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こんにちは、ピー子センパイです。



もちろんりんごの味も好きだけど。

りんごを食べたことがないご家庭はほとんどないでしょう。
かくいうわたしもリンゴが大好きです。
さて、そのりんごは犬にあげても大丈夫なのでしょうか?
ペット栄養管理士として100回以上の講演歴のある私が解説していきます。
おやつとしてリンゴを使って大丈夫。
りんごにはフルクトースという甘味成分が多く入っています。
犬は甘味を好みますから、りんごを好きな子も多いでしょう。
またビタミンも多く、ビタミンは抗酸化作用もありますから健康にとっては有用な食材です。
もちろん何か犬に中毒を起こすような成分も含まれてはいません。
安心してあげてください。
ただしりんごをあげる際には4つの注意ポイントがあります。
4つの注意ポイント
種や芯は消化されない
あえてあげる方はいないと思いますが、りんごの種や芯の部分は犬は消化できません。
芯の部分だと小型犬だと腸閉塞などになって命を落とす可能性もあります。
油断して特に芯の部分を盗み食いされないよう注意しましょう。

おなかの中でりんごの木が生えちゃう?

カロリーに注意
冒頭でも書きましたが、りんごには甘味があります。
甘味がるということはカロリーがあるということです。
ご家庭で一般的に出てくるカットで約15kcalくらいです。
↓これくらい
与えれば与えるだけカロリーが増えますから肥満の原因にもなりかねません。
ということもあり我が家ではリンゴの皮をあげています。
りんごを人間が食べるときに皮をむきますよね。その皮をあげています。
少しかわいそうなように感じる人もいるかもしれませんが、
うちのハチはリンゴの皮をもらえるのを心待ちにするくらい大好きです。
生ごみも少し減って一石二鳥です。
アトピーがあるケース
わんちゃんにアトピーがあるケースではりんごは要注意です。
アトピーとは環境的な物質に対するアレルギー反応です。
アトピーの原因は犬によって違いますが、
シラカバの花粉に反応しているアトピーの犬はりんごを与えないほうがいいです。
交差反応でりんごによってアトピー症状が出る可能性があります。
交差反応
シラカバ・ブタクサとりんごは一見関係ないように思いますが、
同じ「バラ科」に属しているため、アレルゲン成分がそっくりな形をしています。
異なる物でも同様のアレルギー症状がでることを交差反応といいます。
他には
「チキンアレルギーの犬がダック(七面鳥)を食べるとアレルギー反応が出る」
などパターンはいくつもあり得ます。

りんごアレルギーがある場合もりんごを与えることはできなくなるね。

アトピーと食物アレルギーについてはこちらの記事で解説しています。
https://pet-monosiri.com/2018/12/04/allergy/
よく洗うこと
人の食べ物として売られているりんごも見た目をよくするためにワックスが使われていることがあります。
犬でも添加物に対する皮膚症状があるということが分かっていますから、
なるべくよく洗ってから与えるようにしましょう。
もちろん雑菌や農薬が残っている可能性もあり、
それをなるべく落とす意味もあります。
いかがだったでしょうか?
りんごは私たちにとってもっとも身近な果物の一種です。
犬にあげる機会も多いはず。
ちょっとしたことですが、以上の内容を少し気に留めて与えていくとより安心です。