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こんにちは!
ペット栄養管理士のピー子センパイです。

タチの悪いCMと一緒だな!
どうしても眠気に負けてしまって・・・



ということで現役獣医師・K先生との前回の会話の続きに入ります!
獣医師は1年間ぶっ通しで働いている?
聞き手:ピー子(P)
獣医さん:K先生(K)。埼玉で動物病院をやっている40代中盤の獣医さん。
P:なんで先生は「20歳からやり直せても獣医師にはならない」と思うんですか?
K:命を預かる職業柄、休みが少ないんだよ。
年齢的な部分もあって最近はそれがしんどいかな。
P:休みは週に1日とかですか?
K:いやいや。そんなにないよ。完全に1日休めるのは月に1,2日って感じ。
P:え、でも毎週木曜日と日曜日は休診日ですよね?
K:病院は休診だけど、入院してる子の世話とか毎日点滴しなきゃいけない子もいるでしょ。
そういった子たちを診なきゃいけない。
P:はあ、そういうこともあるんですね。
K:しかもそれはゴールデンウイークとか年末年始も関係ないからね。
だから完全に1日休みになるってことは少ないんだよ。
おれの友達はここ3年間休んだことがないっていう獣医もいるよ(笑)
P:え、やばいじゃないですか。自分なら1か月でぶっ倒れそう・・・
K:従業員を多く雇えるような病院ならもう少し休みも取れるだろうけどね。
うちみたいな所帯の小さい病院だとスタッフから優先的に休ませないと。
それこそ労働に関して最近トラブルも多いからね。自分のことは二の次二の次。
P:そんなハードで年収も普通のサラリーマン並みですか・・・楽な仕事ではないですね。
※獣医師の年収などについては前回の記事で書いています。
動物病院の休診時間はお昼寝タイム?

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P:ちなみにお休みに絡めてですが、休診時間て何をしてるんですか?
12時から16時までが休診になってますよね?
K:お昼寝タイムだよ。1日の中の至福の時・・・
P:まじっすか?!やっぱりとは心のどこかで思ってましたけど、なんか複雑・・・
K:たまには休ませてくれよー(笑)
P:なんか休診時間は手術したり往診に行ったり、忙しくしてるイメージがあったもんで・・・
K:まあね。さっきのは半分ウソ。(笑)
昼寝はできても30分くらい。
ピー子の言うように診察時間中にできない手術とかがほぼ毎日あるよ。
あとは書類の整理とかもあるし、病院によっては薬の勉強会をスタッフでやってることもあるし。
昼寝はあくまで余った時間でってことね。
普通の会社でも1時間くらいの昼休憩ってあるでしょ?
P:そういわれるとそうですね。
結局休診時間も別にたっぷりと休みが約束されているわけじゃないんですね。
1日休みも多くないし、結局めちゃくちゃ働いてるんじゃないですか(笑)
獣医さんの、大変だけどやりがいのあるところ

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P:なめた質問で申し訳ないんですが、
獣医さんてそんなに働いて体調崩さないんですか?
K:おれは細かい風邪なんかは時々あるけど幸い大きな体調不良はないかな。
でも忙しい病院だと、先生がうつになったなんて話も聞くよ。
獣医に限らず人の医者でも、やっぱり命を預かる職業は心理的な負荷も大きいと思う。
個人的に一番つらいのは夜中に家のピンポンを鳴らされることかな。
夜に強くないから(笑)
P:日々プレッシャーと戦ってストレスも大きいんですね。
言葉を話せないペットの治療だと、
なおさら飼い主さんに納得してもらう治療って難しそうですし・・・
K:そう、まさにそこだね。治療するのは犬猫なんだけど、納得するかどうかは飼い主さん。
ここは何年獣医をやってても難しいと感じるところ。
でもその分納得してもらえる治療を提供できた時は本当にうれしい。
ここは獣医師の仕事の魅力かな。
P:そうなんですね。
先生からは獣医さんの大変な部分を先にたくさん聞いてしまったので、
いいところも聞けて安心しました(笑)
ちなみに先生から見て獣医師の仕事のいいところってほかに何がありますか?