄養素量
他の果物と比較してもアボカドは脂肪分が圧倒的に高いことが分かります。
ちなみに同じ重量あたりで比較して、ほとんどの肉類よりも脂肪分が高いです。
びっくりですね。
そして脂肪分の高いものを摂取すると膵炎のリスクが上がることが分かっています。
膵炎は嘔吐や下痢、ひどいと死亡することもある恐ろしい病気です。
この点を考えても、犬にアボカドを与えるのはやめたほうがいいと言えます。
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ちなみに全く余談ですが、果物の中でアボカドはタンパク量や脂肪酸、ミネラル量も高いです。
それゆえ「世界一栄養価が高い果物」としてギネス認定されているそうです。

いかがだったでしょうか。
アボカドは健康にいい果物ですので犬にあげたくなる気持ちはわかりますが、現時点ではあげないほうがいいというのがかむかむの見解です。
いつか「ペルシンが入っていなくて、脂肪も少ないアボカド」が開発されたら、その時はタローにも絶対にあげたいと思います!