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犬のアレルギー検査は無意味。アレルギーは食べ物以外にもあります。

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こんにちは!ピー子センパイです。

花粉症に悩まされている方って本当に多いですよね。私の父も春先の季節に憂鬱になっています。

現在は東京都民の2人に1人がスギ花粉症を持っているという報告もあるくらい身近な病気で、これはアレルギーの一種です。

それもあってか

飼い主さん
うちの子もアレルギーなんじゃないかしら?

というオーナーさんは非常に多いです。

ですので「ペットのアレルギー」について、ペット栄養管理士歴10年以上に筆者がをわかりやすく正しい知識をお伝えしていきます。

 

アレルギーの正体

そもそもアレルギーという言葉が分かるようで分かりづらいです。

すごく簡単にまとめると「自分が持っている免疫の勘違い」と考えてください。

免疫って病気の時に働くものであることはご存知ですよね。ウイルスや細菌が体内に侵入してきたときにそれらを排除する警備員の役目をしているのが免疫です。

ここではこの警備員さんに「メンエキさん」という名前を付けましょう。

本来普通の警備員さんは悪いものだけを追い出して、悪くないものは追い出さないという選別をできます。

ですが・・・

メンエキさんは仕事ができないので「悪いもの」「悪くないもの」の選別ができない!

のです。

選別ができないから「どんなものでも排除してしまえ!」ということをしてしまいます。

少しかみ砕きすぎたかもしれませんが、まとめるとこんな感じです。

✅アレルギーの犬猫の体で起こっていること

  • 悪くないものでも追い出そうとしてしまう
  • そこまで害のないものを過剰に追い出そうとしてしまう

⇒ これがアレルギー反応の正体

 

 

メンエキさんが間違えやすいもの

よくわんちゃん・猫ちゃんのアレルギーというと「食べ物アレルギー」を思い浮かべる方が多いですが、アレルギーは食べ物に限った話ではありません

アレルギーは以下の2つに大別できます。

  • 食物アレルギー
  • 環境アレルギー

 

食物アレルギー

特定の食べ物を「よくないものだ」とメンエキさんが間違えて追い出そうとしてしまう反応。

 

 

環境アレルギー

ノミやダニ、花粉などをメンエキさんが過剰に追い出そうとする反応。アトピーと言われることもあります。

食物アレルギー、環境アレルギーのどちらにしてもかゆみ下痢をするといった症状が出てきます

 

アレルギーになりやすい時期

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食物アレルギーと環境アレルギーがあると書きましたが、何歳であってもなるものなのでしょうか

 

答えはNoです。

 

どちらのアレルギーで若い年齢で初めて発症することが多く、高齢になって初めて発症することはあまりありません。

なので高齢期に入った子がかゆがっているからといって、

 

飼い主さん
まずい!ゴハンが合わないんだ、すぐ違うものを買いにいかなきゃ!

 

というのは無駄なお金を支払う可能性が高いです。

 

✅注意

ネット上では特定のフードを売りたいために「かゆみやフケの原因はすべてアレルギーである」と思わせる記事がたくさんあります。

まずきちんと自分の子が初めてその症状が出たときの年齢を思い出してください

そのうえでそのような適当な情報を信じないように気を付けてください。

 

アレルギー検査の意味

自分の子のアレルギーを疑うと、「アレルギー検査をしてください!」と病院に駆け込む方が多くみられます。

TVでも花粉症の芸能人が「何の花粉に反応しているのか」を調べたり、「自分が持っているアレルギー項目」を調べたりしているからでしょうか。

 

ただ犬猫のアレルギー検査にどれだけの意味があるかというと「???」というかんじです。

私の知り合いの獣医師も「あまり意味がないよね」と言います。(100人以上の獣医師)

 

犬猫のアレルギー検査というのは「体内に間違いだらけのメンエキさんがどれだけ存在しているか」を調べるものであって、「メンエキさんがどれだけ働いてしまっているか」を調べるものではありません。

実はメンエキさんはどのペットの体にも存在はしているもので、メンエキさんがどれだけ積極的に働いてしまっているかが問題です。

繰り返しですがアレルギー検査は「メンエキさんがどれだけ働いているか」を調べることはできません。

なので2万円、3万円もする高額なアレルギー検査をする意義は少ないです。

また、特に食物アレルギーの場合は「何の食材に対して、どれだけメンエキさんが反応しているか」が仮に分かったとしても、治療方法はあまり変わりません

どうしてかというと「何の食物アレルギーでも対応できるフード」というのが開発されているからです。

以下のフードが一例です。

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人間の食物アレルギーでは原因となっている食べ物を避けて料理を考えなければいけません。

しかし犬猫の場合は毎日使うドッグフード・キャットフードで万能に対応できるものがあるんですね。

なのでそもそもアレルギーの原因が何かを調べることにあまり意味がないのです。

しいて言うなら、「おやつであげちゃいけないものが分かる」というくらいのメリットです。

ちなみにおやつでも「何の食物アレルギーでも対応できるおやつ」はあります。

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最後にまとめます。

✅アレルギー検査とは

  1. アレルギーに反応するもの(メンエキさん)が「どれだけ体内にあるか」調べている。
  2. それが「どれだけ働いているか」は調べられない。
  3. 食事アレルギーに対しては「どんなアレルギーでも対応できるフード」が開発されている。
  4. よって3万円、4万円かけて検査をする意味があまりない。

 

いかがだったでしょうか?アレルギー検査をしてみようかな、と思っていた方の少しでもお役に立てば幸いです。

 

 

 

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