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シニア用フードなんて存在しない⁉ペットフードよくある勘違い5選。

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こんにちは!ピー子センパイです。

 

コロ
除菌って「菌を0にできる」わけじゃないらしいぞ!

菌を少し減らすっていう意味らしい!

なんかショック・・・

 

このように世の中にはイメージで決めてしまいがちなことがたくさんあります。

実はペットフードにもそのようなことがいくつかあります。

ということでこの記事ではペットフードの勘違い5選をペット栄養管理士歴10年以上のピー子が解説していきます!

 

「高齢期用」のフードはなんてない?

ほとんどのペットフードには「〇歳用」という風に書かれていますよね。

年齢分けが書いてあると、ほぼ間違いなく自分の家の子の年齢に見合ったものを購入しようと思うはずです。

 

しかし年齢分けのルールは「成長期用」と「大人用」のざっくりとした2つしかありません

アメリカのAAFCOという権威ある栄養学団体が上記2つについての基準を定めていますが、「高齢期用」や「超高齢起用」などの基準はありません

💡AAFCOの基準って?

約100種類の栄養素について、フードに入っていなければいけない必要量が設定されています。

この必要量が成長期用と大人用の2つしか定められていないということです。

日本のペットフード公正取引協議会はこのAAFCO基準を採用しています。

 

実は高齢用や超高齢期用というのはそのメーカーが作った自主的な基準です。

そこには厳密なルールがあるわけではないので、「1歳未満か1歳以上か」だけを守っていれば、大きな問題はありません

具体例を出すと、以下のような使い方も全く問題ありません。

3歳の犬が10歳以上用のフードを使う

13歳の猫が1歳以上用をフードを使う

ですが以下の使い方は栄養バランスを崩すのですすめられません。

6か月の犬が1歳以上用のフードを使う

5歳の猫が成長期用(1歳未満用)のフードを使う

 

💡じゃあ高齢用って全く意味ないの?

全く意味がないとは言えないです。

ほとんどのシニア用フードは高齢期に衰えてくる腎臓や心臓に配慮して、塩分やタンパク質を控えてあるからです。

高齢用には厳密なルールはないけど、守っておくとより安心」という感じです。

 

犬種別フードに意味はない

※写真はイメージです

「トイプードル用」や「チワワ用」といった犬種別フードはたくさんありますが、「犬種によって必要な栄養素が違う」という研究はありません

人間でも、日本人であれアメリカ人であれ、人種によって必要な栄養素に違いはないですよね。(もちろん個人ごとの細かな差はありますが)

 

また犬種別フードの栄養バランスを見ても「なぜそこに差があるのか」という説明ができない点も多数ありますし、そもそも栄養バランスや原材料がほとんど変わらないこともあります。

犬種別フードを与えることに特に害はありませんが、大きなメリットもありません

あくまで「フードメーカーの売るための工夫」です。

 

すべてのフードが主食になるわけではない

ペットフードにも主食になるものと、主食にならないものがあります。

言い方を変えると、そのフードだけで栄養バランスが完成されているかされていないか、ということです。

この栄養バランスは主に上記のAAFCOが基準を定めています。

 

ジャーキーやささみなどは主食にならない、ということはすぐに分かると思います。

ですが、CMで放送されているような缶詰でも、主食としての栄養バランスになっていないものはたくさんあります

 

主食としてOKなのは「総合栄養食」と書かれたものです。

それ以外の「一般食」「副食」などと書かれたものは主食としては栄養バランスが悪すぎます。

 

「CMでやっているか」や「有名なフードか」などは関係ありません。

飼い主さんの目で主食になるかどうかは判断しなければいけません。

 

原産国は「原材料を収穫した国」ではない

フードの原産国に「国産」を求める飼い主さんは多いです。

しかし原産国は「フードの最終加工をした国を書く」というルールがあります。

 

最終加工をしていればいいわけなので「原産国=原材料を収穫した国ではない」ということです。

 

ペットフードのラベルやHPに、すべての原材料の収穫した場所が書かれていない限り、フードの原材料がどこの産地なのかは分からないのです。

実際にはそのようにすべてを公にしているメーカーはほとんどありません。

なので個人的にはフードの原産国をあまり気にしても仕方がないと思っています。

 

必ずしも「高いフード=いいフード」ではない

ペットフードに限りませんが、モノの値段は生産量(流通量)に関連します。

需要に対して生産量が少なければ値段は高くなり、生産量が多ければ安くなる傾向があります。

またペットフードは海外から輸入しているものも多く、輸入フードは輸送コストがかかります。

 

ペットフードの値段は上記の生産量や輸送コストに大きく影響を受けるので、必ずしも「高いフード=質がいいフードではない」といえます。

生産量が多いために「質はいいけどそんなに高くない」というフードもたくさん存在します。

高いフードを与えておけば安心、と考えている方は要注意です。

 

 

いかがだったでしょうか。

 

ペットフードに関してはその知識を教えてくれる場所はほとんどなく、あくまで飼い主さんの責任で情報をとっていかなければいけません。

今後も当ブログではそのお役に立てる情報を毎日配信していきたいと思います!

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