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こんにちは!
ペット業界10年、専門家1000人以上と仕事をしてきたピー子センパイです。
犬のダイエットをスタートするときに、
フードとおやつについては何かした方がいいというのは誰もが想像がつくと思います。
それについては以下の記事で解説しています。
ダイエットフードおすすめ10選 → https://pet-monosiri.com/2018/12/19/reduce-diet/
おやつのおすすめ5選とおすすめのあげ方 → https://pet-monosiri.com/2018/12/21/reduce-treat/
野菜のカロリー一覧 → https://pet-monosiri.com/2018/12/18/vegetable/
絶対に失敗しない犬のダイエット法(自動計算) → https://pet-monosiri.com/2018/12/20/reduce/
ただ犬のダイエットをするときに「運動」と「サプリメント」については明確な指針を示されないケースも多いです。
ですのでこの記事ではその2つについて解説していきます。
ダイエットに運動は必要?
結論から言うと「どちらでもいい」です。
今は室内で飼っていて外の散歩には一切出さない、というご家庭も増えています。
そういう環境だとダイエットができないかというとそんなことはありません。
体重が増える・減るというのは
①体に入るカロリー(摂取カロリー)・・・フード、おやつ。
②体から出るカロリー(消費カロリー)・・・気温や活動量などのたくさんの要因がある。そもそも生きているだけでもカロリーは消費される。
この2つのバランスで決まっています。
ダイエットのときには「体に入るカロリー(摂取)<体から出るカロリー(消費)」にしてあげるわけです。
入るカロリーを減らすのはフードやおやつの話ですので、冒頭のリンクの内容を使えばいいです。
では出るカロリーを増やすにはどうすればいいかというと、これは簡単ではありません。
ひとつの説ですが、1時間散歩した時の消費カロリーは
「体重(kg)×1.5」
と言われます。
5kgの犬だと7.5kcalが消費されるということです。
ただそれとは別に体重5kgの犬は、生きていくために1日に約250kcal~300kcalを摂取します。
体に入る=250kcal~300kcal
体から出る=7.5kcal(1時間の散歩)
ダイエット目的で、運動により消費するカロリーを増やそうとするのは明らかに効率的ではありません。
なのでダイエットをするには入るカロリーを減らすために、フードやおやつのコントロールをしないと成功率は上がりません。
ということで
ダイエットのときに散歩量を増やす、していなかった散歩を無理に始める、ということは必要ありません!
運動のメリット
かといって運動は悪いわけではありません。
足腰を使うことで筋肉量が維持されます。
筋肉量が維持されて消費カロリーが急激に増えるわけではありませんが、
運動しないよりはしたほうが少しはやせやすいと言えます。
ダイエットにサプリは必要?
こちらも結論から。
特に必要ありません。
ダイエットフードおすすめ10選の中に紹介したいくつかのフードには、ダイエットに有用な成分をすでに追加しているものもあります。
サプリを使うと費用だけ上がってしまう可能性もあります。
ただしダイエットフードを使わないでダイエットをする場合には以下の成分をサプリメントで加える意味がありますのでご紹介します。
たとえば、今までのフードの量を減らす、手作り食でダイエットをさせるといったケースです。
L-カルニチン
今までのフードを使ったままでも、今までより量を減らせばカロリーは減ります。
そこに「L-カルニチン」を加えるとさらにダイエットが加速しやすくなります。
L-カルニチンは脂肪の燃焼を促進してくれるもので、たくさんとりすぎても害はありません。
L-カルニチンは運動をすると活性が上がるとも言われますので、そういった意味では運動する意味も高まるかもしれません。
BCAA
バリン、ロイシン、イソロイシンという3つのアミノ酸を総称して「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」といいます。
BCAAは筋肉で使われるエネルギー源と言われ、筋肉での運動機能をサポートしてくれます。
散歩はしなくとも、犬は室内でも勝手に走る、跳ぶなどの運動をしているのでBCAAを使って損はありません。
仮に効果が感じられなくても、アミノ酸なのでもちろん害があるものではありません。

いかがだったでしょうか?
運動もサプリメントもダイエットの効率を考えると必要性は低く、ダイエットフードをあげておやつを調整するのがもっとも成功率が高いです。
ただ何かしてあげたいと思うのも親ごころ。
そんなときの参考にしていただければ幸いです。