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これが続くかと思うと…

今日はたまたまだから心配しないで。
コロ助の憂鬱はさておき、犬にももちろんストレスがあります。
しかし今は犬のストレスに対応する成分も多数分かっています。
ということでペット栄養管理士歴10年のピー子センパイが解説していきます。
ストレス対策成分(リラックス成分)

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GABA(ギャバ)
Gamma-Amino-Butyric-Acid(γ-アミノ酪酸)の略です。
人間用のお菓子でもGABAというチョコレートが販売されていますね。(グリコ)
キャッチコピーは「ストレス社会で闘うあなたに」です。
人がお風呂などに入ると副交感神経の働きが強まります。
副交感神経が働くようになるとリラックスをすることができるのですが、
GABAは副交感神経の働きを強くしてくれ、犬にリラックス作用をもたらします。
犬用のサプリメントでGABAを効率的に摂取できるのがこちらの商品です。
現代は犬にとってもストレス社会ですからね。
「ストレス社会で闘うわんちゃんに」
といったところでしょうか。
α-カゼイン
カゼインという名前を牛乳の成分で聞いたことがある方もいると思います。
α-カゼインは「牛乳のタンパク質を分解したもの」です。
α-カゼインはリラックス作用をもたらして、
不安行動などが減るという研究があります。
α-カゼインは別名「α-カソゼピン」や「加水分解ミルクプロテイン」と
呼ばれることもあります。
α-カゼインを効率的に摂取できるサプリメントはこちらです。
またフードでもα-カゼインを豊富に含むフードもあります。
主食として、病気ではない犬が食べても問題ありません。
1㎏、3㎏の2サイズで、小粒タイプです。
ポイント
犬は牛乳を飲むと下痢をするから牛乳成分はだめなのでは?
と思った方もいるかもしれません。
犬が下痢をするのは乳糖に反応してしまうからです。
α-カゼインは糖ではなく、タンパク質なので問題ありません。
L-テアニン
L-テアニンは緑茶の成分としてよく聞きますね。
緊張や興奮は脳内の神経伝達物質の過剰反応などによって起こるのですが、
L-テアニンはその過剰反応を落ち着かせてくれます。
人間では血圧の低下作用も報告されています。
犬でL-テアニンを摂取できるサプリメントはこちらです。
【コンポ―ジャー 犬用】

アマゾンとか楽天では買えないんだね。
L-トリプトファン
セロトニンという名前を聞いたことはありますでしょうか?
うつ病などで「抗不安作用」がある薬として使われることがあります。
L-トリプトファンは脳の中でセロトニンに置き換わる物質です。
よってL-トリプトファンで不安行動が減少するという研究もあります。
L-トリプトファンはアミノ酸の一種です。
L-トリプトファンを効率的に摂取できるサプリメントはこちらです。
粉末タイプでフードにふりかけるだけです。
ストレス対策が必要なケース

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以下のような状態は不安やストレスが原因のことがあります。
上記のようなサプリメントなどを試すと改善することが多数あります。
サプリメントは副作用もないので試しやすいと思います。
不安行動やストレス行動の例
- 体の同じ部位をしきりに舐める、かじる
- 他の犬や人に対して警戒心が強い
- 同じところをグルグルするなど、同じ行動をとる
- 食糞をする
犬の食糞についてはこちらの記事でも解説しています。
今はわんちゃんのストレスにも気を配り、豊かな生活を共にする時代です。
本記事がわんちゃんのストレスを減らすことにつながればうれしいです。